PATCOは、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州・フィラデルフィア市とデラウエア川対岸のニュージャージー州・カムデン郡とを結ぶ鉄道である。正式名称は、港湾局交通公社(Port Authority Transit Corporation)であり、デラウエア川港湾局(Delaware River Port Authority)(ペンシルベニア州・ニュージャージー州合同の政府機関)が路線の保有と運営を行っている。路線の全長は、23.3km。他の交通機関との乗り換えも考慮されており、フィラデルフィア市側では、南東ペンシルベニア交通局(SEPTA)の地下鉄(Market-Frankford Line)およびバス路線、カムデン郡側では、ニュージャージー・トランジットの鉄道路線(Atlantic City Line, River Line)およびバス路線に接続している。PATCOの建設は、1932年に始まり、1936年6月7日に開業した。開業の10年前に開通したベンジャミン・フランクリン橋を通ることで、デラウエア川を跨ぐ形で、フィラデルフィア市とカムデン郡は鉄道で結ばれることとなった。開業当初は、"the Bridge Line"と呼ばれ、4駅(8th Street~Franklin Square~City Hall~Broadway)のみであったが、直後にGirard(SEPTAのBroad-Ridge支線)まで列車が運行されることになった。PATCOの開業と同時期に、フィラデルフィア市内でも、"Locust Street Subway"が1931年に開業し(8th Street~18th Street)、1952年までにBroad-Ridge支線の延伸線として8th Street~49th Street間を開通させた。しかし、1968年にLocust Street Subwayは廃止され、15-16th & Locust~8th Street間をthe Bridge Lineに接続させることでPATCOに引き継がれることとなった。なお、15-16th & Locust~8th Street間は、現在もセプタが保有し、PATCOが路線を借受けている。1969年2月15日には、Broadway~Lindenwold間を開通させ、現在の路線を完成させた。なお2005年の時点で、PATCOは、ニュージャージ州側の本線を分岐させる形で新たな支線(Camden County~Gloucester County)の建設を検討中である。
出典:wikipedia
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