凝然(ぎょうねん、仁治元年3月6日(1240年3月30日)- 元亨元年9月5日(1321年9月26日))は、鎌倉時代後期の東大寺の学僧。インド・中国・日本にまたがる仏教史を研究してその編述をおこない、日本仏教の包括的理解を追究して多くの著作をのこした。伊予国(いまの愛媛県)の出身で、示観房と号す。1255年(建長7年)に比叡山で菩薩戒を受け、東大寺戒壇院の円照に師事して通受戒を受けたほか、華厳を宗性に、律を唐招提寺の証玄に、密教と天台教を聖守に、真言教を木幡観音院の真空に、浄土教学を長西に学ぶなど博学であった。とりわけ華厳教学に通じており各所で講義を行っている。円照のあとを受けて東大寺戒壇院に住し、法隆寺や唐招提寺など南都寺院を管轄した。『八宗綱要』は日本仏教史研究に不可欠の文献である。平岡定海編著『東大寺辞典』(東京堂出版、1980年)「凝然」の項目に詳しい。また、図書目録『凝然国師著述目録』が大谷大学図書館にある。
出典:wikipedia
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