『がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め』(がんばれゴエモンスリー ししじゅうろくべえのからくりまんじがため)は、1994年12月16日にコナミから発売された日本のゲームソフト。スーパーファミコン版『がんばれゴエモン』シリーズ第三弾。横スクロールアクションを基調としていた前二作から変わって、謎解き要素の強いアクションアドベンチャーとなっている。アクションステージ1面や一連のインパクトステージを1つのアプリとした携帯電話版も配信されている(#携帯電話版についてを参照)。2009年9月15日からはWiiのバーチャルコンソールで、2013年10月16日からはWii Uのバーチャルコンソールでそれぞれ配信されている。物知りじいさんの新たな発明であるタイムマシンのお披露目に付き合わされたゴエモンたちは、物知りじいさんが未来のギャルを追いかけまわす光景を、モニターを通じていつものように呆れ顔で見守っていた。ところが、突如、姿を現した謎の怪人物シスター・ビスマルが、物知りじいさんごとタイムマシンを強奪して逃げ去ってしまう。サスケの元を尋ねろとのじいさんの言葉に従ってゴエモンとエビス丸は伊賀へ向かい、サスケ、事態を聞きつけて追って来たヤエと合流しタイムワープ機能を搭載したゴエモンインパクトの2号機を起動させる。しかし、そこに現れたビスマルが江戸の町をめちゃくちゃに破壊した挙句、おみっちゃんをさらい、タイムワープして未来へと逃げさってしまう。ビスまるを追って荒廃した未来の江戸の町「ネオ大江戸」にたどり着いたゴエモンたちは、物知りじいさんとおみっちゃんを救い出すべく、事の首謀者であるネオ大江戸の支配者・獅子重禄兵率いるからくり盗賊団に立ち向かうのであった。本作ではマップ画面はエリア単位の移動ではなく、町やアクションステージの間の移動などに用いられている。また、マップ画面、アクションステージを問わず使用キャラクターを随時切り替えることができ、アクションステージにおいてはその使い分けを要求する仕掛けが多数用意されている。マップは現代と未来の2つの世界から成り、それぞれのエリアには体力の回復やアイテムの購入をする「町ステージ」、俯瞰視点画面で敵を倒しながら目的地を目指す「道中ステージ」、横スクロール画面でエリアのボスを目指す「拠点ステージ」が配置されており、ボスが巨大からくりメカなどの場合は「激震インパクトステージ」と「巨大からくりメカ戦闘ステージ」の流れで進行する。なお、本作では謎解き要素の多さから時間制限が廃止され、プレイに専念できるようになっている。ライフゲージは全キャラクターで共有となっており、初期数値はハート5個(実質10。ハート1つにつきダメージ2回まで耐えられるが、一部例外あり)、残機数3(表示上は2機)。体力は「銀の招き猫」を4つ入手するか、「金の招き猫」を1つ入手することで最大ハート16個(実質の数値上では32)まで、残機数は「大入り袋」の購入で最大99機まで増加できる。体力が0になるなどで1機減り、残機が無くなるとゲームオーバー。ゲームオーバー時にコンティニューを選択すると、最後に旅日記を取った(セーブした)地点からのやり直しとなる。なお、本作に限り穴への落下やスクロールアウト時は即死とならず体力が減少した上でその地点の付近から復帰する。前作ではサブウェポンで敵を倒しても小判などが出現しなかったが、本作ではアイテムを落とすように設定し直された。これまでの原則であった招き猫による武器のレベルアップシステムが廃止され、代わりに各キャラクターに設定されたイベントをクリアして武器をグレードアップするようになった。これによって、『がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜』から登場していた、体力の上限を増加するアイテム金の招き猫の下位に当たる「銀の招き猫」として改めて登場した。銀の招き猫は4つで金の招き猫1つに相当し、それぞれ過去と未来のあらゆる場所に点在している。前作で姿を消した「術」が復活し、サスケを除く3人は各地の道場で修行をクリアすると術を覚える。術は1回使用する毎に巻物を10本消費するが、エビス丸とヤエの術のみストーリー進行上、必須であるため、巻物を消費せずに術が使える。本作でも2人同時プレイが可能で、「ひとりであそぶ」プレイ中に2プレイヤー側のスタートボタンを押すと途中参加できる。「ものまね変化の術」修得後にYボタンを押しながらキャラクターを変更すると、通常時とは異なるカラーリングになり、2人同時プレイ時には同じキャラクターを同時に使えるようになる。なお、本作では2人同時プレイの場合でも体力と残機数を共有する仕様となっている。前作まで登場していた「おんぶシステム」に代わって、苦手なステージを一方のプレイヤーに任せ、自分はひょうたんに入って安全に進行できる「ひょうたんシステム」が採用された(特定の場面ではひょうたん状態が強制的に解除させられる場合もある)。物知りじいさんが過去と未来の両方で製作した、一人乗りの搭乗型からくりマシン。未来の拠点ステージに点在する鳥居型のチューンアップ装置を利用することで新たな機能が追加される。ダッシュボタンの長押しで縦、横いずれかの高速直線移動が可能。初期状態ではエネルギー上限は300だが、「燃料タンク」の入手によって最大500まで増加する。エネルギーは追加機能の使用で減少し、0になると使用不可となり、敵の落とすエネルギーボールかよろず屋で販売されているエネルギー缶の購入での補給が必要となる。搭乗時のダメージはキャラクターのダメージに反映される。本作は通常のアクションステージの他に、以下の特殊なステージが存在する。インパクトを操作して敵の巨大からくりメカと戦う特殊ステージ。基本は前作を踏襲しており、エネルギーや小判弾を稼ぐ前哨戦ステージと、敵メカとの戦闘を行う戦闘ステージの二つに分かれる。巨大メカ戦ステージに敗北した際および、激震インパクトステージ開始前にセーブした場合は、必ず激震インパクトステージからの再戦となる。ゴエモン、エビス丸、サスケに加え、外伝作『きえた黄金キセル』からのゲストキャラクターであった「くのいち・ヤエ」がプレイヤーに追加された。ジャンプ力の差の違い程度だった『奇天烈将軍マッギネス』と異なってキャラクターの性能差がハッキリと表れるようになり、状況に応じてキャラクターを切り替え個々の能力を活かして進んでいく。各社の携帯電話用サイトにおいて全8話12本(一部の話に前編・後編が設定されている)のアプリが配信されている。この携帯電話版では、1つのアクションステージや一連のインパクトステージが1つのアプリとなっており、クリアすることで順次次の話に相当するアプリがダウンロードできる仕様となっている。また、ダウンロードページにおいて各アプリの間の話を読むこともできる。アクションステージにおいては使用可能なキャラクターが各ステージにつき2人設定されており、その2人のメイン・サブ武器を使い分けて進むことになる。大半のステージのマップは一部簡略化されているが、後半では逆にステージが追加されている物もある。各話のクリア時やゲームオーバー時にゲーム中で獲得した小判をサイトに送ることで、待ち受け画像や着信メロディの他、以下の5本のおまけゲームと交換し小判を増やすことができる(下3本についてはプレイにもゲーム中の小判を必要とする)。なお、Yahoo!ケータイに限り、この他にゴエモンインパクト風のロボットを育成する『ゴエモンコンパクト』も配信されている。
出典:wikipedia
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