『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(おおたひかりのわたしがそうりだいじんになったら ひしょたなか)は、日本テレビで、2006年4月7日から2010年8月27日まで、毎週金曜日の19:56 - 20:54(JST)に放送されていた政治・経済などを扱う討論・バラエティ番組である。略称は『太田総理』(レギュラー放送終了後は『太田元総理』)。番組表では『太田総理…秘書田中(。)』もしくは『太田総理と秘書田中。』と略される場合が多かった。キャッチコピーは「国会を全否定!」。爆笑問題・太田光が扮する内閣総理大臣の元に、各界で活躍する著名人らが“議員”として集まり、「小さな国会」を開催するという設定で繰り広げられる政治トーク・バラエティー番組である。日本の様々な社会問題を解決するために太田が掲げたマニフェスト(議員側がマニフェストを提示することもある)に対して、議員らが賛成・反対・保留の3つの立場に分かれトークバトル(討論)を繰り広げる。番組中、太田光は「太田総理」または「総理」、出演した著名人らはそれぞれ「○○議員」と呼ばれる。トークバトル終了後、議員らによってマニフェストの採決が行われ、賛成が過半数に達した場合は可決され、半数以下の場合は否決となる。毎週、マニフェストは1本審議され、前半部か後半部で別企画が放送されるが、内容によっては1本の審議に全放送時間が費やされることもある。なお、2006年9月までは原則としてマニフェストの審議は2本となっていた。当初は特番として2005年10月15日・10月22日(バリューナイトフィーバー枠、一部地域のみ)と2006年1月3日のゴールデンタイム(18:00 - 20:00 JST、全国ネット)にて放送され、好評だったことから、レギュラー放送に昇格した。初期の頃は視聴率が月平均9.3%と苦戦を強いられていたが、2008年からは12 - 13%前後に安定し、2009年1月23日の放送で19.0%と番組最高視聴率を記録した。初めに提案者がマニフェストを発表し意見をVTRで紹介される。大抵2部構成となっており、前半はマニフェストに関する問題点が述べられ、後半はマニフェストが可決されたときのメリットを紹介する。そして、最後は必ず「こうして日本は平和になったのだ」(国際問題のときは「世界は」になる)という決まり文句でしめる。マニフェストによっては、参考人が途中参加して審議や採決に加わる(ただし、「ニート問題」を取り上げた回では、数人のニート代表が「参考人」として登場したが、採決には加わらなかった)。賛成票が過半数に達するとマニフェストは可決となる(賛成と反対が同数になった際は「賛成が反対を上回らなかった」として否決扱い)。可決されたマニフェストは「現実の国会に陳情される」ことになっている。国会議員が参加する場合は、各議員への設問まで明記された筋書きが渡されており、各国会議員は予習をした上で参加している。また、回答内容によって、議員からの要望により「カットしていただくことになる」「きっと放映されない」部分が発生した場合には、要望通りにするとされる。基本的に太田が掲げたマニフェストの場合、田中裕二と第二秘書は審議に参加せずに首相官邸で待機する(2007年8月10日のみ第二秘書の山本モナも参加した。後述)。なお、参加議員からの「手土産」を味わいながら待機するのが恒例となっている。審議の合間に参考として、議員に関する調査や討論などの企画が行われることもある。2007年4月13日の放送からは、番組放送中に番組公式サイト、FAXで審議中のマニフェストに対する意見を視聴者から募り、収録時の結果発表後に森富美が(副調整室と思われる場所から)生放送で投票結果を発表し、賛成・反対双方の意見を紹介している。2007年10月19日の放送では、太田もこのコーナーに出演した。当初は審議の直前に、太田・田中・第二秘書による首相官邸を舞台にしたコントがあった。また、番組の終了間際には「聞いてよ田中ちゃん」という、番組に出演した「議員」の個人的な意見や苦情を田中が聞くコーナーがあった。ちなみに田中のコーナーの出演者は番組ウェブサイトで応募が可能だった。しかし2006年10月20日から「国民の怒り」というコーナーが新設された。2009年4月と10月には放送時間が2分ずつ前倒しされる形で拡大し、19:56開始となった。一方、2009年には視聴率が10%を切ることが多くなった。その後も低迷が続き、2010年8月27日を以てレギュラー放送を終了し、以後は特別番組として放送していくことになった。なお、レギュラー放送終了から2か月後に、本番組が評価され「第5回マニフェスト大賞」の審査委員長特別賞を爆笑問題が受賞。2010年11月5日に行われた授賞式に爆笑問題が出席した。レギュラー放送終了後の特別番組では太田は総理を辞任した設定で、野党「太田党」の党首として出演している。2010年12月3日の『金曜スーパープライム』枠で『太田光のもう一度総理になりたい…秘書田中。』(略称は『太田総理』)が放送された。「党幹事長」として草野仁が出演した。視聴率は12.7%を記録した。2013年3月23日には『サタデーバリューフィーバー』枠で『総理の器』が放送された。同年5月2日19:00 - 20:54には『出直し!太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』が放送された。視聴率は12.8%を記録した。同年9月25日19:00 - 20:54には『返り咲き!?太田総理がまた吠える…秘書田中。』が放送された。この回からは太田が再び総理の座に返り咲いた設定となっていた。視聴率は8.6%。所属政党・役職はレギュラー終了の2010年8月27日当時。以上のメンバーのなかには不定期出演者も多く出演する。秘書田中裕二によるコーナー。首相官邸に来た国民や有名人の陳情(意見や訴えやお願い)を、太田偽総理に代わり秘書田中が話し合い聞く。2006年9月まで放送されていた。番組サイトで募集した国民が怒っているニュース(月曜日までに集計された分を放送)を、トップ5と太田総理の選んだ番外(ゲストの選んだ番外も取り上げることがある)をカウントダウン形式で取り上げ太田総理を含む8人の議員と司会の秘書2人が討論する。主に番組の最初に放送される。ニュースごとに詳細の映像を流し「国民は怒ってます!!」のフレーズ(「一部の国民は怒ってます!!」だったことがあり、2008年に入り「国民は不安です…」「考えさせられています」「ガッカリです…」などが入ることもある)を出した後、田中が挙手で意見を募る。以前に取り上げたニュースと同じものや放送時間の都合などで一部のニュースはトークがカットされる。番組の最初に放送される際は、5〜2位までは番組の冒頭で紹介し、1位のニュースは番組の最後で取り上げられる。また、2007年8月以降はトップ3に減らされた回もある。最近は、ニュースにちなんだお題でトークをすることも多い(例:「振り込め詐欺事件多発」→「最近、騙されたことは?」)。また、回によってはニュースやゲストに関した事前アンケートやセット・小道具を用意したこともある。番外編の太田総理の怒りは太田の個人的な内容が多く、通常の審議で意見が合わない金美齢、山本一太と太田総理が意気投合する場面が多く見られ、逆に原口一博が太田総理の意見にツッこみを入れる場面が多い(ただし、出演者全員が納得した回もある)。題名に「国民の」と付いているが、コーナー作成はスタッフが投票された意見を「参考」に独自のランキング作成。 ここ最近になってブレイクしだした芸人は初登場時にほぼ必ずネタを披露する。コレに関して太田が「ネタ番組じゃないんだから」と苦言を奏したことがある。2009年6月19日から開始されたコーナー。政治や法律に関するクイズをVTR形式で出題し田中とゲスト議員がフリップで回答する。司会は太田と松本志のぶ、解説役として坂東太郎が出演。なお、このコーナーは同9月の放送分をもってコーナーを終了している。2013年3月23日の復活特番から登場したコーナー。政治家が政策上で困っていることを相談し、太田をリーダーとする「太田党」などいくつかのグループが具体的な政策を提案する。最後にはどの政策が最も参考になったか政治家が判定する。安倍晋三の突然の総理辞任による総裁選直前企画として、太田と田中・山本秘書や自民・民主の国会議員達が政治や国際情勢の現状を討論した。また、放送時には総裁選に立候補した福田と麻生のどちらが総裁にふさわしいか、ネット投票で意見を募った。太田が石破議員の事務所で日本の外交問題や国民投票法案について討論。太田総理が可決されたマニフェストを永田町に持ち込みに行く。太田が佐渡島に住む元米軍兵チャールズ・ロバート・ジェンキンスと佐渡島で対談。放映当日、本編以外のミニコーナー(国民の怒り)を休止し、この緊急企画を放送。改編期の特番で放送された企画。太田が新橋や巣鴨などで一般人から政治に対する怒りをぶつけてもらう。怒りは太田、田中秘書、第二秘書(ゲスト)の中からくじ引きで選ばれ、具体的な不満を言いながらヘルメット越しにピコピコハンマーで叩いてもらう。ニューヨーク・タイムズは太田と『太田総理』を大きく取り上げた。2006年9月15日に発表された「総理大臣になって欲しい有名人ランキング」では太田が総合2位に選ばれた。次番組開始までのつなぎ番組。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。