主題優勢言語(しゅだいゆうせいげんご、)とは、文における主題(話題)が統語論的に決まった方法で明示され、それに比して主語が重視されない言語を指す。話題卓越性言語などともいう。代表的なものとして日本語、朝鮮語、中国語、インドネシア語など東・東南アジアの諸言語がある(東アジア言語参照)。これと対立するタイプの言語を主語優勢言語(subject-prominent language)と呼ぶ。これらは言語類型論的観点からチャールズ・N・リーとサンドラ・トンプソンが1976年に提唱したものである。主題(話題語)は、日本語のように係助詞「は」で示されるもの、中国語のように語順(文頭)で示されるものがあり、見かけ上主語と区別しにくい場合も多い。英語などの主語優勢言語と比較すると、以下のような特徴が見られる。なお、主語優勢言語でも主題を標示する方法が存在しないわけではない(語順によるもの、主題を強調する言い回し、「は」に当たる助辞を用いるものなど)。また、主語優勢言語でもスペイン語のように、通常は主語の代名詞を音形化しない言語もあるが、これらは動詞に主語の人称・数が明示されるので、主題優勢言語における主語の省略とは異なる。さらに主語優勢言語でも意味上の主語と形式上の主語が異なる言い方は多く見られる。
出典:wikipedia
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