大市民は日本の漫画家、柳沢きみおの漫画作品。柳沢のエッセイ的作品で、とくに決まったストーリーはなく、作者自身の社会観や趣味、生活習慣について描いたもので、柳沢自身もライフワークと称している。作品の連載(第1シリーズ)が始まったのは1990年。以後、掲載誌を変更しながら連載は続き、2015年、「大市民 最終章」を以て完結した。1997年に日本テレビの深夜枠でテレビドラマ化(全4話)されている。また、2006年4月24日には、料理部分を選りすぐった『大市民グルメ「美味し!!」』が発売された。主人公の小説家・山形鐘一郎は人気作家でありながら貧乏生活という変わり者。また40代後半とは思えぬ体格と風貌で近所では人気者であったが、小説家であることは世間にも隠していた。ある日、山形が住むアパートの住人が酔いつぶれて倒れていたのを介抱したのをきっかけに、アパートの住人たちとの親交が始まる。隣部屋の住人・佐竹はバブルがはじけて無一文となった元不動産会社社長。佐竹の部屋に入った山形は呆然、家具もカーテンも何ひとつなく、着ている服や下着も一着だけだった。以後、佐竹は山形の部屋に入り浸りながら、貧乏生活をエンジョイする山形の生活法を一緒に楽しむようになる。『アクションピザッツ』(双葉社)に連載された。単行本は全10巻(双葉社)。単行本は全2巻(ぶんか社)。「イケイケ課長」1996年11月号から1997年12月号併録掲載分、及び第2巻出版にあたり描き下ろされた作品が収録された。『ヤングマガジンアッパーズ』(講談社)に連載。単行本はアッパーズKCより全5巻。『別冊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて2005年6月から2009年12月まで連載していた。単行本は、ニチブンコミックスより全6巻。『COMICジャンク』(あおば出版)にて2007年に前掲の『大市民日記』の連載と並行して連載されていた。雑誌休刊に伴い5話で終了。1,2話はコミックス『大市民日記』3巻に、3,4,5話は同4巻に収録されている。『ネメシス』(講談社)にて2010年より連載中。1994年、双葉社より単行本全1巻。2015年、双葉社より単行本全1巻。日本テレビ系列にて1997年12月3日から同年12月24日までのshin-D枠で『大市民』が放映された。全4回。週刊新潮2010年5月6.13日合併号より始まった柳沢きみおの連載エッセイ「なんだかなァ人生」には、『大市民日記』から今回の連載に至るまでの経緯が記載されている。第1回目のイラストは、「美味(うま)し!!」と言いながら笑顔で乾杯する山形の姿であり、その横には「大市民」の文字が書かれている。
出典:wikipedia
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