ケビン・チャールズ・ミラー(Kevin Charles Millar, 1971年9月24日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス出身の元プロ野球選手(一塁手)。右投右打。にプロ入り。8月から4月にかけてMLB史上最長のストライキが実施された影響で、1995年のスプリングトレーニングにはオーナー側の命令で代替選手として参加していたためにスト破りを行った報復措置としてメジャー昇格後も選手会への加入を認められなかった。メジャーデビューはフロリダ・マーリンズ所属時のの事で、既に27歳となっていたが、次第に力をつけ、からは2年連続で打率3割以上をマークした。からは日本プロ野球の中日ドラゴンズでプレーする事となっていたが、結局ボストン・レッドソックスに移籍する事となった(後述)。レッドソックスでは一塁でクリーンナップを打つなど活躍し、移籍1年目にはかつて在籍したマーリンズのワールドシリーズ制覇を見る事となったが、翌には自身がワールドシリーズ制覇に貢献した。翌は、5月下旬には打率2割3分台に落ち込むなど、シーズン通してやや不調で2桁本塁打を5年連続でストップした。 同年オフにFAでボルチモア・オリオールズに移籍した。2月11日、トロント・ブルージェイズとマイナー契約をし、開幕メジャー入りを果たした。対左投手時のファーストとして、開幕スタートダッシュに貢献するが、結局不振に終わる。ちなみに背番号はアレックス・リオスとかぶったため開幕時は30だったが、リオスの移籍とともに15番に変更した。、カブスとマイナー契約を結んだが、開幕を待たずに解雇される。その後、独立リーグのセントポールと契約し、6試合に出場。現在は、MLBネットワークのアナリストとして活動している。2003年1月から2月にかけて中日ドラゴンズとボストン・レッドソックスの間で発生したミラーの入団を巡って起きた騒動のこと。2003年1月、それまで主砲として活躍していたレオ・ゴメスの引退に伴い、新しい主砲を探していた中日が当時フロリダ・マーリンズに所属していたミラーに白羽の矢を立て、2年契約年俸総額660万ドルで契約を結んだ。ところが、マーリンズが中日に譲渡する為にミラーをウェーバー公示にかけたところ、突如レッドソックスが獲得を表明した。メジャーリーグと日本球界の間にある「日本の球団に譲渡する目的でウェーバーにかけた選手は獲得をしない」という紳士協定を無視したものであった。レッドソックスはまずミラー本人と交渉をするが、ミラー側が拒否。すると、今度は中日に対し「ミラーに支払った契約金を全額レッドソックスで肩代わりする」「代替選手としてベニー・アグバヤニ(のちに千葉ロッテマリーンズ入団)を中日に譲渡する」と言う条件でトレードを申し込むも、中日側が拒否。後にメジャーリーグ機構が「ミラーの所有権は中日にある」という声明を発表したこともあり、中日はミラーを支配下選手登録する。しかし、ここで突如ミラーが翻意し、レッドソックスの入団を希望し、来日を拒否。中日側が説得を続けるも、ミラー側は「米軍で軍医補をしていた父親が最近のイラクを巡る状況から日本へ行くことを心配している」と頑として首を縦に振らず、さらに会談の日時を指定しておきながら姿を見せない、と言った態度に出る。また、メジャーリーグ選手会がミラーを支持し、中日がミラーとの契約を解除しない場合は、東京ドームで開催予定であったシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの開幕戦への選手派遣を拒否することをほのめかした事もあって、中日は「これ以上の説得は無理」と判断。結局「ミラーが契約金を全額返還し、中日側に謝罪をする」「マーリンズが中日に金銭補償をする」と言う条件で中日はミラーとの契約を破棄する。ミラーはレッドソックスに入団し、中日はミラーの代わりとしてアレックス・オチョアを獲得する事となる。なお、アスレチックスとマリナーズは、イラク情勢の悪化を理由に結局来日を中止する。なお、ミラーは中日とのトラブルについて、「ニューヨーク・メッツと契約してから翻意した日本人三塁手(中村紀洋)と同じこと」と述べているものの、正確には中村はFAであり、FA資格を持たないミラーはウェーバーで移籍したため、立場は一緒とは言えない。また、ミラーはレッドソックス入団後も雑誌等のインタビューで「機会があったら日本でプレーしたい」と発言していた。1993年にプロとしてのキャリアをスタートさせたミラーは、ドラフト指名されなかったために独立リーグのセントポール・セインツへ入団。そこで63試合に出場し、同年9月下旬にマーリンズと契約を結ぶきっかけを作っている。それが縁で、ミネソタに遠征で訪れた際はできる限りセインツの試合を観戦し、チャンスを掴んでほしいという願いから、選手たちへメッセージを伝えている。
出典:wikipedia
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