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オオタニワタリ

オオタニワタリ ("Asplenium antiquum" Makino) はシダ植物門チャセンシダ科に属する日本南部から台湾の森林内の樹木や岩などに着生するシダ植物。単にタニワタリとも言う。本州南岸以南に分布するが、南では近似種が他にもある。葉は細長く、先端がとがった広線形で、切れ込みなどはない。主軸はしっかりしていて、褐色に色づく。基部には少し葉柄があって、鱗片が密生する。胞子のう群は葉の裏側に並ぶ。葉の先端の方から中程まで、主軸の両側に、多数の直線状の胞子のう群が、主軸から斜め上方向へ、平行に並んでいる。茎は短くて直立する。葉は茎の先端に集中して放射状に配列し、斜め上に伸びるので、全体としてはお猪口のような姿になる。茎の側面はたくさんの根が出て、黒褐色のふわふわしたスポンジ状の固まりとなる。着生植物で、熱帯や亜熱帯では樹木の幹や枝に付着して成長する。ただし、日本本土など比較的寒冷な地域では岩の上や地上で生育するものが多くなる。葉がお猪口型になるのは、落ち葉をここに集めて、自分が成長するための肥料とするための適応と考えられる。ここに溜まった落ち葉はやがて腐葉土になり、葉の間から出る根によって保持され、株の成長とともに株の下部に発達する根塊の一部となる。このように、大量の根が樹上に大きなクッション状の構造を作るため、ここに根を下ろして生育する植物も出現する。沖縄ではオオタニワタリやシマオオタニワタリの大株には、必ずと言ってよいほどその下の根の部分から着生性のシダ植物であるシマシシランが多数の葉を垂らしているのを見かける。同様な着生シダのひとつコブランもこのようなところに生育する。また、ここにもぐりこむ昆虫もおり、東南アジアにはこの仲間の根塊にのみ穿孔生活をするクロツヤムシの存在がよく知られている。このように、タニワタリ類の根塊は一つのまとまった生物群集を支えることとなる。日本南部の暖地から台湾にかけて分布する。紀伊半島以南から南西諸島に分布する。日本本土での生育地のように冬季に冷涼な場所では生育や繁殖の速度が遅く、山林の減少や園芸目的などの採集圧により減少を続けている。近縁種のシマオオタニワタリとともにに指定されているほか、各県のレッドデータブックでは、高知県、徳島県で野生絶滅、東京都(小笠原諸島)、三重県、和歌山県、宮崎県、熊本県、長崎県、福岡県において絶滅危惧I類、鹿児島県、沖縄県で絶滅危惧II類に指定されている。日本には、本州南岸以南に分布し、三種ほどを区別するが、区別は難しく、種の範囲についても疑問が多い。近年、分子生物学的手法による再分類が行われている。大柄で、見栄えのする姿であるため、栽培されることも多い。欧米でもBird's nest fernと呼ばれて人気がある。海外で栽培されるのはシマオオタニワタリの場合が多いとのこと。ただし、それが目的で乱獲され、そのために激減している地域もある。和歌山県の南部海岸沿いには、何カ所かの自生地があるが、大抵の土地で自生株がほとんど残っていない。栽培するための乱獲が原因である。地元では栽培を続けているところもあるので、それを元の自生地に植え戻す活動も盛んに行なわれているが、盗掘も後をたたず、いたちごっこの様相を呈している。その一方で、沖縄諸島以南で多いヤエヤマオオタニワタリ("Asplenium setoi")は、生活圏から山林までの間に普通に見られ、繁殖力が旺盛で、数を減らすことはあまりない。観葉植物としては海外の近似種も持ち込まれている。なお、コタニワタリも欧米では栽培種として人気がある。近縁種のヤエヤマオオタニワタリの新芽は、特に八重山諸島で多く食用とされる。そのまま天麩羅にするとおいしい。八重山ではチャンプルーの具材に用いられることもある。台湾では、主にシマオオタニワタリ(中国語 台灣山蘇花)やリュウキュウトリノスシダ(南洋山蘇花)の新芽を「山蘇」(シャンスー、shānsū)と称して、ニンニク、梅干など好みの調味料と炒め物にして食べる事が多く、食用に広く栽培されている。

出典:wikipedia

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