小林 誠(こばやし まこと、1944年4月7日 - )は、日本の理論物理学者。素粒子理論を専門分野とし、小林の名が付けられた「CKM行列(Cabibbo-Kobayashi-Maskawa matrix)」や「小林・益川理論」で知られる。ノーベル物理学賞、日本学士院賞受賞。文化功労者、文化勲章受章者。名古屋大学の特別教授及び素粒子宇宙起源研究機構諮問委員会座長、高エネルギー加速器研究機構の特別栄誉教授、独立行政法人日本学術振興会の理事および学術システム研究センター所長、財団法人国際高等研究所のフェローを務める。愛知県名古屋市出身。愛知県立明和高等学校卒業。幼くして父を亡くしたため、母方の伯父に当たる海部家に身を寄せ、従兄の海部俊樹らとともに暮らす。名古屋大学にて坂田昌一らの指導を受ける。学位は理学博士(名古屋大学・1972年)。論文の題は 「軽粒子ハドロン散乱と流れ代数和則」。 卒業後は京都大学や高エネルギー物理学研究所(現・高エネルギー加速器研究機構)で理論物理学の研究を続けた。その業績により2001年に文化功労者に選ばれ、2008年には益川敏英、南部陽一郎と共にノーベル物理学賞を受賞した。内閣総理大臣を務めた海部俊樹、天文学者の海部宣男、愛知トヨタ自動車元副社長の小野茂勝は従兄。海部俊樹は後に小林について「年下だったので、マー坊と呼んで可愛がった。男の子にしてはおとなしく、いつも部屋で難しげな本を読んでいた。思えばあのころから、天才に『突然変異』する芽があった」と語っている。素粒子理論を専門分野とし、彼の名が付けられたカビボ・小林・益川行列で知られる。京都大学の助手であった1973年に、同僚の益川敏英と共にウィーク・ボゾンとクォークの弱い相互作用に関するカビボ・小林・益川行列 (CKM matrix) を導入した。ノーベル物理学賞の受賞が決定した後の2008年10月10日に益川敏英と共に塩谷立文部科学大臣と面会し、小林は「検定教科書は必要最低限が書かれるが、これは読む気を失わせる、もっとストーリーが必要」と苦言を述べた。
出典:wikipedia
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