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国技館5000人の第九コンサート

国技館5000人の第九コンサート(こくぎかんごせんにんのだいくコンサート)は、おおむね毎年2月の第3または第4日曜日に東京・横網の両国国技館で行われている、ベートーヴェン「第九」の演奏をメインとする音楽興行。毎年7月頃から全国各地より一般公募される5000人の合唱団員が参加することが大きな特徴である。現在の主催者は「国技館すみだ第九を歌う会」、墨田区。「国技館すみだ第九を歌う会」については、イベントの企画段階で、運営主体として墨田区文化観光協会の手により設立された経緯がある。このため、民間放送事業者の主催により行われている大阪「サントリー1万人の第九(1万人の第九)」並びに広島「第九ひろしま」と比較して、公的性格の強いイベントとなっている。協賛については、現在では地元企業を中心に複数が名を連ねているが、第2回から第10回まではライオン(特別協賛扱い。墨田区内に本社有)、第11回は日立製作所が、それぞれ一社単独で協賛していた。1985年2月17日の両国国技館落成を祝賀する目的で、初めて開催された。しかし構想自体は、その前年である1984年の年明け早々から芽生えていた。江戸時代から相撲等を軸とした町人文化で栄えてきた両国の地であったが、明治・大正・昭和と時代が進むにつれて、その頃の勢いは衰えを見せた。さらに第二次世界大戦後、進駐軍によって旧両国国技館が接収されてからは、隅田川の西側(両国から見た場合、隅田川を挟んで反対側)に位置する台東区蔵前に国技館が移ってしまい、隅田川の東側地域(墨田区など)は沈滞ムードに覆われていた。それが1985年1月の新国技館落成を機に、国技館が両国の地に戻ってきたのであった。このことにあわせて、隅田川の東側地域の活性化に繋げていきたいという思いもあり、墨田区文化観光協会の職員で後に「すみだ第九を歌う会」の事務局長を務めることになった石井貞光と、地方の音楽文化の向上等に取り組んでいた指揮者の石丸寛が中心になって、この「第九」イベントの企画が進行していった。こうした背景から、第1回の公演では「おかえりなさい国技館」のサブタイトル(テーマ)が付いた。また、墨田区の活性化と文化向上の起爆剤と位置づけていたこともあり、構想の段階において、翌年以降の継続を前提に議論が重ねられていた。なお、1985年の第1回公演時の記録として、報道発表は1984年4月24日、その翌日から合唱団員の募集を開始し、この年の「1万人の第九」公演日(12月2日)頃までに5,000人を達成した。コンサートは基本的には2部構成で行われている。なお、終演後は引き続き合唱団の「解団式」が執り行われる。この「解団式」では例年、都道府県別合唱団員紹介(紹介は原則としてグループ単位)が行われている。また、最後に行われる「乾杯の儀式」は名物にもなっている(この終演後の「解団式」は「第九ひろしま」でも例年行われているが、「第九ひろしま」では都道府県別合唱団員紹介は行われない)。第1部については、現在では名曲コンサート形式になっている。しかし、かつては式典が行われたり、創作作品の演奏だったり、「第九」に関するトークであったりと定型化されていない。また、第1部を置かなかった回もあった。中でも、第5回公演(1989年)の第1部では、当時「1万人の第九」で指揮をしていた山本直純が指揮台に立ち、「5周年記念委嘱祝典曲」の演奏が行われた。同一の指揮者が複数の大規模「第九」イベントの指揮台に立った例は、この山本直純と、第22回公演(2006年)で指揮台に立った円光寺雅彦(「第九ひろしま」の第12回公演でも指揮した)の2人だけである。合唱団規模は約5,000人で、首都圏はもとより全国各地からも集まってくる。また日本国外からの参加の実例もある。管弦楽については、東京交響楽団(東響)が創始時から参加している。これは、構想段階では東京都交響楽団(都響)ともう一つ程度の規模で計画されていたものの、都響側からスケジュールが合わないとの回答があり、代わりに東響から了承を取り付けることができたという経緯によるものである。第2回からは、後に墨田区とフランチャイズ関係を築くことになる新日本フィルハーモニー交響楽団(新日本フィル)も参加。この第2回以降、「5000人の第九」用に「国技館第九コンサート祝祭管弦楽団」の名称も用意された。さらに第16回からは、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(東京シティ・フィル)も参加している。また第2回では、東響と新日本フィルを中心に、全国のオーケストラからトップ奏者を選び出して特別に編成することも行われた。合唱団員の募集については先着順受付による。出演に際しては、所定のレッスンを受ける必要がある。例年このレッスンは9月下旬に開かれる「発会式」から始まり、年内は墨田区にあるで月3,4回のペースで進められる。(最近では、これとは別に「第九」の経験が無い初心者向けの特別レッスン(初心者コース)も設定されるようになってきている。)年明け以降本番までの間は、すみだリバーサイドホールのほか、東京都内を中心に首都圏各所に会場を設定してレッスンが進められる。また、本番前日には合唱リハーサルが行われるため、合唱団員は参加が必要となる。これまでに「国技館すみだ第九を歌う会」として参加した(有志を派遣した)主な演奏会、および公演が行われた都市を以下に記した。

出典:wikipedia

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