全日本空手道選手権大会（ぜんにほんからてどうせんしゅけんたいかい）は、空手道の全日本大会である。様々な団体が同一名称で毎年大会を開催している。全日本空手道連盟は毎年12月第2土・日曜日に日本武道館などで開催している。競技は男女別の組手競技の個人団体と個人形競技の計6種目が行われ、空手道日本一を決める大会である。組手競技は男女それぞれ各都道府県代表1名（東京都と大阪府は2名）、実業団連盟代表1名、学生連盟代表2名、高体連代表1名、前年度優勝者1名の54名のトーナメント方式で争われる。組手個人優勝者には天皇盃および皇后盃、団体戦優勝チームには内閣総理大臣杯が授与される。形競技は北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の各9ブロックから1名ずつと実業団連盟1名、学生連盟1名、高体連1名、前年度優勝者1名の13名のトーナメント方式で争われる。大会の模様は最終日のみNHK Eテレで録画放映される。国際空手道連盟極真会館は、毎年11月に「オープントーナメント全日本空手道選手権大会」を開催している。「オープントーナメント」とは、極真会館以外の流派や団体に所属する人間も参加できるという意味である。基本的に組手と杉板の試割りが行われる。全日本選手権は無差別級だが、体重制を取り入れた「オープントーナメント全日本ウェイト制空手道選手権大会」も毎年6月に開催している。放送はフジテレビで録画放映される。全世界空手道連盟新極真会は、毎年10月に「全日本空手道選手権大会」を開催している。新極真会と名称を変更したあとも「我こそが真の極真」という姿勢は変わらず、創始者大山倍達とし公式大会の大会名称、開催回数、入賞者も極真会館の記録を引き継いでいる。選手権大会は無差別級のオープントーナメント制で行われ、新極真会以外の流派や団体に所属する人間も参加できる。第38回大会からは女子の部も同時開催している。放送はBS-TBS・J SPORTS『新極真魂』で放映他、YouTubeでも配信されている。財団法人極真奨学会極真空手道連盟極真館は、毎年11月に「オープントーナメント 全日本空手道選手権大会」を開催している。「オープントーナメント」とは、極真館にかかわらず他派閥の極真カラテを含めた全ての他流派や団体に所属する者でも参加を受け入れる大会である。試合形式は、従来の手技による顔面攻撃を禁止したフルコンタクトルールでありながら、あくまで元来の空手を意識し手技顔面攻撃に対する間合いを保つことをルールに組み入れられている。このルールの確立によって、手技による顔面攻撃禁止によって問題となっていた弊害が取り除かれ、一本勝ちによる試合が増えた。全日本極真連合会は、毎年11月に「オープントーナメント全日本空手道選手権大会」を東京で開催している。「オープントーナメント」とは、極真連合会以外の流派や団体に所属する人間も参加できるという意味である。全日本選手権は無差別級だが、体重制を取り入れた「オープントーナメント全日本ウエイト制空手道選手権大会」も毎年6月に大阪で開催している。国際大山空手道連盟は毎年11月に開催している。競技は軽量級、重量級、2005年より女子部、2006年より壮年部が加わり計4種目が行われる。白蓮会館は毎年11月に大阪府立体育会館第1競技場で開催されている。

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