生麦（なまむぎ）は神奈川県横浜市鶴見区の地名。住居表示実施後は生麦一丁目 - 五丁目に分かれる。郵便番号230-0052。北西で岸谷、北で鶴見、北東で鶴見中央、鶴見川を跨いで東で下野谷町・小野町・末広町、南で大黒町、南西で守屋町、西で神奈川区子安通・子安台と隣接する。京急本線の花月園前駅・生麦駅及びJR東日本鶴見線・国道駅があり、旧東海道および国道15号線（第一京浜）が通過する。1862年9月14日（文久2年8月21日）に起こった生麦事件が有名で、生麦駅近くに事件の石碑が残っている。汎称地名として、1980年（昭和55年）まで存在した生麦町の町域全体を指して呼ぶ場合がある。この場合は生麦のほか岸谷、鶴見、鶴見中央の一部も含まれる。2005年（平成17年）5月末時点、カッコ内は前年同月比※生麦二丁目は%表示だと誤差が大きくなるため非表示。前年同月の二丁目の人口は14人。江戸幕府二代将軍・徳川秀忠の行列がこの地を通る際、道に水が溜まっており、通行ができなかった。そこで、村の人たちが、街道の脇の生麦を刈り取り道に敷き、その上を行列に通らせた。秀忠は感謝として、この一帯に生麦という地名を与え、村人に漁業を営むに関して特別な権利を与えた。古来は武蔵国橘樹郡貴志（岸）村と称した。江戸時代に生麦村に改称。「御菜八ヶ浦」の一つとされ、漁業が盛んであった。住居表示実施後は、生麦一丁目 - 五丁目を指して「生麦」と呼ぶことが多い。※下野谷町とは河川上の一点で接している。

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