Kingsoft Internet Security(キングソフトインターネットセキュリティ、中国名:金山毒覇)とはキングソフト社(中国名:金山軟件有限公司)が提供するWindows専用の無料および低価格帯の総合セキュリティソフトである。本項では主に最新版のインターネットセキュリティスイート「Kingsoft Internet Security 2015」について解説する。ウイルスパターンファイルをクラウド型サーバにて管理する、クラウドウイルススキャンを特徴とする。一般的なウイルス検出方式であるパターンマッチングは、最新のコンピュータウイルスを検出するためにはユーザーが最新のウイルス定義ファイルをパソコン内にダウンロードする必要があり、次々と生まれる新種のウイルスへの対応にタイムラグが生じていた。キングソフトの発表によるとこの技術によって95%の未知ファイルの安全性を1分以内で解析するとしており、新種ウイルスへの対応が格段にスピードアップした。また、一部のパターンファイルは従来通りローカルのパソコン側を置くことで、USB型などのオフラインでの感染の多いコンピュータウイルスにも対応した「ダブル防御」もセールスポイントして挙げられる。2010年8月実施のセキュリティソフトの評価機関であるAnti-Virus Comparativesの「パフォーマンステスト」において、Panda Internet Security 2011に次ぐ世界第2位の評価を得ており、日本国内で利用できる無料セキュリティソフトとしては、もっとも軽快とされる。検出性能に関しては、既知ウイルス検出の認証テスト機関「Virus Bulletin 100% award (VB100)」などでの多くの受賞歴がある。一方で日本国内の未知ウイルスに対しての検出力が弱点とされているが、中国のコンピュータウイルスへの検出性能は非常に高いという見解もある。「Kingsoft Internet Security 2015」は以下の2つのプログラムから成り立つ。広告付きの無料版と有料版がある。無料版の機能制限はなく、個人以外の商用利用も可能。また安全なPC利用環境を目指す社会貢献活動の一環として教育機関向けに有料版の無償提供も行っている。価格は税込。キングソフトは、このソフトウェアの「ポジティブな評判形成」のために、著名人たちにステルスマーケティング(ステマ)ともとれるような協力の依頼をしていたことが、セキュリティ研究者の高木浩光により明らかになった。これは、高木がキングソフトから届いたメールを暴露したものである。内容は、「次期バージョンをリリースするタイミングでネット、ソーシャルでの良好な評判を形成したい」「ポジティブな評判形成に協力してほしい」「『無料セキュリティソフトって良いよね』、『無料の中ではキングソフト良いよね』といった論調にしていきたい」「執筆料金も相談に応じる」といったものであった。キングソフトでは、数十人の業界のオピニオンリーダーや著名ライターらに対して打診メールを送っていたことを認めているが、ステルスマーケティングの意図はなかったと弁明した。しかしネット上では騒動となり、ツイッターではキングソフト製品を褒めたたえるわざとらしいコメントが「#お金ください」「#振込待ってます」というハッシュタグ付きで多数ツイートされる騒ぎとなった。2005年2006年2007年2008年2009年2010年2012年2013年2014年2015年
出典:wikipedia
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