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五日市コミュニティ放送

五日市コミュニティ放送(いつかいちコミュニティほうそう)は、かつて広島市佐伯区を主な放送区域としていたコミュニティ放送局である。愛称は「FMななみ」(周波数の77.3MHzにちなむ)。自社制作番組とミュージックバードの番組で構成され、毎日5:00を起点に24時間放送を行っていたが、開局当時からスポンサー獲得や広告収入で苦戦を強いられていた。さらに追い討ちをかけるように、放送エリアがほぼ同じで局舎も約4kmしか離れていない「エフエムはつかいち」が、2008年2月23日開局することが決まる。これにより地元のスポンサー獲得、そして佐伯区・廿日市市においてのリスナー獲得が2008年以降、より一層厳しくなることが予想されたことから、2007年12月1日から放送を休止、2008年3月31日付で廃止となった。ミスズガーデン内に設置されていた放送センター・スタジオも、2008年4月初旬に撤去された。もともと、県域FM局の広島エフエム放送と、県域AM局のRCCラジオの2局が、圧倒的に支持されており、聴取率を激しく争っている状況が続いていた。それに加え、中区のコミュニティFM局であるFMちゅーピーも、FMななみの放送エリア全域をカバーした形ですでに開局していたため、後発のFMななみにとってその3局と競合せざるを得ない厳しい状況の中での開局であった。そのため、佐伯区五日市限定のローカルFM局を前面に打ち出したものの、スポンサー獲得で開局当初から苦戦した。その要因として、佐伯区五日市地区(旧・佐伯郡五日市町)の特質がある。広島市のベッドタウンとして人口も多く、商店街を中心とした商業で大きく発展した街であるものの、有力な大企業がない(特に工業、製造、流通業)ために、大きなスポンサーを獲得できなかった点が大きい。また、五日市の住民に、FMななみが浸透しなかった面も、同じように大きい。放送内容は、開局当初は多くの自社制作の生ワイド番組で編成。特に平日は7:30~19:00までを5つの生ワイド番組で編成しており、パーソナリティーも広島の人気ローカルタレントやDJらを起用。完全24時間放送、ミュージックバードからの番組供給など、県域局に対抗するべく積極的な番組編成だったが、逆にこの編成が、経営の負担になったことも否めない。もう一つの要因として、「エフエムはつかいち」の開局が決まったことが挙げられる。隣接する廿日市市に、FMななみから僅か4kmしか離れていない場所に局舎を構える、同じコミュニティFM局ということで、リスナーやスポンサー、地元廿日市・五日市に密着した放送内容といったあらゆる点で、直接的に競合することが予想され、放送休止の決定的な要因になった。実際、FMななみは、エフエムはつかいち開局の3か月前に放送休止し、開局した1か月後に廃止となっている。2007年7月、経営不振の為、FMななみのほとんどの自社製作番組が突然終了、多くのパーソナリティーが降板した。ただし、午前の3時間生ワイド番組「ななみレストラン」のみ、平日の生ワイド番組で唯一残ったものの、打ち切った他の生番組枠の穴埋めの為「ななみレストラン」を午後に再放送したり、音楽のみのフィラー番組を放送することで、ミュージックバードの番組で編成する夜まで繋ぐなど、経営不振が番組編成に顕著に現れるようになった。FMななみは、その4か月後の2007年11月30日に放送を休止。休止後も放送再開への模索が続いたものの、2008年3月31日付で廃止された。FMななみの放送エリアであった、佐伯区五日市は、他に2つのコミュニティFM局(FMちゅーピー、エフエムはつかいち)も放送エリアとなっている、いわばコミュニティFM局の激戦区である。広島都市圏最初のコミュニティFM局であるFMちゅーピー(中区)は、中国新聞の子会社であるため、中国新聞が経営面で大きく支援をしている。(中国新聞には番組表や番組の広告が毎日掲載されている)また、J-WAVEの番組も供給されている点も人気を得ている。エフエムはつかいちは、廿日市市と、災害時の24時間緊急放送の協定を結ぶことで、局の経営において廿日市市から支援を受けている。1日15時間のみ(のちに1日11時間のみ)の放送で、大半の番組が自社製作の生放送(音楽フィラーを含む)、パーソナリティーやレポーターも、局のスタッフや一般市民が担当するという徹底的な効率化と、ローカル色を前面に押し出した放送で、運営されている。しかし、FMななみは前述の2局のような大企業や自治体からの支援が全くなく、経営基盤が弱かったことも経営面で厳しかった一つの理由となっている。ちなみに、送信所の位置の関係でも、競合する他局と大きな差があった。FMちゅーピーやエフエムはつかいちは、送信所を広島湾に面した山の山頂に設置したことで電波を遮るものがないことが作用し、コミュニティFMであるにもかかわらず、広島市中心部、広島湾沿岸エリアの全域、遠くは山口県岩国市など、広範囲で受信できることから、本来の放送区域エリア以外の聴取者をたくさん取り込めている。一方、FMななみは、受信できる地域を佐伯区五日市・廿日市市西部と限定したことで、送信所を広島湾からは遠く離れた比較的低い場所に設置した。そのため、前述の2局と同じ出力にもかかわらず、五日市地区の周辺の山が障害になり、広島市中心部や廿日市市大野町以南などでは受信できず、結果的に、聴取者が佐伯区五日市と、西区・廿日市市・江田島市の一部に限られてしまい、放送区域エリア以外の聴取者を取り込めなかった2007年11月30日、唯一最後まで残った自社制作の生放送ワイド番組「ななみレストラン」には、休止を惜しむリスナーのメールやファックスが相次いだ。「放送は今日で一旦お休みしますが、必ず体制を立て直して、放送再開します。」という言葉をパーソナリティーが繰り返した。午後10時に停波し、そのまま放送再開されることなく、3年半の歴史にピリオドを打った。休止直前に、エフエムななみが公式に出したコメントや、地元の新聞「西広島タイムス」のラジオ番組欄には、「放送再開に向け、これからも協議していく。FMななみの諸業務は、今後も通常通り行う」と明記されていた。ちなみに、エリア内の各所で配布されていたフリーペーパー「クラブななみマガジン」は、2007年10月から12月までのタイムテーブルが掲載されていたことから、放送休止は、急遽決まったことがうかがえる。

出典:wikipedia

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