テイエムドラゴン(2002年4月10日 - )は日本の競走馬。アドマイヤベガ産駒初のJ・GI優勝馬である。2004年秋の京都競馬でデビュー。芝の中長距離を中心に出走する。翌2005年秋まで9戦未勝利で、障害へ転向。これが功を奏して障害未勝利戦をあっさり勝ち上がると、いきなり重賞京都ハイジャンプに挑戦する。2番人気のテイエムドラゴンと3番人気のオンワードラトゥルが共に未勝利を勝ち上がったばかりという低調なメンバーのなか前走阪神ジャンプステークスで重賞初勝利のアズマビヨンドが圧倒的な1番人気となったが、レースではそのアズマビヨンドを直線入口で楽々差しきり4馬身差をつけて圧勝する。そして僅か障害3戦目にして暮れの中山大障害に出走。中山初出走、-14kgの大幅な体重減ということもあり、前年の2着馬でイルミネーションジャンプステークスを勝って臨んだメジロオーモンドに続く2番人気となっていたが、中段追走から第3コーナーで先頭に並びかけ、終わってみれば後方から追い込んだ2着のメルシーエイタイムに9馬身差をつけ、障害戦3戦3勝でのJ・GI制覇。そして管理調教師の小島貞博にとっても初のJ・GI勝利であった。なお、小島は騎手時代にもこの競走を制しており、騎手、調教師両方での制覇となった。また、3歳馬の中山大障害優勝は1968年秋のタジマオーザ以来、37年振り2度目の快挙で、一躍障害戦のエースとなった。同年のJRA賞にて最優秀障害馬を受賞。年明け初戦の春麗ジャンプステークスでは鼻出血もあって直線伸びきれず4着に敗れたが、その次の阪神スプリングジャンプでは粘るアズマビヨンドを退けて貫禄勝ちを収めた。そして、次走のJ・GI中山グランドジャンプでは、-22kgと中山大障害の時を上回る体重減で臨んだが、直線手前で先に抜け出した同レース連覇を狙うオーストラリアのカラジとの2頭のマッチレースの末クビ差の2着に惜敗した。競走後白浜雄造騎手は脚部に異常を感じて下馬した。翌日、右第1指骨剥離骨折を発症していたことが判明。骨折の回復後、秋の復帰を目指したが屈腱炎を発症したため長期の休養を迫られることになった。2007年、9月ごろに帰厩し、11月10日の京都ハイジャンプで復帰を果たした。約1年7ヶ月ぶりの実戦で馬体重はプラス46キロ、斤量は出走馬中最も重い63kgでの出走だったが、2着となったコウエイトライに3馬身差をつけ、復帰緒戦で勝利を挙げ、2年ぶりに同レースを制した。第130回中山大障害に出走。2年ぶりの勝利を狙ったレースで、1番人気に支持されたが、最後は力尽き4着に敗れた。そして、レース後に再び屈腱炎を発症していたことが判明したため、12月26日付で登録抹消。京都府の京北育成牧場で乗馬となった。
出典:wikipedia
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