サマーシリーズとは日本中央競馬会が、夏季競馬開催を盛り上げるために2006年より行う距離別のシリーズの総称である。競走馬に対するサマースプリントシリーズとサマー2000シリーズとサマーマイルシリーズ(2012年開始)および騎手に対するサマージョッキーズシリーズ(2007年開始)からなり、それぞれのシリーズのチャンピオンには褒賞金が与えられる。中央競馬における「夏季開催」の扱いは6月第1週-9月第1週(年によっては8月最終週)となっているが、サマーシリーズは6月中旬-「秋季開催」の始まる9月中旬の3か月をかけて争われる。新潟競馬場のみ、競走馬を対象とした3つのシリーズの競走すべてを行っている。また、サマースプリントシリーズおよびサマー2000シリーズには競走が1つずつ含まれている。このシリーズは特に芝のスプリンターの素質をもつ競走馬を対象にし、以下に示す6つの短距離重賞競走において出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬に5000万円(馬主に4000万円、厩舎関係者に1000万円)の報奨金を贈呈するというものである。このシリーズは特に芝2000mに適性を持つ競走馬を対象にし、以下に示す5つの重賞競走において出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬に5000万円の報奨金を贈呈するというものである。このシリーズは特に芝1600m(マイル路線)に適性を持つ競走馬を対象にし、以下に示す3つの重賞競走において出走した競走馬の成績をポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝馬に3000万円の報奨金を贈呈するというものである。このシリーズはサマーシリーズ期間中の重賞競走において、騎手が騎乗した競走馬の成績に応じてポイント化。最終的にポイントを多く獲得した総合優勝騎手に100万円の報奨金と商品を贈呈する。2014年までは商品に代わり、当時12月に阪神競馬場(2010年から西暦偶数年は11月に東京競馬場で開催)で行われる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」への優先出場権が与えられるというものであった(なお万が一、得点が同点だった場合には1着の回数によって決定。それでも同点の場合にはその2人の騎手がそのままWSJSに進出する)。2015年からは「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」自体が、サマーシリーズと同じ夏開催の「ワールドオールスタージョッキーズ」に変更され、優先出場権は日本ダービー優勝騎手および前年度MVJ受賞騎手に変更となった。2010年-2013年はサマースプリントシリーズ・サマー2000シリーズ・サマーマイルシリーズの当該レース以外に、夏競馬で行われる下記重賞競走も対象に加わっていた。2014年からはサマージョッキーズシリーズ対象競走がサマースプリントシリーズ、サマーマイルシリーズ及びサマー2000シリーズの競走のみとなる(実質2009年までのルールに戻る形となる)。以下は2013年の上記以外の対象競走である。各シリーズとも、対象レースにおいて以下のようなポイントを与える。なお、着順のない場合(出走取消、競走除外)については一律に1点を与えることとする。ただし、競走中止と騎手の責任による失格等の場合はポイントを与えない。2012年・2013年はGIの宝塚記念もサマージョッキーズシリーズの対象であったため、GIでのポイントが設定されていたが、2014年からは対象レースは再度GII・GIIIのみとなる。2010年のみ、当時重賞格付けがなかったレパードステークスは、GIIIと同ポイントとする措置をとった。このポイントの合計得点が13点以上(マイルのみ12点以上)でなおかつ対象レースで最低1勝以上を挙げた競走馬および騎手のうち、最もポイントを多く獲得した競走馬および騎手が総合優勝となる。競走馬の場合、2014年まで同点馬が複数いる場合は着順の上位を多く記録した競走馬を上位の扱いとし、ただしそれでも同じ場合は同点優勝となり、報奨金は等分される。2015年からは同点馬が複数いる場合はどちらも優勝とするように変更された。得点状況によっては優勝馬なしという結果も有り得る。騎手の場合は、2014年までは以下の順番で優勝騎手を決定していた。こちらも2015年からは同点の騎手が複数いる場合はどちらも優勝とするように変更された。2012年・2016年は、対象3レースの優勝馬がいずれも10ポイント止まり(他の2レースに未出走)のため該当馬なしとなった。2015年は、2頭が同点優勝となった(いずれも3戦全てに参戦し、1着1回と着外2回)。
出典:wikipedia
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