『New Space Order』(ニュースペースオーダー)は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)が開発していたリアルタイムストラテジーゲーム(Real-time Strategy、RTS)である。プレイヤーからの略称は「NSO」。New Space Orderとは「新宇宙秩序」を意味し、これは本ゲームの舞台背景となっている「新宇宙秩序戦争(The New Space Order War)」からとられている。開発チームは「PROJECT STARLINE(プロジェクト・スターライン)」。メインディレクターは高橋徹。設定担当は『機動戦士ガンダム 戦場の絆』のディレクターであり、『ソウルキャリバーV』のプロデューサー、夛湖久治(エンスーT)。サウンド担当は『THE IDOLM@STER』に携わった石川哲彦。2004年、ナムコ直営のインターネットカフェ「知・好・楽」にてクローズドβテストを開始した。この時点では、NSOはクローズドβであり、一般のダウンロードや購入は不可能であった。知・好・楽のうち、新横浜店、高田馬場店のみで実施されていたが、2007年2月4日付けでテスト設置が終了となった。また同年2007年2月16日から17日にかけて行われた、AOUショー2007にて「アーケードゲーム」として出展された。状況は、リリースに向けて開発中とされており、カウンターストライク ネオ(Counter-Strike NEO)の筐体でNSOとの同時利用が可能とされた。が、これ以降、開発状況についての公式なコメントはないまま、公式ホームページの更新が停止した。ただし、例外的に下位コンテンツである New Space Order -Link of Life- のメカニックスの不定期更新と、毎年4月1日のエイプリルフールには恒例とも言うべき更新がされていた。しかし、2008年12月に公式ホームページ上にて、正式な開発の中止が発表された。それ以降、期間限定で公開していた壁紙、過去のエイプリルフールページなどが2009年1月26日まで再公開され、その後、トップページにメルニクス語の隠しメッセージを入れた状態で閉鎖された。ただし、この閉鎖はトップページから各コンテンツへのリンクを切っているだけに過ぎず、現在でも直接URLを入力すると各コンテンツをみることが可能となっている。また、この状態のまま更新もされている。一例として2009年4月1日のエイプリルフールも例年どおり更新されたほか、今なお現存する New Space Order -Link of Life- 以下のコンテンツ(これも直接URLを入力しないと行けない)も非定期ながら更新はつづいており、2009年9月時点でメカニックスが更新されている。バンダイナムコゲームスの定める『UGSFシリーズ』作品の一つである。流れとしては『エースコンバット3』に登場した「ゼネラルリソース」や「ニューコム」がこちらでも登場する。またゲーム中では「ジオキャリバー(スターブレード・オペレーション・ブループラネット)」「ドラグーン(ギャラクシアン³)」「ゾルギア(ギャラクシアン³)」の設定を引き継いだユニットが登場し、公式ホームページ内のショートストーリーでは「ジオソード(スターブレード)」、「ソルバルウ(ゼビウス)」との関与も匂わせている。さらに後述のフラッシュノベル New Space Order -Link of Life- では一部の国家が「テイルズ オブ エターニア」のメルニクス語を会話言語として使用するなど、UGSFシリーズ以外にも多くのナムコゲーム世界を集約した作品となっている。ゲーム中で使用可能な国家は、以下の4つ。New Space Orderは、いわゆる戦術・戦略級のリアルタイムストラテジー(RTS)ゲームという位置づけになる。日本国内においてRTSは『エイジ オブ エンパイア シリーズ』或いは『エンパイア・アース』等に代表される文明級RTSが一般的であり、非常に珍しいケースである。これは、文明級RTSの難解さを回避しライトユーザーを取り込む手段とも見て取れる。その意図の一環として、他のRTSに比べ操作説明を行ういわゆる「チュートリアル画面」等もパソコン初心者等を意識した作りにしたと言う事がディレクターの講演にてコメントされている。宇宙を舞台にしたいわゆる4xスタイルのストラテジーであり、広大な宇宙空間を探索し各惑星へ移住・占領を行う事で領土を拡大し、敵軍の母星と敵軍のユニット=敵戦艦を見つけ出しこれらを殲滅する事が第一条件となる。ゲーム開始時、所有する自軍の首都(母星)を除く各惑星はもとより敵軍のユニット等はマップに表示されていない。この為、母星から偵察ユニットを生産・出動させ任意の空間を探索する。探索を行うとその空間に隠匿されていた惑星の位置が明らかとなり、これらに移住を行う事が出来る。移住を行った星からはスターラインネットワークと呼ばれるラインが放たれ、隣接する自軍の惑星にリンクする。このような状態で結ばれた惑星間ではその惑星から生産される資金・資源と、惑星から見える範囲の情報が共有される。これは特に「星系」と呼ばれる。星系の規模が拡大するに従い、共有出来る資金・資源の量も増加する為、こうして蓄積された資金・資源を使い、自軍が所有する惑星に造船施設を建造、さらに自軍の戦闘艦を建造することが出来る。自軍の戦闘艦にはそれぞれ等、様々な物があり、状況によって使い分けねばならない。また、共通して艦の側面、背後は受けるダメージが高くなるようになっているため、プレイヤーが直接指示を行う場合はこれを留意した戦術が要求される。また、ユニットで艦隊を組んだときに旗艦を設定でき、旗艦の経験によって艦隊全体の能力が底上げされる設定が予定されている。戦局が膠着した場合、最終局面で「敵領土である惑星そのものを一撃で破壊できる決戦艦」といわれるユニットが作れるようになり、これをめぐって膠着を打開する決戦が起こるよう意図されている。最終的にこれらを駆使し、敵の母星を見つけ出し、占領・破壊する事が出来たプレイヤーが勝利となる。2007年2月14日に、フルボイスFlashムービーノベルの「New Space Order -Link of Life-」が公開された。Flash制作は、Romanceworkと以前ナムコの映像制作に携わったTANAKA U。これは、公式サイトで書かれたショートストーリーを継承したものであり、U.G.を主軸においた内容となる。全10話。また、ニュースペースオーダー本編で設定を担当している夛湖久治(エンスーT)によって、メカニックスと呼ばれる項目にて、登場する軍艦や技術・キャラの裏設定などの詳細な説明が行われている。
出典:wikipedia
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