ダンジグあるいはダンチヒ、ダンツィヒ、ダンシグ (') はアメリカの種牡馬である。自身およびその後継種牡馬が多数成功し、サドラーズウェルズと並ぶノーザンダンサー最良の後継種牡馬に数えられる。馬名の由来はドイツ帝国(あるいはプロイセン王国)の都市Danzig(現ポーランド領グダニスク)から。日本に輸入されていないため日本での読み方はさまざまである。ダンジグやダンチヒと呼ばれることが多いが、実際の英語読みはダンシグやダァンスィグに近い(IPA:dænsɪg)。本稿では「ダンジグ」で統一する。競走馬として、著名なレースを勝ったというような実績はない。2歳で1戦、3歳で2戦、いずれも大きな差をつけて勝っているが、未勝利(2歳)と一般競走(3歳)であった。デビュー戦で膝を剥離骨折して骨片摘出手術を行い、復帰して2戦した後に再び同じ箇所を痛めて現役続行を断念したため、競走馬としてのキャリアはわずか3戦で終えることになった。種牡馬としては、主に短距離で活躍する馬を多く輩出しているが、距離適性の広さがあり、チーフズクラウン、ゴールデンスネイク、ダンジグコネクションのように、2000メートル以上のG1競走でも勝っている馬もいる。また活躍する地域も、種牡馬入りしたアメリカだけにとどまらず、ヨーロッパや日本でも活躍馬を出している。孫の世代では優れたスプリント能力を伝えるとともに、距離適性を延ばし、エルハーブ(英ダービー)やピルサドスキー(ジャパンカップ、BCターフ、チャンピオンS)やチーフベアハート(BCターフ)やディラントーマス(凱旋門賞、KGVI&QES、愛ダービー)など、欧米を代表する中長距離の大レースを制す産駒も出ている。また、産駒のデインヒルは距離不問の万能種牡馬として活躍した。曾孫にはシンダー(凱旋門賞、英ダービー、愛ダービー)や牝馬ながらカルティエ賞年度代表馬を2度受賞したウィジャボード(オークス、BCフィリー&メアターフ2勝)やシーザスターズ(英ダービー、英2000ギニー、凱旋門賞ほかGI6勝)などがいる。日本では、日本国内でG1を勝ったダンジグ産駒はヤマニンパラダイスただ一頭だけしか出ていない。同じく日本調教馬のアグネスワールドは海外でG1勝ちを2つ獲得しているが、国内G1は獲っていない。重賞戦線で活躍した馬も多いが、海外の成功に比べれば物足りない活躍である。ダンジグ産駒のデインヒル (海外種牡馬であるが1996年に日本で共用) はG1を2勝したファインモーションなどの活躍馬を輩出し、アジュディケーティング・シャーディーは地方競馬を中心に活躍馬を出している。ダンジグの孫のチーフベアハートは数頭のG1勝ち馬を輩出している。2006年1月3日、老衰のためクレイボーンファームで死亡した。既に2004年に種牡馬としても引退しており、2005年度産駒27頭が最後の世代となった。など。他にも活躍馬、種牡馬多数、詳細はダンジグ系を参照。
出典:wikipedia
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