波留 敏夫（はる としお、1970年5月25日 - ）は、京都府京都市出身の元プロ野球選手（外野手、内野手）。シーズンより中日ドラゴンズコーチ。現役時代は上位打線で闘志を剥き出しにしたプレーを見せ、「ハマの核弾頭」、「突貫小僧」の愛称を持った。大谷高等学校を経て熊谷組へ入部。の第63回都市対抗野球大会で準優勝。のドラフト会議で横浜ベイスターズを逆指名し、2位で入団。ルーキーイヤーのは内野手として登録され、シーズン中盤より一軍に定着。終盤には怪我で戦線離脱した進藤達哉に代わり遊撃手として多く出場する。内野では三塁手も守ったほか、中堅手も多く守り、最終的には53試合に出場した。は中堅手として多く出場。初めて規定打席に到達し、打率三割を記録。調子や相手先発投手の利き腕に合わせ、同い年の石井琢朗と入れ替わりで1、2番打者を務めた。は、開幕から1番打者に固定されるなど好調だったが、徐々に調子を落とす。鈴木尚典、佐伯貴弘らとのし烈な外野のレギュラー争いに勝つことができず、規定打席未達に終わる。は開幕から好調を維持し、前年から石井が1番打者に定着したことにより、2番打者に固定された。打率.295の好成績を残し、自身二度目の規定打席到達を果たす。しかし同年オフの11月にプロ野球脱税事件への関与が発覚し、の開幕から6週間の出場停止処分を受ける。横浜球団独自の方針で謹慎中は二軍戦にも出られなかったが、5月16日の中日戦で1番・中堅手で復帰する。調整不足からしばらく調子が出なかったが、7月には月間MVPを受賞するなど調子を取り戻し、マシンガン打線の2番打者として横浜の38年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献した。翌は打率.298を記録し、2番打者ながらキャリア・ハイとなる15本塁打、70打点、21盗塁を記録した。も開幕から好調をキープするも、足の怪我で戦線を離脱。以後閉幕まで一軍復帰できず60試合の出場にとどまった。翌には背番号を1に変更し、新監督の森祇晶の方針により三塁手に再転向するも、シーズン途中に種田仁、山田博士との交換トレードで中日へ移籍。バイプレーヤー的な存在の内野手と先発中継ぎの両方ができる投手を求めていた森祇晶監督が、中日の星野仙一監督に無理を承知で直談判し、異例のシーズン中の同一リーグトレードが実現した。中日に移籍後も前年の故障の影響で成績は低迷し続け、翌オフ、酒井忠晴との交換トレードでロッテへ移籍。ロッテに移籍したも打率1割台と不振が続いた。翌の西武との開幕戦(西武ドーム)で1番・中堅手として開幕スタメンを果たす。しかし不振を脱することはできず、オフに戦力外通告を受け、現役を引退した。は主にJ SPORTS、スカイ・A、テレビ神奈川の解説者として活動。また熊球クラブ（日本野球連盟クラブチーム）に所属。、横浜の一軍外野守備・走塁コーチに就任し、には一軍打撃コーチに配置転換。、一軍外野守備・走塁コーチに復帰。、一軍打撃コーチに再び配置転換となったが、前年度から2年連続となるチーム打率12球団最下位を記録するなど打線は低迷した。からは二軍打撃コーチを務め、シーズンからは一軍打撃コーチにみたび復帰する。同年7月4日の対東京ヤクルトスワローズ戦前に、チーム状況の認識を巡って球団社長の池田純と口論になったと報じられた。同年限りで横浜を退団。シーズンより中日の一軍外野守備・走塁打撃コーチを務める。山崎武司によると同年から選手兼任監督に就任した谷繁元信（横浜、中日時代の同僚）が唯一連れてきたコーチが同じ年の波留だという。には二軍打撃コーチに異動となった。

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