浅井 了意(あさい りょうい、慶長17年(1612年)頃 - 元禄4年1月1日(1691年1月29日))は、江戸時代前期の浄土真宗の僧・仮名草子作家。父は東本願寺の末寺本照寺の住職。本名は不詳。号は松雲・瓢水子・羊岐斎。京都の出身。父が本照寺の住職を追われ浪人し、容膝に師事して儒学・仏道・神道の三教に通じた。その後京都二条本性寺(真宗大谷派)の昭儀坊に住した。仏教書・和歌・軍書・古典の注釈書などを著す一方、「堪忍記」「可笑記評判」「本朝女鑑」、その他「江戸名所記」「東海道名所記」「京雀」などの名所記の所記の作者でもあり、多岐にわたる著作を行い、1666年(寛文6年)に刊行された「御伽婢子(おとぎぼうこ)」は怪奇物の祖として後世に大きな影響を与えた。仮名草子だけでも30部余りの作品があり、その中でも「浮世物語」は浮世坊が諸国を巡遊する物語であるが、仮名草子から浮世草子へ移り変わる作品として注目されている。明暦の大火を題材にした『むさしあぶみ』(寛文元年成立)の作者でもある。1692年(元禄5年)に刊行された「狗張子」によれば、1691年(元禄4年)1月1日に昭儀坊で亡くなったという。晩年に京都二条の本性寺(ほんしょうじ)の住職となり、昭儀坊了意と名乗った。著書は数多いが、『浅井了意全集』(岩田書院、全19巻:予定)の刊行が2007年8月より開始されている。
出典:wikipedia
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