モスラ (Mothra) は1961年(昭和36年)の映画『モスラ』を始めとする東宝製作の怪獣映画に登場する架空の怪獣。ゴジラ、ラドンと並び東宝三大怪獣と称される。『モスラ』での初登場以降も多くの作品で活躍し、その外見や登場作品のファンタジックな作風が相まって、東宝怪獣では女性人気が一番高い。"moth" の名の通り、翼開長100メートルあまりの巨大なガの怪獣である。卵から孵化した幼虫は繭を作って蛹化し、さらに成虫へと羽化する。また、幼虫が繭を作る際に吐く糸は、戦闘時には敵を絡め取る手段として使用される。繭の形状はカイコに似るが、成虫の姿はカイコガやその原種クワゴには全く似ていない。幼虫期は一齢しかなく、初齢幼虫が直接蛹に変態する。成虫の前翅には大きな目玉模様がある。成虫はヤママユガがモデル(羽の模様のみヨロイチョウがモデルともされる)と言われており、白一色のカイコ蛾と比べてカラフルな色合いとなっている(このことから「極彩色の怪獣」とも呼ばれる)。また、カイコ蛾の羽は退化して羽ばたけないのに対してモスラは強靭な羽を持っており、太平洋も楽々と渡れるほどの飛行能力を有する。講談社の『モスラ対ゴジラ』の小説版では、「相次ぐ地球の異常気象による気候変動によってヤママユガの一種がインファント島で進化したもの」とされており、これは『ゴジラvsモスラ』での設定の基にもなったという説もある。初期作においてはゴジラを上回る巨体も特色であり、『モスラ』の原作と初期稿においては、「過去に出現したゴジラよりも巨大な体躯である」と語るシーンが存在した。『モスラ対ゴジラ』の成虫がゴジラとの対比でその大きさを表現したのを最後に、この点は描かれなくなった(『ゴジラvsモスラ』の幼虫は日本上陸時期には巨大だが、ゴジラとの交戦時には生まれたてで小さいという表現となっている)。成虫は鱗粉を出して相手を混乱させる技を得意とし、これでゴジラなどの敵怪獣を何度も苦しめている。ただし、『モスラ対ゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では「鱗粉を失うと羽がもろくなり飛行能力を失う(つまり死亡する)」という設定があるため、まさに「最後の攻撃」と言える(事実、2作とも成虫はゴジラに敗れ、その打倒を幼虫に託す)。水中戦は苦手で、『モスラ2 海底の大決戦』でのダガーラとの水中戦には苦戦している。『モスラ2』ではダガーラに対抗するために水中モードモスラやレインボーモスラ、『モスラ3 キングギドラ来襲』ではキングギドラに対抗するために鎧モスラへと変化する。平成モスラシリーズには「一度は敵に敗れ、それに対抗するために新たなモスラになり、再戦を挑みこれを倒す」という演出が多く見られ、これがモスラという怪獣自体の定番となっている。登場が予定のみに終わった作品としては、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』の原型となった『ゴジラ対ガイガン キングギドラの大逆襲!』(幼虫)、『ゴジラ対メカゴジラ』の原型となった『大怪獣沖縄に集合!残波岬の大決斗』(成虫)がある。英語ではMothra。蛾を意味する英語のMothと母を意味する英語のMotherを掛け合わせたもの。つまり、本来の「蛾の怪獣」という意味のほか、「母性を象徴する怪獣」としてこの名称がつけられた。事実、モスラは出演する映画において必ず何かしらの守護神的存在として位置付けられ(『怪獣総進撃』を除く)、明確に悪役として描かれたことは一度もない(『怪獣総進撃』でキラアク星人に操られて破壊活動を行なったり、1961年版の『モスラ』や『ゴジラvsモスラ』などで小美人を救うために破壊活動を行なうが、人間に対する害意はない)。別名は「巨蛾」「巨大蛾怪獣」「守護神獣」など。怪獣モスラは、第1作の後も多くの怪獣映画に採り上げられ登場している。以下はそのリストである(モスラ、モスラ族、その他の怪獣の順)。モスラの項で( )表記していない作品では幼虫・成虫の両方が登場。インファント島の守護神。小美人が興行師ネルソンに連れ去られたため、本能で小美人を追って東京にやってきた。幼虫の形態で180メートルにまで巨大に成長して都内を破壊し、東京タワーに繭を張って成虫になると、今度はネルソンの逃亡先であるロリシカ国のニューカークシティを破壊するが、福田善一郎たちが空港にモスラの紋章を描き、着地したところに返された小美人を連れてインファント島へ帰る。インファント島の守護神。親モスラとデスギドラとの戦いの最中に親モスラの危険を察知して卵から孵化した(エリアス姉妹のモル曰く「生まれてくるにはまだ時期が早過ぎる」また、「強い意志の持ち主だ」とのこと)。デスギドラに苦戦する親モスラの援護に来るもほとんど歯が立たず、尻尾を噛みつかれ血まみれになった挙句、頭を踏みつけられる。その後、親モスラが亡くなり、その意志を継いで屋久島で繭を作り成虫に変態する。樹齢1万年の屋久杉の力(1万年分の大地の記憶)を得た影響で羽根や複眼などが緑色になっている。この新たな成虫は多彩な技を駆使して戦い、幼虫のときとは比べ物にならないほどの圧倒的な力(親モスラの約3倍)でデスギドラを倒し、これを再度封印する。『モスラ2』のダガーラ戦では苦手な水中戦のために絶体絶命のピンチに陥る。こうした数々の戦いを経験していくうちに「レインボーモスラ」となり、「水中モード・モスラ(アクアモスラ)」や「鎧モスラ」への変身能力を身に付ける。羽化時、無数に分かれた(分身体)後に合体して一体になったため、分身攻撃が得意である。また、幼虫の時期には体色を風景と同化させて擬態する能力(フェイク・リフレクション)も持っている。エリアス姉妹がモスラを呼ぶ時に歌われる歌には、三作共微妙に違いがある。このモスラは「新モスラ」や「新生モスラ」とも言われるが、『モスラ2』のDVDのインストにおいては「モスラ・レオ」、「宇宙船YEAR BOOK 1997」では「モスラ・エクセルド」と表記された。また、これほどの沢山の変身を行ったのはこのシリーズのモスラだけである。歴代の幼虫で唯一ビーム発射(腹部からプチ・レールガンを撃つ)や擬態(フェイク・リフレクション)といった特殊能力を有している。『モスラ2』及び『モスラ3』に登場。ダガーラに敗れ、絶体絶命のピンチに陥ったグリーンモスラがゴーゴの「命の水」の影響で強化された状態であり、以後の通常形態になる。そのため姿形こそは以前のグリーンモスラ(上記の項目)そのままであるが、その名の通り虹色に変化した翼をもつ。水中モード・モスラ(アクアモスラ)に変身することができ、これによりこれまで苦手だった水中での戦いもこれで可能となる。次作のキングギドラ戦でも登場するが、攻撃が通用しないばかりか逆にキングギドラの圧倒的な力の前にー方的にやられて敗れる。そこで1億3000万年前の中生代の白亜紀に、モルの反対を押し切って二度と現代に戻ってこられないことを承知の上でモルの歌の力を得てタイムスリップする。そこでの若い頃のキングギドラとの戦いで最初は多彩な技で奮戦するが、次第にキングギドラの反撃に苦戦し、羽を食いちぎられるなどの猛攻撃を受けてー度は瀕死の状態に追い込まれるが、正気を取り戻したロラの歌によって復活する。最終的には相撃ち(正確には、火山にキングギドラを運んでいき葬った後に起こった火山の爆発に巻き込まれて大ダメージを負う)となり、ついに力尽き長い眠りにつくが、3体の原始モスラ達の糸でつくられた「繭のタイムカプセル」に包まれ、その中で眠り続けた末に息を吹き返し、さらに力と能力を増した「鎧モスラ」(下記を参照)に変身して、再びキングギドラと対決するために現代に帰ってくる。モルは「良い人と悪い人をすぐに見分けられる」と言う。『モスラ2』では眼などは以前のモスラの色の名残りを残し、緑色だったが、『モスラ3』では眼が青くなり、色調全体にも青さが増している。『モスラ2』と『モスラ3』に登場。水中戦を得意とするダガーラに対抗するためレインボーモスラが変身した水中形態。これにより、これまで水中戦が苦手だったモスラもダガーラと互角以上の戦いを繰り広げる。分身攻撃も可能。水への抵抗を少なくし、早く泳げるようにするため翼は斜めに小さくなっている。しかし、ちゃんと飛ぶことはできる。体型もレインボーモスラの時より若干細身になっている。頭の形も少し鋭利な形に変わっている。尾のあたりに3本のひれのようなものが生え、翼が4枚に分かれている。『モスラ3』ではレインボーモスラがタイムトラベルするときにも変身し、モスラ光速モードへ変身する際の途中形態でもある。「アクアモスラ」とも呼ばれる。鳴き声はレインボーモスラのものとはかなり違う。『モスラ3』に登場。レインボーモスラが中生代にタイムトラベルするために、アクアモスラ(水中モード・モスラ)を経て変化した姿。羽の形や色がアクアモスラの時よりもかなり変わっている。アクアモスラと同じく羽が4枚にわかれており、頭の形もより鋭利な形になっている。全体的にさらに鋭角な体型となった。『モスラ3』に登場。「平成モスラ三部作」史上最強のモスラである。レインボーモスラの時にキングギドラに敗れ、これを倒すべく中生代へとタイムトラベル、白亜紀型キングギドラを撃破し絶命した後、原始モスラ達の作った繭の中で1億3千万年も眠った末に息を吹き返して復活し、変身した究極の形態。その名の通り体全体が鎧のように硬くなっており、キングギドラの強力な引力光線をも受け付けていないうえ、その引力光線を束ねて放つトリプルトルネードを受けても、平気で飛んでいられるほどである。羽も同様に強化されてカッターのように使えるようになっており、大抵の物質は切断・破壊が可能(鎧・翼カッター)となっている(キングギドラとの2度目の戦いの際には、体当たりで片方の翼を切り落とすほど、強力かつ鋭い切れ味である)。また羽の形がぎざぎざした形に変わっており、色も変化している。額にある単眼が三つだったのが一つになっており、そこから発射される光線(鎧・クロスヒートレーザー)は以前のレインボーモスラと比べ、さらに威力が強化されてより強力なものになっていて、これによりレインボーモスラのときには通用しなかったキングギドラにダメージを与えられるようになっている。全体的に体長や翼長など、レンボーモスラの時とさほど変わらないが、体格では自身をはるかに上回るキングギドラを体当たりであっさり押し返し地上に叩き落すなど、基礎的な力が数倍に強化されている。胴体も鎧に覆われているため、足が隠れていて、触角もなくなっており、代わりに頭の両サイドに突起物がはえている(頭の下の辺りにも同じように、両サイドに上のものよりも短い突起物が存在している)。また、体毛も一切生えていない。その圧倒的なパワーでキングギドラを青色の塵に分解して倒す。戦闘後は鎧を解除し、親モスラに似た鎧モスラ・エターナルに変身する。『モスラ3』のラストに登場。キングギドラを倒した直後に鎧モスラが鎧を脱いだ姿。「平成モスラ三部作」での最終形態である。姿形こそは鎧モスラの形そのまま(頭部に関しては、鎧モスラのときにはなかった触角があったり、体毛があったり、足が存在したりと微妙にちがうところもある)であるが、親モスラによく似た温厚そうな外見をしていて、体色や羽の色も鎧モスラとはかなり違っている。額の単眼が消えた非戦闘モードである。結晶化したモルを蘇らせる。キングギドラのドームから開放された子供たちを見守るように羽ばたいた後、モルとロラとともにインファント島へ戻る。エリアスが乗る小型のモスラ。外見は親モスラと全く同じである。守護神であるモスラの眷属(=神の使い)であり、モスラの変化とともに外観も変化する。武器は触角からの光線(インパルサー)。周囲には微弱な結界があり、高速飛行時においてもエリアス姉妹を保護する。物質の分析やゴーゴの様な異生物との交信も可能。『2』では、植物のパワーを受けたモスラの影響により、翼の色が緑色に変化している。『モスラ』(1996年)に登場。先代のモスラ。卵を産んで死を待つところに出現したデスギドラに立ち向かう。最初は多彩な技で大奮戦するが、次第にデスギドラの圧倒的なパワーに苦戦を強いられるようになる。その後、幼虫と共に立ち向かうがそれでも歯が立たない。デスギドラを挑発、ダムを破壊させて濁流にデスキドラを飲み込ませた後に、幼虫モスラを海上まで連れていき、そこで力尽き、幼虫に全てを託して海の底へ沈んでいく。触角から光線を発射し、羽から稲妻を落とし、鱗粉をばら撒き、高速で体当たりするなど多彩な技を持つ。また、死ぬ間際に幼虫に屋久杉のことを教えるなど、知識も豊富である。この個体は『ゴジラvsモスラ』の成虫と容姿がそっくりで共通の技も多いが、作品的つながり(小美人の呼称や作品の背景等)は皆無のため別個体である。『モスラ3』に登場。中生代に生息していたモスラの祖先。人類による環境破壊以前の時代のため、複数の個体が存在し、劇中には幼虫が3体登場した。外見は現代のものとはかなり違う。レインボーモスラが鎧モスラへと変身するきっかけを作ったのは彼らであり、白亜紀型キングギドラを倒して力尽きたモスラを繭に包み、復活させ現代へ送った。成長した後の姿は劇中では確認されていない。モスラはゴジラシリーズにも何度も登場しており、「ゴジラ以外の怪獣」としての登場回数ではトップである。ゴジラは成虫に対しては何度か勝利するが、幼虫を完全に倒す場面は一度もない。成虫と、新たに卵から孵化した双子の幼虫の計3体が登場。成虫は『モスラ』に登場する個体。ゴジラが霞むほどの巨体だが、それでも老齢期ゆえに東京タワーで羽化した時より小さいとされる。成虫は、産んだ卵が台風により日本まで流され、その卵をゴジラが襲おうとしたため、卵を守るために残り少ない命を承知で日本に飛来する。ゴジラを衝撃波と引きずり攻撃、そして熱線を回避する機敏性で苦しめたが、鱗粉攻撃では決定的なダメージを与えられず、逆に放射能熱線が直撃して顔と羽を焼かれる。そのまま卵をかばうようにして着陸し、力尽きる。卵から孵化した2体の幼虫(赤い目の個体と青い目の個体)は、物陰を利用しながらの連携でゴジラを翻弄した末に糸で縛って海へ落とし、インファント島に帰還する。このうち1体(青い目の個体)は、帰還後に死亡している(後述)。幼虫が登場。前作まで青かった眼は赤に変更されている。『モスラ対ゴジラ』に登場した幼虫と同じ個体とされるが、2体のうち1体は死亡したと劇中で小美人が説明する。キングギドラ来襲の際に小美人が呼び寄せる。ゴジラとラドンに対して共闘を呼び掛けるも「いつも我々をいじめてきた人類を守る必要はない」と拒否され、止むなくキングギドラに1体で立ち向かうが勝負にならず、その悲壮な姿にゴジラとラドンもついに心を動かし、共闘の末にキングギドラを宇宙へ追い返す。ラドンの背に乗り、キングギドラを糸でがんじがらめにする活躍を見せる。成虫が登場。上の2作品に登場した幼虫が変態した姿ともされるが、劇中では特に言及されていない。最初は眠っていたが、秘密結社「赤イ竹」に拉致されたインファント島の人たちを救出するため復活。戦うことが目的ではないので、襲いかかろうとするゴジラを羽でチョップし、追い払う程度で済ませる。怪獣ランドに住む怪獣として幼虫が登場。赤眼。ゴロザウルスと同居している。前作までの個体やインファント島、小美人との関連性はない。キラアク星人に操られ、北京の列車や東京のモノレール駅を破壊。その後、富士のすそ野でキングギドラと相対し、クモンガと共に糸でこれを牽制、他の怪獣たちの戦いをサポートする。地球の先住民族コスモスの守護神。幼虫の眼は再び青くなっている。この作品以降から幼虫の尾の三つに分かれた突起の真ん中が長く伸びている。同族だが傾向が異なるバトラとは戦う運命にあり、不本意ながらこれと戦う。インファント島の地中から卵が出現し、島の開発を行っていた丸友観光によって日本に運ばれる途中に孵化。孵化の直前に出現したゴジラと戦うが、バトラの乱入に遭ってインファント島に帰還する。その後、丸友観光に連れ去られたコスモスを追って東京に上陸し、国会議事堂で繭を作り成虫となる(その際の糸の噴射スピードは昭和版のそれよりも早い設定となっている)。同時期に成虫となったバトラと横浜上空で激しい戦いを繰り広げるが撃墜される。その後、上陸してきたゴジラに対して、バトラには決して使うことがなかった超音波ビームで攻撃し、バトラと助けあって和解、共闘の末にゴジラを戦闘不能状態にして海へと連れ去る(ゴジラの尻尾をつかんだときに足から電流のようなものを流していたが、威力や名称は不明)。が、突如復活したゴジラにバトラが倒され、その海上でゴジラを封印、バトラの使命を受け継ぎ、地球に追突する隕石の軌道を変えるため宇宙へ旅立つ。その際、体に付着したゴジラ細胞により、後のスペースゴジラ誕生の一因も造ることになる。超音波ビームと鱗粉(電磁鱗粉、イオンクラフトの原理で揚力を得ている)を武器とする。鱗粉が撒かれている間はその中に雷が発生するほか、あらゆる光線や熱線を乱反射してしまう。これによってゴジラは放射熱線を封じ込められたばかりか威力を逆利用され、さらにバトラのプリズム光線の連携攻撃にも遭い、敗退することとなる。コスモスは「モスラ最後の武器」と呼ぶ。護国三聖獣の1体である鳳凰「海の神・最珠羅」として登場するが、従来のモスラと違って海を泳ぐシーンはない。インファント島及び小美人との関連性はないが、小美人を思わせる少女2人組がモスラを見上げる姿が劇中で見られる。外見は従来と異なり、体毛がなく脚や尾も蜂のようである。眼の色も青色ではなく紫色で、羽の模様も従来とは異なっている。『護国聖獣伝記』では尾に孔雀のような羽根が描かれている。今作のモスラは日本の自然の守護神であって、人間の味方ではないため、鹿児島県の池田湖から出現した際には、悪戯で犬を溺死させようとしていた不良たちを襲い、殺害している。その後、湖面に繭を作り成虫となる。飛行してゴジラの迎撃に向かい、途中から参戦したギドラと共にゴジラを迎え撃つ。しかし、ギドラがゴジラの攻撃で気絶、再びローンバトルを強いられた上、ギドラへのとどめとして放たれたゴジラの熱線からギドラをかばってこれを2回受け、燃やし尽くされる。そのエネルギーをギドラに与え、完全体である「千年竜王・キングギドラ」へ変化させる。なお、従来のモスラが使った鱗粉や光線は使わず、尾から飛ばす無数の毒針と脚による引っかきが攻撃方法。初代モスラの子孫。成虫は小笠原諸島の曾孫島で卵を生んだあと中條信一の別荘のある軽井沢に向かう。機龍(メカゴジラ)に代わりゴジラと戦う。鱗粉及び脚による引っかき攻撃でゴジラを苦しめるが、ゴジラに右前足を食いちぎられてしまう。援護にやってきた自身の子である2体の幼虫(双子の姉弟)をかばい、ゴジラの熱線に敗れる。2体の幼虫は機龍と共にゴジラと戦い、機龍のスパイラルクロウで体を貫かれてひるんだゴジラを糸でからめて動きを止める。機龍が身動きのとれないゴジラと共に海に沈んだあと、幼虫はインファント島に帰っていく。感情がたかぶると眼の色が青から赤に変わる。幼虫が双子であることは小美人も予想外だったらしく、驚きを見せる。インファント島の守護神という基本設定はそのままであるが、伝承によれば「かつて先祖がガイガンの襲来に際して戦いを挑み、敗れた」とされている。これにより古代の地球ではX星人達によるミトコンドリアの収穫が滞りなく行われ、後に「ミュータント」と呼ばれる地球人との混血種が誕生するに至ったと考えられる。インファント島の壁画には2匹の幼虫が描かれている。ガイガンが再起動し、X星人達の地球侵略が苛烈を極める地上に復活、モンスターXと改造ガイガンに苦しむゴジラの援護に現れる(ただし、タッグ戦は行わず、また劇中ゴジラと一緒に映っているシーンはない)。ガイガンとの空中戦においてカッターで羽の一部を切断され、その後、モンスターXと改造ガイガンを突進技(ボンバーラリアット)ではねとばし、ガイガンに毒鱗粉を浴びせた後、光線で大爆発して倒されたかに思われたが、その光線を爆炎として身にまといガイガンに体当たり(技名:ファイヤー・ヒート・アタック。この状態のモスラを「ファイヤーモスラ」と呼ぶ)してこれを倒す。ガイガンと共に爆散したかと思われたが、エンディングで小美人の待つインファント島へと帰還する(切断された羽は元通りになっている)。成虫が登場。ゴジラ、ラドンと共に緑の惑星「怪獣プラネット」に生息していた。飛来した宇宙探査船アース号に対して超音波光線で襲いかかるが、アース号が惑星からのワープによる離脱を行った後、地球の銀座に出現し、東京駅方面から出現したゴジラと遭遇、鱗粉攻撃などで激しい戦闘を行う。アース号から散布された惑星の緑の木の実を浴びて大人しくなり、青い光球に包まれて宇宙へ帰る。ゴジラアイランドの怪獣として登場する。生息地は「モスラのどうくつ」。造形物はいずれもバンダイのソフトビニール人形。怪獣救済募金として「モスラの羽根」なるものが作品世界に存在する。子モスラより後に登場。「モスラのどうくつ」に棲息している。平和を愛する守り神で、得意技は燐粉攻撃。これでザグレスの赤外線自動砲を狂わせたこともある。空を飛べる敵怪獣相手に戦ったり、ゴジラジュニア救出の際に鱗粉をばらまいて赤外線自動砲を狂わせるなど活躍したが、後に寿命が近付き、いつ死んでもおかしくない状態となる。そんな折りに出現したヘドラに無理を押して果敢に立ち向かった末、最後の力を振り絞ってヘドラをゴラス火山の火口へ落とすが、まもなく起きた噴火に巻き込まれて死亡する。その後、ヘドラを倒した新モスラの前に霊体となって現れ、「さようなら」と告げて消える。親モスラが産んだ双子のうちの1匹。初期から登場し、幼虫時代もX星人によって凶暴化したゴジラ達を説得したり、ゴジラとラドンと共にキングギドラと戦ったりする。後に成長して繭を作るも、その前の親モスラが死亡した際のショックで成長を拒むが、トレマの必死の呼びかけで成虫化、ゴジラと共にヘドラを倒す。その後、親モスラが残した双子のモスラの卵が発見されると、洞窟の中で懸命に温め、双子を守るためにバトラと戦う。成虫の外見こそモスラレオだが、眼の部分が少し違う。武器は触角と羽からの光線と鱗粉攻撃。親モスラが産んだ双子の妹。元は2つの卵があったうちの1つだったが、昔バトラとの戦いの際に守りきれないと判断した親モスラの手によって、仮死状態でゴラス火山の中に隠されていた。その後、ゴラス火山の噴火に伴い卵が発見され、初めは新モスラの手によって温められるが、メガロとデストロイアに奪われ、そしてマタンゴ島でバトラが卵を孵化させたことにより、バトラを親と思い込み、ゴジラアイランド中の怪獣を糸で縛り襲う。だが、用済みとしてバトラに攻撃されたことと、新モスラに卵の状態で温められていた時の記憶が甦ったことで正気に戻り、新モスラとゴジラと協力してバトラ達を追い払う。通常のモスラ幼虫の糸に加え、「平成三部作」のモスラレオの幼虫同様、プチレールガンを武器にしている。モスラはゴジラ関連のテレビゲームのほとんどに登場。『ゴジラvsモスラ』『ゴジラアイランド』に登場する。モスラの亜種であり、地球生命が環境汚染などに対し造り出した怪獣。モスラと同様に地球の守護神というべき存在であるが、「守護」を目的とするモスラとは相反し、「破壊」を目的としている存在である。コスモスによるとその名は「バトルモスラ」の略であるとされる。別名「戦闘破壊獣」、「黒いモスラ」。はるか太古の発達した文明時代に、気候を自在に操る機械が発明され地球生命を脅かしたため、文明を滅ぼそうと地球自らが生み出したとされる怪獣である。インファント島の遺跡にはバトラがモスラと同じ卵から生まれたことを示すと思われる壁画が描かれている。幼虫の時でも光線を放つなど、モスラに比べて、より攻撃的な能力を持つ。この光線はゴジラが破壊できなかったモスラの卵の殻も粉々に粉砕する威力である。体色は黒を基本とし、随所に赤や黄色がちりばめられ、羽には赤い稲妻模様が刻まれている。硬質な外骨格に包まれており、モスラの様に鱗粉を武器にすることはできないとみられる。触角ではない角を持つが、成虫になると飛行の邪魔にならないよう退化する。また肢がモスラよりもずっと長い。幼虫の泳ぎ方は、バタフライ泳法様である。バトラはコスモスの築いた古代の文明を攻撃し、コスモスの守護神モスラによって最終的に北の海に封印されたが、その際の気候操作機械の破壊により地表のほとんどが海中に没し、コスモスの文明は滅びた。巨大隕石の落下による汚染が引き金となり20世紀に復活する。復活したバトラはモスラをめがけて日本を通過。能登半島沖で受けた航空自衛隊のF-15のミサイルをものともせず地中に潜り、名古屋に出現し名古屋城を破壊。名古屋テレビ塔付近で陸上自衛隊の74式戦車部隊と戦い、角と目からプリズム光線を発射し多数を撃破するが、到着したツインメーサータンクと92式メーサー戦車の攻撃を受け、テレビ塔を倒して再び地中に潜行後、フィリピン沖に出現。コスモスを守るためにゴジラの気を引いていた孵化したばかりのモスラに襲い掛かかり、モスラを跳ね飛ばした後にゴジラを攻撃した結果ゴジラの怒りを買い、海底で激しく戦う。しかし、戦闘の衝撃がマグマ層に影響を与え、活動を開始した海底火山にゴジラ共々飲み込まれる。だが、バトラはモスラが羽化して成虫になろうとしている頃に姿を現し、海上で成虫となり再びモスラの元へ向かう。横浜みなとみらい21でモスラと激しく戦いこれを撃墜、続いて先のマグマ層の活性化で噴火した富士山から現れたゴジラを迎撃。一時は瓦礫の下に押し込めるが、油断して返り討ちにあい投げ飛ばされる、あわやというところでモスラが加勢。次いでモスラの苦境に助太刀し大観覧車を持ち上げた、ついにモスラと共にゴジラに挑み、モスラの燐粉攻撃に対してプリズム光線を反射させてゴジラを狙い撃ち、これを戦闘不能に追い込んだ。その後、モスラに自分の本来の使命を伝え、モスラとともにゴジラを空輸しようとしてゴジラの上半身に着陸(モスラは尻尾)、ここで突如ゴジラが復活、喉笛を食いちぎられて、至近距離からの放射熱線の直撃を受ける。ゴジラを離さず北の海へと運び出すが、熱線を受けて絶命、ゴジラと共に北の海深く沈む。本来の復活の目的は後に地球に飛来する巨大隕石の衝突を回避することであったが、ゴジラに倒されたために、モスラが代行する。この隕石破壊や、上記の文明を滅ぼそうとするなど、一方的な破壊を主眼としているためか、成虫時は耐久力に難があるとされる。ただし幼虫はミサイルやメーサーはおろか、ゴジラの熱線の直撃にも耐えている。また、敵の背後のビルを崩したり、もぎ取った観覧車を叩きつけたりと、戦闘技術はモスラよりも高いようである。蛹の状態は存在せず、幼虫の状態から閃光とともに一瞬にして成虫に変態する。その成虫化の様子は、ユスリカの蛹が尾を上下に振りながら水面を泳ぎつつ羽化する姿を彷彿とさせるものである。設定ではモスラが完全変態を行うのに対し、バトラは不完全変態を行うとされており、漫画版では変態の際に残した抜け殻が発見される。X星人の操る怪獣として、成虫のみ登場する。武器は目から発射するプリズム光線。『vsモスラ』と違い鱗粉攻撃が出来るようになっている。昔、ゴジラがいない頃のゴジラアイランドでモスラと争っていたことが司令官の口から語られている。初登場はメガロと共にゴジラアイランドを襲う。続く「ジュニア誘拐編」でゴジラジュニアを誘拐し、マタンゴ島の砦に幽閉するが、赤外線自動砲の誤爆に倒される。その後「ガイガン編」に登場した後はしばらく姿を見せなかったが、シーズン2の「二代目モスラ編」に登場し、ゴジラアイランドから拉致したベビーモスラの卵を温めて孵化させ、凶悪怪獣へと仕立て上げる。幼虫そのものは出ていないものの、ザグレスがメカキングギドラを買った怪獣自動販売機のボタンのマークの1つとして登場する。
出典:wikipedia
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