『星のカービィ 夢の泉の物語』(ほしのカービィ ゆめのいずみのものがたり)は1993年3月23日にファミリーコンピュータ用ソフトとして任天堂より発売された横スクロールアクションゲーム。開発元はHAL研究所。『星のカービィシリーズ』の第2弾であり、ファミコン唯一のカービィであり、ゲームボーイで発売をした前作『星のカービィ』の続編である。ゲームの仕様上、シリーズ初のバッテリーバックアップ対応である。2007年2月27日よりWiiのバーチャルコンソールで、2012年4月25日よりニンテンドー3DS向けに3Dクラシックス版、2013年4月17日よりWii Uのバーチャルコンソールの配信を開始した。また、2012年7月19日に発売されたWii用ゲームソフト『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』に収録された。ジャンルはアクションゲーム。基本的には横にスクロールするが、ステージによっては縦にもスクロールする。プレイヤーはカービィを操作し、待ち受ける敵キャラを倒したり避けながらステージクリアを目指す。敵キャラはBボタンを押すことで吸い込むことが出来る。この状態でもう一度Bボタンを押すと敵を吐き出す。吐き出した敵は一直線に飛んでいく。他の敵にぶつけて攻撃したり、ブロックを破壊したり出来る。また、今作から敵やブロックを2つ以上吸い込んで吐き出すと、威力の強い貫通弾を飛ばせるようになった。本作の最大の特徴は、『星のカービィシリーズ』初となるコピー能力というシステムを導入したことである。敵を吸い込んだ状態で十字ボタン下を押し敵を飲み込むことで、敵の能力をコピーすることが出来、その能力を使って敵を攻撃することが出来る。ただし、コピー出来ない敵(スカ)もいる。また、コピー出来る敵を2匹以上同時に吸い込むと「ミックス」となり、能力がスロットを始める。止まるまで放置すると、敵の組み合わせによって決まった能力がコピーされる(スリープもあり)が、任意のタイミングでAボタンを押して止めることもできる。以後のシリーズでもコピー能力システムは受け継がれ、今日のカービィの基本能力となっている。今作のみ、画面上でのコピー能力は英語表記になっている(ビーム→「BEAM」、ソード→「SWORD」など)。コピー能力の他に、新しい基本アクションとしてダッシュとスライディングの2つが追加された。ダッシュは十字ボタン左右を素早く2回押すことでカービィが走るようになり、素早く進めるようになった。スライディングはしゃがんでいる状態でAボタンを押すことでスライディングしながらキックで攻撃して、吸い込むことができる敵であれば倒せるようになったが、中ボス以上の敵にはダメージを与えることはできない。この2つの基本アクションは以後のシリーズでも受け継がれるようになった。今作からダメージを受けたときのアクションが増加し、敵の攻撃によってそれぞれ感電・氷結・炎上するようになった。特に感電と炎上は、空中でダメージを受けた場合下に地面がないとそのままミスに繋がることもある。また、ファミコン版では画面効果として激しいフラッシュが使用される場面があったがポケモンショックの影響によりバーチャルコンソール版では薄赤に変更された舞台はプププランドと呼ばれる国。プププランドの住民は毎晩楽しい夢を見ていた。しかし、ある日から全く夢が見られなくなってしまう。プププランドには「夢の泉」という場所があり、そこにある「スターロッド」によって良い夢を生み出していた。そのスターロッドをデデデ大王がばらばらにして、手下達に配ってしまったのだ。夢を見られなくなった住民達のためや、自分自身の御昼寝タイムを取り戻すために、カービィが立ち上がる。こうして、プププランドの夢を取り戻すカービィの新たな冒険が始まったのだった。各レベルに存在するステージを順番にクリアしていくことでゲームが進んでいく。各レベルに一つのマップが存在し、マップ画面でドアからステージに入ることでレベルを攻略していく。ステージをクリアすることでマップ内で進める範囲は広がっていき、最後のボスステージをクリアすることにより、次のレベルへ進むことが出来る。なお、ゲーム中盤より登場するスイッチは押さなくても進むことは出来るが、100%クリアするためには全て押す必要があり、スイッチを押すことによりマップ上に隠された闘技場・ボーナスステージ・ワープスター発着場といった隠しステージを出現させることが出来る。各レベルの名称の頭文字を最初から繋げるとvibgyor(英語で虹の色を覚えるための単語)となる。また、VEGETABLE VALLEY のように、LEVEL 8を除く全ステージの一単語目と二単語目の頭文字が同じである。この命名の仕方は、後の作品である『星のカービィ 鏡の大迷宮』・『タッチ!カービィ』・『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』・『星のカービィ Wii』でも踏襲されている。通常コースのゴールの扉に入るとプレイできるボーナスゲーム。パチンコの要領でリフトに飛び乗ったカービィを飛ばし、着地した地点に応じてボーナスが貰える。着地点は全部で7段階で低い順に7、6、5、4、3、2、1と並んでいる。7はボーナスなし、6〜2は点数が加算され(着地点が高いほど高得点)、最高点の1ではユーフォーに変身したカービィがやって来て1UPをふらせてくる。この作品では、バグにより現象と症状が発生する。コピー能力についてはカービィのコピー能力#星のカービィ 夢の泉の物語を参照。()内はそのキャラクターからコピーできる能力の名称。(-)は吸い込めないことを表す。前作『星のカービィ』より引き続き登場しているキャラクターは以下の通り。特に明記しない限り性質は前作と同様である。中ボスは、色違いの強いタイプも存在する(ポピーブロスSr.を除く)。 ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計33点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.8点(満30点)となっている。
出典:wikipedia
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