ティア・マリア(Tia Maria)とは、コーヒー・リキュールの銘柄の1つである。アルコール度数は、26.5度。エキス分は、36.8%。ティア・マリアは、1947年にジャマイカ島にいた学者(医学者・微生物学者)ケネス・リー・エヴァンスが、同島の産品であるブルーマウンテンとラムを使って製品化したコーヒー・リキュールである。したがって、当初はラムをベースとするリキュールであった。これが、ケネス・リー・エヴァンスによる処方のティア・マリアである。しかし、その後、リキュールのベースが、ラムではなく、サトウキビを原料とする中性スピリッツに変更された。なお、ティア・マリアは、他のコーヒー・リキュールと同様に、そのまま飲用されたり、カクテルの材料として利用されたりする他に、しばしば製菓にも利用される。ティア・マリアの「ティア」は、スペイン語で「老婦人」を意味する。そして「マリア」は人名である。よって、「ティア・マリア」は「マリアおばさん」といった意味になる。このマリアとは、1655年にジャマイカを侵略した軍隊から、当時のジャマイカの名家に伝わっていた秘伝のリキュールを守った、同家の従者の娘の名前であると言われている。その後、約300年秘匿されていた、このリキュールの製法を記した資料とされるものが発見されたものの、経年劣化により読解不能となっており、結局、このリキュールの復元には至らなかった。この秘伝のリキュールと、コーヒー・リキュールのティア・マリアは別物であるのだが、この話に出てくるマリアを記念して、ケネス・リー・エヴァンスが製品化したコーヒー・リキュールを、「ティア・マリア」と名付けたとされる。コーヒー・リキュール全般が使用されるカクテルに、コーヒー・リキュールの1種として、このティア・マリアが選択される場合もある。例えば、ブラック・ルシアン、ホワイト・ルシアン、ホワイト・サテンなど。
出典:wikipedia
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