カーペットバイパー(学名:)は、有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科トゲクサリヘビ属に分類されるヘビである。猛毒。全長は40-60cm。ニホンマムシと同じぐらいの大きさだが、ピット器官は持たない。体色は茶褐色もしくは灰褐色で、白い斑紋が網目のように並ぶ。このため、落葉に紛れるとまったく目立たない。鱗はざらざらしており、危険が迫ると鱗同士をこすり合わせて警告音を出す。その音がノコギリで木を挽く音に似ているので、和名はノコギリヘビ(鋸蛇)とも呼ばれる。和名に関しては千石正一が付けたものであり、どうぶつ奇想天外!の問題としても出題された。中東からインドにかけての広い地域の標高1000m以下の低地に生息する。アフリカなどにも近縁種が生息する。本種は生息域が広く、また、個体数も多いため、噛まれる被害件数が非常に多い。標高1000m以上の高地には、近縁種トゲクサリヘビ が生息する。餌は主にネズミ、カエル、トカゲといった小動物だがムカデ、サソリ、大型昆虫等多様な節足動物も食べる。食性が幅広く地域により主食とする餌を変えることができ、一部地域での個体数の多さはこのことに起因する可能性がある。毒は非常に強く、1950年前後のインドの統計では、本種による死亡率は36%に達している。一般的にほとんどのヘビは、人間の側から威嚇しなければ攻撃しないなどの行動原則があるが、カーペットバイパーは性質も非常に荒く、近くに人が近づけば無条件に噛み付く。このため世界でも非常に危険な毒蛇の一種とされる。また、インドでは、四大毒蛇の一種として恐れられている。ちなみに、他の三種はアマガサヘビ、ラッセルクサリヘビ、インドコブラである。イザヤ書の「飛びかける燃える蛇」は本種との説がある。.
出典:wikipedia
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