クムホタイヤ("Kumho Tire" 、錦湖(クムホ/きんこ)タイヤ、)は、1960年に設立された韓国のタイヤメーカーである。アシアナ航空などを有する錦湖アシアナグループの一社。クムホは「錦湖」の韓国語音訳。韓国内ではハンコックタイヤと激しいトップシェア争いを繰り広げている。世界では10番手前後のタイヤメーカーである。工場は韓国国内のほか、中華人民共和国(長春市、南京市、天津市)、ベトナム(ビンズオン省)などに展開中。同じ韓国メーカーであるハンコックタイヤとの大きな違いは、ハンコックタイヤは日本工業規格「JIS」をサイドに刻印をしていることである。クムホタイヤは「JIS」マークの刻印はないが、規格自体は取得済みで、他にも国際標準化機構(ISO)などの認定を取得している。両社とも世界的な自動車用品の工業規格であるアメリカのDOT規格やヨーロッパのe規格をクリアしており、純正タイヤとして採用している自動車メーカーも近年では増えている。なお純正採用の実績はハンコックに比べクムホの方が多い。近年、日本国内でも大手カー用品店・オートバックスが、プライベートブランド扱いでKUMHOブランドの専売タイヤを展開し販売を手がけるようになった。また、アップガレージなど地方のカー用品店でも販売を行っており、輸出向けブランド「Marshal」としても販売している。2011年、韓国メーカーとしては初となるラベリング制度を取得したエコタイヤを発表した。近年はモータースポーツへ熱心に取り組んでおり、韓国国内で行われていたコリア・スーパープリにタイヤを供給していたほか、ヨーロッパではユーロF3シリーズ(2011年まで)など、日本では全日本GT選手権→SUPER GT(2009年まで)やスーパー耐久などのカテゴリにタイヤを供給していた。しかし2012年現在はこれらの活動は全て中断されており、富士チャンピオンレースなどのアマチュアレースへの支援を行う程度に留まっている。2013年現在、AUTO GPにもタイヤの供給を実施中。TEAM TAKEUCHIは2006年の鈴鹿1000kmのGT300クラスにおいて、クムホタイヤを履いた車として、また、韓国のタイヤメーカーとして初優勝を果たした。2010年、タスマニアで行われたオーストラリアラリー選手権のタイヤサプライヤー(150本程度)を務めたが、タイヤサイズによってコンパウンドが違っており、コントロールタイヤにも関わらずイコールコンディションが保たれていないという前代未聞の事態となった。選手からの不満はもちろん、主催者からクムホに対して多くの疑問が投げかけられたが、わずかな回答しか得られていない。
出典:wikipedia
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