ミス・ユニバース(Miss Universe)は世界を代表するミス・コンテスト。大会は世界各国の都市で開催され、世界80か国以上の代表が参加して世界一の栄冠を競い合う美の祭典となっている。また、ミス・ワールド、ミス・インターナショナル、ミス・アースと合わせて世界4大ミスコンテストとも呼ばれ、世界的に知名度の高いミス・コンテストの1つである。もともとは、1926年から1935年までガルベストンで開催されていた『International Pageant of Pulchritude』、別名『ミス・ユニバース』として開催されていた。しかし世界大恐慌と第二次世界大戦の影響で消滅した。1950年に開催された「ミス・アメリカ1951」の優勝者、Yolande Betbeze が、大会スポンサーの水着ブランド「カタリナ」(Catalina)から提供された水着でポーズをとることを拒んだことが「ミス・ユニバース」開催のきっかけとなった。この一件で「カタリナ」を製造しているパシフィック・ミルズ社(Pacific Mills)はミス・アメリカのスポンサーから撤退し、独自のミスコンテスト「ミスUSA」とその世界版「ミス・ユニバース」を1952年から開催した。最初のミス・ユニバースはカリフォルニア州ロングビーチで行われ、ミス・フィンランドの Armi Kuusela heffiner が優勝した。決勝は1952年の第1回から1971年までは毎回アメリカ合衆国国内で開催されたが、1972年以降は毎年違う国で開催されるようになった。1955年には最初のテレビ中継が始まった。1960年からCBSがミスUSAとミス・ユニバースの全国中継を行った。所有はミス・ユニバース社(パラマウント映画の関連会社)が保有していたが、1996年にドナルド・トランプがITT社の事業から買収され、本部もロサンゼルスからニューヨークに移転。1998年にはミス・ユニバース機構に変更。2002年以降はNBCとの合弁事業となるが、トランプの大統領選挙による不適切発言でNBCは2015年1月に開催された第63回大会を最後に撤退。2015年12月の第64回大会はFOXで放送された。決勝は原則プライムタイムで生中継されている。また、ミス・ユニバース機構は決勝の放送権を世界各国のテレビ局に販売している。日本からは1952年(昭和27年)以来、『ミス・ユニバース・ジャパン』の優勝者が日本代表となって大会に出場し、1953年には伊東絹子が3位で初入賞したほか、これまでに児島明子(1959年)と森理世(2007年)の二人が優勝してミス・ユニバースとなっている。また、アメリカ合衆国占領下の沖縄からは、1963年(昭和38年)から1968年(昭和43年)までの6年間、独自の「沖縄代表」が世界大会に出場していた。日本の朝日放送は、世界大会を1967年大会から1974年大会までJNN系列で、1975年大会から1995年大会までANN系列で地上波全国ネットで録画放映していた(進行は英語のため、日本語吹き替え。日本語版の進行役ナレーターは同局アナウンサー)。しかし翌1996年からは撤退し、以降は放映していないが、1998年以降は、CS放送・ケーブルテレビなどのFOXチャンネル(日本語字幕入り。)にて、世界大会の日本放映が復活している。2002年大会から2007年まで、優勝者の王冠はミキモト製を使用していたが、2008年大会はベトナムのPNJ社製のクラウンを使用した。2009年から2013年までは人工宝石会社Diamond Nexus Labs製のクラウンを使用していた。2014年大会以降はチェコのダイヤモンド・インターナショナル・コーポレーションのクラウンを使用している。2012年4月10日、ミス・ユニバース機構は規約を改正し、翌2013年大会から性転換者にも門戸を開放することを発表した。カナダ大会に出場したジェナ・タラコバ()が、男性として生まれたため「生まれつき女性であること」とする条件に反していたことと、その後性別適合手術を受けたのを理由に失格となった。その後、同機構の代表を務めるドナルド・トランプの意向で失格を撤回させたことが背景にある。選考基準として、単なる外見の美しさだけではなく、知性・感性・人間性・誠実さ・自信などの内面も重視される。また、社会に積極的に貢献したいという社会性を兼ね備え、世界80カ国以上から集まる各国の代表と対等に立てるグローバルな女性像が求められる。国の代表に選ばれると副賞として多額の賞金、高級車を贈呈される。なお、ミス・ユニバース2006年世界大会で第2位となった知花くららによると、ミス・ユニバースになった場合の活動内容について、「NYを拠点に、1年間世界各地をまわって、開発途上国などでチャリティー活動を行います。HIV撲滅のチャリティー活動がメインですね。」と、語っている。WME/IMGが出資しているミス・ユニバース機構はニューヨークに本部を置く組織で、ミス・ユニバース、ミスUSA、ミス・ティーンUSAの三つのミスコンテストを主催している。ミスUSAはミス・ユニバースのアメリカ代表となる。(ミスUSAがミスユニバースに選出された場合は規定によりミスユニバースを優先し、準ミスUSAの第2位受賞者がミスUSAに繰り上げ当選する仕組みとなっている)また、以上に挙げたミスユニバース機構主催の3つのコンテスト優勝者には、同本部があるニューヨークのトランプタワーを拠点に1年間生活し、慈善奉仕活動や、各種公式行事などのプロモーション活動に出席し、世界中の慈善活動の資金提供を受ける特典及び義務を与えられる。"2015年現在" "350881
出典:wikipedia
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