海会寺跡(かいえじあと)は、大阪府泉南市信達大苗代(しんだちおのしろ)にある古代仏教寺院の跡。国の史跡に指定されている。出土した瓦等の様式や、伽藍配置などから、7世紀後半の創建と推定される古代寺院の跡である。金堂、塔、講堂、回廊などの遺構が検出されており、回廊で囲まれた伽藍中心部の東に金堂、西に塔を配置する、「法隆寺式伽藍配置」の寺院であったことが確認されている。寺は室町時代頃まで存続したが、後に廃絶した。「海会寺」の名は近世の地誌に見えるもので、本来の寺号は未詳である。出土品のうち302点は「海会寺跡出土品」として国の重要文化財に指定され、隣接する古代史博物館に収蔵・展示されている。このほか、南門、築地、中門、回廊、金堂、塔、講堂などの遺構、及び、伽藍の東方にあった豪族の集落跡などが発掘により検出されている。塔跡では3箇所で礎石が原位置に残っていた。回廊跡は柱位置がわかるように復元整備されている。
出典:wikipedia
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