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モバイルSuica

モバイルSuica(モバイルスイカ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が提供する、「おサイフケータイ」対応の携帯電話及びPHSにおいて、同社が発行するIC乗車カードであるSuicaの機能を搭載したアプリケーションソフトウェアおよびそのサービスである。2006年(平成18年)1月28日にNTTドコモとau(KDDI、沖縄セルラー電話)の対応機種を初めにサービスを開始した。同年12月2日にSoftBank、2009年(平成21年)7月5日よりウィルコムでもサービスを開始した。また、2011年(平成23年)7月23日に、NTTドコモとau、SoftBankのAndroid搭載のスマートフォンでもサービス開始した。。2013年(平成25年)4月6日にはイー・モバイルのAndroid搭載のスマートフォンでもサービス開始した。なお、これまでおサイフケータイ搭載のSIMフリー端末については長らく非対応の状態が続いていたが、2015年12月2日の定例社長会見において、昨今利用者数を増やしているこれらSIMフリー端末についても、12月中旬を目処に対応させることを正式に発表した。各キャリアのiOS端末については、2016年9月7日に行われたアップルのスペシャルイベントにおいて、10月下旬よりiPhone 7及びで対応させることが発表されている(後述)。2015年(平成27年)12月2日現在の会員数は約365万人である。以下の記述においては、特に断りが無い限り、2006年にリリースされているAndroid版について記す。カード型のSuicaと同様に、Suicaに対応している自動改札機などを利用してJRや私鉄などの交通機関に乗車できる機能や、駅構内(駅ナカ)・街中(街ナカ)の店舗や自動販売機・コインロッカーでの支払いができるSuicaショッピングサービス機能がある。Suicaとしての基本機能については「Suica」を参照。モバイルSuicaでは、これに加えて、携帯電話の機能を利用したオンラインチャージ(入金)や利用履歴および残額の確認、定期券・新幹線特急券・Suicaグリーン券の購入・利用などの機能が提供されており、カード型より利便性が向上している。モバイルSuicaを利用するためには、モバイルSuicaに対応した携帯電話またはPHSが必要である。対応機種でもモバイルSuicaがプリインストールされていない場合は、モバイルSuicaのウェブサイトから専用アプリをダウンロードできる。モバイルSuicaには会員種別がある。乗車券としては、2010年(平成22年)「3月13日現在、他社相互利用も含めてカード形のSuica同様にJR・私鉄・地下鉄・バスで利用可能である。なおSuicaグリーン券購入の場合、SFからではなく、登録済みのクレジットカードから引き落としされる。2008年(平成20年)3月15日からは新幹線の座席を携帯電話で予約して、そのままチケットレスで乗車できる「モバイルSuica特急券」サービスなどが始まった。JR線のみのモバイルSuica定期券から、JR線とPASMO事業者にまたがるモバイルSuica連絡定期券へ切り替えることもできるが、モバイルSuicaでの利用はカード型Suicaと比べ販売範囲に一部制限があった。しかし2008年(平成20年)6月14日から駅で発売するカードタイプのSuica定期券と同じ範囲が購入できるようになった。なお、新たに連絡定期券を発行可能となる区間については切り替え促進のため2008年(平成20年)7月31日までの期間限定で以下の取り扱いを行っていた。上記の期間以外は手数料を徴収して変更前のモバイルSuica定期券に対して旬単位計算、PASMO事業者の定期券に対して月単位計算による払い戻しを適用する。計算方法の詳細は定期乗車券の払戻し方を参照のこと。モバイルSuicaは通常のSuicaと同様、乗車券のみならず電子マネーとしても利用することができる。モバイルSuicaは利用する携帯電話の形状による制約から、カード型のSuicaのように駅の券売機に挿入して利用履歴を表示または印字することはできない。代替手段としてモバイルSuicaアプリから利用履歴を表示することが可能である。モバイルSuicaアプリにおける利用履歴の表示には、IC領域の情報を表示する「SF(電子マネー)利用履歴」(オフラインのため圏外でも利用可)とセンターに記録されている情報を表示する「利用履歴表示」(ログインが必要)の2つがあり、26週以内の利用分のうち前者は直近の20件、後者は同50件までの利用履歴を表示できる。50件を超えた過去の利用履歴も、26週以内の分はパソコン版の会員サイトにより閲覧できる(なお、26週を経過した履歴の消去は毎週日曜日の早朝に行われるため、直後の日曜早朝までは残っている場合がある)。当初は各項目の金額はその都度の利用後の「残額(残高)」のみの表示に限られ利用金額は表示されていなかったが、のちに直前の利用履歴との差額により利用金額を表示するようになった。利用履歴は、発行元であるJR東日本の改札窓口に申し出ても印字することができない。必要な場合は、パソコン版のモバイルSuica会員サイトにログインして、利用履歴をPDFファイルで出力のうえ保存もしくは印刷する必要がある。また、東京メトロ、JR北海道、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、あいの風とやま鉄道など一部の相互利用先の事業者では改札窓口で申し出れば、履歴を印字してもらうことが可能である。また、JR西日本の一部の駅に2014年(平成26年)から設置されているチャージ時にICカードを読み取り部に置くタイプの券売機の場合は、モバイルSuicaも履歴印字が可能である。履歴印字は各事業者の基準で扱われるため、一部の区間は詳細な利用履歴が表示されないことがある。2010年(平成22年)3月13日より、決済カードをビューカードとしたものに限ってオートチャージが利用可能になった。なお、オートチャージの設定はモバイルSuicaアプリで行う。カードタイプのSuicaに準じてコンビニの店舗やバス車内などでの現金によるチャージ(入金)ができるが、携帯電話の形状による制約から券売機などカードを挿入してチャージするタイプの機器、およびこれらの機器を使用する窓口では取扱いができない。詳しくは#注意点を参照。なお、現在はモバイルSuicaもチャージできる据置型の機器が一部の駅で実験的に設置されている。JR西日本の一部の駅に2014年から設置されているチャージ時にICカードを読み取り部に置くタイプの券売機の場合は、モバイルSuicaに対しても現金でチャージ可能である。なお、ICカードをポケットに置くタイプで、置いたカードをポケットが完全に覆わない一部のチャージ機では、ダミーとしてICカードではない適当なカードをポケットに投入し、直後にモバイルSuica電話機をポケット部分に密着させるとチャージ等ができることがある。しかし、処理未了等でSuica機能自体が使えなくなるなどトラブルを引き起こす可能性が高く、非公式な方法であるため、事業者は原則禁止している。1回のチャージ額は千円単位で1万円までであり、チャージ上限は携帯電話機内の残額とあわせて2万円までである。会員登録時に登録したクレジットカードにより決済する。なお、チャージできる時間帯は早朝4時 - 翌日深夜2時の間である。なお、2010年(平成22年)9月現在、モバイルSuicaは「Suicaインターネットサービス」ではチャージできない。このサービスでは、1,000円から20,000円までの任意の金額をチャージする機能と、20,000円までチャージする機能がある。非対応のモバイルSuicaでは千円単位でしかチャージできず、(入会直後等で千円未満の端数がちょうどゼロ円となる場合を除き)上限額の2万円一杯まではチャージできない。また、VIEWカード以外の一部のカード発行会社は、Edyのオンラインチャージと同様に、収益性(加盟店手数料収入)の低さや電子マネーの換金性から、モバイルSuica利用分ではポイント加算を取り止めている(ただし、モバイルSuica定期券・モバイルSuicaグリーン券・モバイルSuica特急券に関しては、「乗車券類購入」と見なしてポイント加算対象としているカードが一部有る)。銀行口座からの引き落とし(即時入金サービス)によるオンラインチャージサービスである。みずほ銀行・三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・じぶん銀行のいずれかの口座を持ち、モバイルバンキングを利用していれば携帯電話からの操作で1,000円単位、1回につき最大1万円までSuicaへの入金ができる。このサービスは通常のモバイルSuicaサービスや上記のEASYモバイルSuica会員サービス両方で利用可能である。利用可能時間帯は早朝4:00 - 翌日2:00の間で、かつ各銀行のモバイルバンキングサービス稼働時間帯である。なお、ウィルコムでは利用できない。スマートフォンでは、三井住友銀行のみ利用できない(2012年1月現在)。じぶん銀行を除き、各行とも1回のチャージごとに手数料が発生する。手数料については各銀行毎に異なる(銀行の優遇サービスで手数料が減額もしくは無料となる場合もある)。2007年(平成19年)2月13日に開始された、ビューカードの利用で貯まったビューサンクスポイントをモバイルSuicaにチャージできるサービスである。ビューカードのインターネットサービス「VIEW's NET」より申し込み、モバイルSuica登録済みの携帯電話で受け取る。申し込みから受け取りまでおよそ3日間必要である。ビューサンクスポイント400ポイント(1口)でモバイルSuicaに1,000円分チャージ可能である。現状では、Suicaエリア外で、ビューサンクスポイントをSuicaに交換する唯一の方法である。Suica電子マネーの利用などで貯まったSuicaポイントを、モバイルSuicaにチャージできるサービスである。Suicaポイントクラブの会員サイトより申し込み、モバイルSuica登録済みの携帯電話で受け取る。Suicaポイント100ポイント以上10ポイント単位でチャージ可能である。Suicaポイント10ポイントはSuicaチャージ10円分に交換できる。通信機能を使って、モバイルSuicaに記録される定期乗車券・普通列車グリーン券を購入することができる。決済は会員登録時のクレジットカードで行う。現金チャージにより乗車カードに運賃を貯めておく、SF(ストアードフェア)機能だけで、クレジットカード登録不要の簡易型サービス。小学生を除く12歳以上であれば利用できる。2006年(平成18年)12月31日まではEASYモバイルSuica会員になると100円分のSFマネーが受け取れる「EASYプレゼントキャンペーン」が展開されていた。2008年(平成20年)3月15日よりJR東日本が運行する新幹線の特急券をモバイルSuica上で予約・購入して、チケットレスで乗車することができるサービスが始まった。モバイルSuicaの会員は、モバイルSuicaアプリからあらかじめ携帯電話で「モバイルSuica特急券」の購入・引き取り(モバイルSuicaにきっぷの情報を記録)を行うことで、東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線に、自動改札機にタッチするだけでチケットレスで乗車できる。タッチする場所はSuicaエリア内は「Suicaをふれてください」、Suicaエリア外は「モバイルSuica特急券をふれてください」と書かれている。モバイルSuica特急券は普通車用・グリーン車用・グランクラス用のいずれも設定がある。料金(乗車券と特急券の合計額)は10円単位で設定されている(2014年(平成26年)3月31日発売分までは全区間で100円単位に設定されていた)。また、東北新幹線のはやぶさ号およびこまち号は、磁気のきっぷでは加算料金の設定があるが、モバイルSuicaでははやて号・やまびこ号などと同額に設定されている。2列車の乗り継ぎ乗車にも対応している(宇都宮発 - 仙台乗り継ぎ - 新青森行き等)。ただし、3つ以上の列車を乗り継ぐ必要がある場合や、乗り継ぎ駅で方向が変わる区間(仙台 - 大宮乗り継ぎ - 新潟など)の購入はできない。なお、2列車を乗り継ぐ場合は同じ座席種別である必要があり、「普通車 - グリーン車」といった乗り継ぎには対応しない(ただしグランクラスは、もう一方の列車のグリーン車との乗り継ぎが可能)。普通車用は指定席でも自由席でも料金は同額である。「乗車区間が乗車駅からその隣接駅まで」「列車・座席の指定をしない(または満席でできない)」場合はいずれも自由席を利用する。新幹線停車駅相互間では現行の自由席の価格より安価である。例えば、東京-仙台までの運賃を含んだ額だと、普通車指定席10,890円、普通車自由席10,370円、モバイルSuica特急券(普通車用)9,970円である。また閑散期・通常期・繁忙期にかかわらず年間を通して同額で、繁忙期の利用制限もない。ただし、普通車自由席の新幹線特急料金が特定特急料金である区間(隣の駅まで等)では、紙のきっぷと比べて割引額が小さく、紙のきっぷと同額の区間もある。グリーン車用も同様に紙のきっぷと比べて割引額が小さく、無割引の区間もある。また、はやぶさ・こまち・かがやきなどの全車指定席の列車では指定席が満席の際には立席特急券が発売されることがあるが、モバイルSuica特急券では立席特急券を取り扱わない。また区間・列車・発売枚数が限られるが、通常のモバイルSuica特急券よりもさらに割引率の高い「スーパーモバイルSuica特急券」も一部の区間で発売されている。こちらは列車の乗り継ぎができない他、購入後の変更は一切できず、払い戻しする場合も通常のモバイルSuica特急券の払いもし手数料は原則310円なのに対してスーパーモバイルSuica特急券については割引率に応じた手数料が発生する。モバイルSuica特急券は、取り扱い上特別企画乗車券の一つと見なされるため、新幹線駅で乗車券部分も打ち切られ、乗車距離に関わらず特定都区市内に関わる規定が適用されない。このため、在来線と新幹線を乗り継ぐ場合には在来線区間の運賃が別途発生し、新幹線停車駅以外の特定都区市内発着の場合は通常の切符を購入した方が安くなるケースもある。なお新幹線の停車駅でも、改札外から直接新幹線改札を通過(入出場)する場合、または新幹線停車駅に有効なモバイルSuica定期券が搭載されている場合を除き、当該駅からの在来線の最低IC運賃以上のSF残額がないと窓口での処理が必要である。また、モバイルSuica特急券を取扱う新幹線各駅で在来線改札を通過する場合、自動改札機設置箇所ではそのままタッチして通過できるが、Suicaエリア外の新幹線駅で自動化されていない改札口では駅係員に申し出て通過する。モバイルSuica特急券で予約した列車の変更は、その列車の出発前であれば手数料なしで何度でもできる。カード決済処理は、「新規購入決済→無手数料による全額払戻」という手順で行われる。また、決済にVISAデビットカードを使用している場合、同カードの「後日のバッチ処理でない限りは即時決済」という特性から、変更のつど払い戻しおよび新規購入の決済が行われるため、一時的に口座残高が目減りする。予約の取り消し(払い戻し)はその列車の出発前であれば310円の手数料で可能である。なお2015年(平成27年)3月14日に開業した北陸新幹線長野-金沢間は、JR西日本管轄となる上越妙高以西についてもモバイルSuica特急券が導入された。JR西日本管轄区間のみのモバイルSuica特急券も発売する。JR東日本以外でモバイルSuica特急券が利用できる初のケースとなった。また、2016年(平成28年)3月26日に開業した北海道新幹線新青森-新函館北斗間でもモバイルSuica特急券の利用が可能となった。JR北海道管轄区間のみのモバイルSuica特急券も発売されている。。2008年(平成20年)3月29日にTOICAがSuica・ICOCAとの相互利用を開始したのにあわせて、JR東海では東海道新幹線の特急券を携帯電話などで予約・購入してチケットレスで乗車することができる「EX-ICサービス」を開始した。モバイルSuicaでもこのサービスが利用できる。なお、JR西日本が運行する山陽新幹線では、2009年(平成21年)8月29日にEX-ICサービスが導入され、東海道・山陽新幹線全線(東京-博多間)での利用が可能になった。またウィルコムでも、2010年(平成22年)2月14日よりサービスが開始された。モバイルSuica特急券と同様、自動改札機にタッチするだけでチケットレスで乗車できる。EX-ICサービスではモバイルSuicaにきっぷの情報は記録されず、タッチ時にサーバーと予約情報の照合を行う。この場合、モバイルSuicaがEX-ICカードの役目を果たすので、EX-ICカードを所持する必要はない。このサービスの開始により、例えば首都圏の在来線駅(Suicaエリア)から、東海道・山陽新幹線を経由して、東海地区(TOICAエリア)関西・山陽・香川地区(ICOCAエリア)九州地区(JR九州のSUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリア)の在来線駅まで、一台の携帯電話で移動できるようになった。利用にあたってはJR東海が提供する「エクスプレス予約」への会員登録が必要である。エクスプレス予約の決済用クレジットカードは、TypeII カードおよび法人カードを除くビューカードか、JR東海エクスプレス・カードに限られる。登録方法は、以下の2つの方法がある。「ビュー・エクスプレス特約」でのEX-ICサービスはモバイルSuicaでの利用に限られる。特約申し込み後、1週間ほどでJR東海から「エクスプレス予約」の会員証などが送付される。その後にモバイルSuicaから利用登録すればパソコンや携帯電話からも「エクスプレス予約」のすべてのサービスが利用できる。EX-ICカードは発行されない。なお同特約で利用する場合は別途、エクスプレス予約の年会費として1,080円が必要である。エクスプレス・カード会員は既存のEX-ICカードと併用できるが、モバイルSuicaと同時に利用(携帯電話とEX-ICカードを重ねてタッチしたり、入場時と出場時で異なる媒体を使用)することはできない。なお、博多南線とJR九州が運行する九州新幹線はエクスプレス予約のサービス対象外である。東京駅の中央乗換口と南乗換口で、東海道新幹線と東北新幹線を直接乗り継ぐ乗り換え改札ではモバイルSuica及びEX-ICカードは利用することができないため、携帯電話機でモバイルSuica特急券とEX-ICサービスを続けて利用するには、一旦在来線乗り換え改札口へ出場後、改めて新幹線改札機から入場する必要がある。この場合、在来線乗り換え改札口で一旦初乗り相当のSF残額を差し引かれる(東京駅が区間に含まれるモバイルSuica定期券が搭載されている場合を除く)。東海道・山陽新幹線(EX-ICサービス)から、東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸の各新幹線(モバイルSuica特急券)へ乗り継ぐ場合、東海道・山陽新幹線の改札通過前にモバイルSuica特急券の受取り(ダウンロード)操作を行うと、東海道・山陽新幹線改札通過後にはモバイルSuica特急券の列車変更や払い戻しができない。モバイルSuicaでは、Felica非搭載であるiPhoneのほか、一部のFelica搭載機種を使用できない。これはJR東日本が改札機での通過性能基準を設けているためである。一部の機種はJR東日本が行う試験を通過できなかったため、非対応とされ、モバイルSuicaアプリのダウンロードそのものができない。携帯電話メーカー各社が今後発売されるFelica搭載機種の性能試験を行えるよう、JR東日本は出札機器部門担当の子会社であるジェイアール東日本メカトロニクスの実験環境を貸し出している。また2016年8月24日に、総務省の方針により暗号化通信で使用されるサーバ証明書が、現行の「SHA-1」から「SHA-2」方式に、さらに脆弱性が発見された「SSL3.0」を無効化して「TLS1.0以上」の通信方式に切り替わるため、「SHA-2」および「TLS1.0以上」に対応していない機種はモバイルSuicaが非対応となる。モバイルSuica対応機種は、モバイルSuicaの公式サイトを確認のこと。サービス開始前後の時期は、NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイル・JR東日本が独自にテレビCMやポスター広告を展開し、それぞれのイメージとキャラクターを併用することで、モバイルSuicaだけでなく携帯電話の販売促進を含めて、宣伝効果を最大限に活用する方策を取った。当初はサービスイン後1年で100万件の会員獲得が目標だったが、設定方法の煩雑さもあり100万件達成は2年3か月後の2008年(平成20年)4月だった。それと共に、みどりの窓口の混雑緩和策としてモバイルSuicaをアピールする必要性にも迫られ、JR東日本独自のCM等による積極的な宣伝・キャンペーンを行う方針に転換した。自動券売機や自動精算機での利用を想定していないため、これらで販売している各種きっぷの購入やチャージはできない。一部のPASMO事業者(小田急、京成グループの鉄道路線(京成・新京成・北総鉄道)、西武鉄道など一部平面型を設置している駅もある)などは、改札窓口のカード処理機のICリーダ/ライターが「カード挿入式」であり、物理的に携帯電話には対応しておらず窓口での精算はできない。Suica事業者やPASMOバス事業者などは平面型(民生用のPaSoRiやPC搭載Felicaポートと同種)を導入している。カード挿入式の事業者で、回数券・定期券及び割引切符等と組み合わせて乗車する際は、現金での精算が必要である。また、平面型を持つ東京地下鉄(東京メトロ)では、2009年7月よりウェブサイト等での予告なく一時的にモバイルSuicaが改札窓口で使用出来なくなっていたが、2009年(平成21年)10月現在は再び利用可能となっている。入場にモバイルSuicaを使用して、出場時に精算が出来なかった場合は全乗車区間の運賃を現金等で改めて支払い、上記のICカードをかざす読み取り機のある駅またはJRの駅で出場処理(取り消し処理)を受ける。または出場前に通常のモバイルSuicaのチャージ方法でチャージする。携帯電話の機種変更・修理の際は、ユーザ自身でデータ移行を行う必要がある。モバイルSuicaは携帯電話・スマートフォンの電源を切っていたり、電池切れにより電話機能が使用ができなくても、バッテリーがわずかでも残っていれば改札機における通信は可能である。しかし電池を完全に消耗するか、それ以前でもICカードをロックしたまま電源を入れられない状態になると電池を交換・充電するまで利用できなくなる。改札から入場後にこのような状態になった場合は、SF(電子マネー)・定期券いずれの利用でも利用区間の運賃・料金を全額現金もしくは別のICカードなどで支払う。したがって電話機として使わない場合でも充電が必要である。携帯電話のアプリ用メモリ領域とは別に、モバイルFelicaチップにもアプリケーション容量がある。本体メモリのアプリ領域にまだ余裕があっても、EdyやiDなどの電子マネーやポイントカード関係のFeliCaアプリケーションがインストールされている状態で、モバイルSuicaのアプリをインストールしようとすると、モバイルFeliCaチップのアプリケーション容量不足のためインストールできない場合がある。NTTドコモでは自社が展開するiDやDCMXの今後の進展を見込んで、903iシリーズからそれらとモバイルSuicaが共存できるよう携帯電話本体のメモリを増やすとともに、アプリケーション容量を拡大した第2世代のモバイルFeliCaチップを搭載した。auのau ケータイクーポン対応機も903iシリーズと同じ大容量のFeliCaチップを搭載した。ソフトバンクでは2008年(平成20年)夏モデルの一部機種からドコモ・auと同じ従来比3倍となる第2世代のモバイルFeliCaチップを搭載した。2008年(平成20年)夏モデルでも機種によっては従来の第1世代モバイルFeliCaチップを搭載しているものもある。クレジットカードでのネットショッピングなどでは通常、名義人・カード番号・有効期限・セキュリティコードなどを照会する。モバイルSuicaシステムではカード番号と有効期限の2つしか照会しておらず、モバイルSuica会員とクレジットカード会員の名義の確認も行っていなかった。このためカード番号と有効期限を何らかの方法で視認すれば、他人のカードで会員登録が可能であり、実際にこの不備を悪用して会員登録した第三者がクレジットでチャージを繰り返した。被害はカード65枚分でおよそ1000万円としており、最も多い額では1日で30万円を使ったケースもあった。2007年(平成19年)11月にこの事件が報道され、JR東日本は警察に被害届を提出するとともに、セキュリティ体制の確保、1日あたりのチャージ上限を4万円とするなどの対策を取った。またクレジットカードは複数のモバイルSuica会員の決済に使用できない措置をとったため、すでにモバイルSuica会員であれば同様の被害は起きないという。iOS搭載スマートフォンであるiPhoneについては、これまでiPhoneがFeliCa(おサイフケータイ)自体に非対応だったためモバイルSuicaには非対応だったが、2016年9月7日(現地時間)に行われたアップルのスペシャルイベントにおいて、最新機種となる「iPhone 7」と、スマートウォッチであるApple Watchの最新機種「Apple Watch Series 2」のうち、共に日本で販売される端末(9月16日発売予定)がFeliCa専用モジュールを搭載した上で、Suicaを搭載可能となることを発表した。設定方法はAndroid版と大きく異なり、まず各端末でApple Payの設定を行った上で、Apple Payの起動中に別途用意したカード型のSuica(Suica定期券を含む)に端末を重ねると、Apple PayのアプリケーションがSuicaの残額や定期券の情報を読み取り、カード型Suicaの代替として使用できるようになる、というものである(この時点で、情報を読み取ったカード型Suicaは使用できなくなる)。チャージや定期券の更新はApple Payによるクレジットカードによる決済となる。読み取りに用いるSuicaはMy Suica(記名式Suica)だけでは無く無記名式のSuicaも使用可能であるため、モバイルSuicaの会員登録は不要となる。このため、iOSで提供可能となるSuicaサービスは厳密には「モバイルSuica」とは異なるものとなる。リリース発表時点ではサービスの詳細について明らかになっていないが、JR東日本ではiPhone等に搭載されるApple Pay対応版のSuicaについて「既存のモバイルSuicaで提供しているサービスが使えるようになる」と説明しているという。サービス開始は2016年10月後半に予定されている。

出典:wikipedia

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