ダイレクトドライブ (Direct drive) とは、電動機(モーター)の回転力を間接的機構(ギアボックスなど)を介さずに直接、駆動対象に伝達する方式、または機構である。この方式の主な欠点は、特別なモーターを必要とする点である。通常のモーターは、高回転時(たとえば、1,500 - 3,000 rpm)に最も高い効率を得られるように設計されており、たとえばファンなどには最適である。レコードプレーヤーのターンテーブルでのダイレクトドライブ方式は、他の機械類と異なり、非常に低い回転速度(33と1/3または45および78rpm)を維持したまま、高いトルクかつ高い回転精度が必要となる(精度が得られない場合は、ワウフラッターと言う、再生音の音程やテンポが揺れる現象が発生する)。低い回転数をコンスタントに保つためのモーターは、高回転モーターに対して、物理的に大きくなってしまう。たとえば、ベルト駆動のターンテーブルに使用するモーターの直径は約2.5 cmであるが、ダイレクトドライブ方式のモーターは直径約10 cmとなる。当然の事ではあるが、ベルトドライブの製品より、コストがかかるため、販売価格は上昇する。また、ダイレクトドライブ方式は、回転数を精密に制御する機構を必要とする。高回転モーターにおける多少の電圧変動は、従来の機構においては、回転数の変動は間接機構の介在(慣性など)により無視できる程度に収まるが、ダイレクトドライブ方式では回転速度に直接影響する。用途にもよるが、これを回避するためには、電圧管理を厳しくしたり、回転数センサーの精度を上げてフィードバックを行うなどの工夫が必要となる。サスペンション付き車輪の直接駆動に使用する場合、バネ下質量の増大をもたらし、吊り掛け駆動方式にも勝る耐衝撃性の高いダイレクトドライブモーターが要求される。ダイレクトドライブ方式は、いくつかの製品で採用されている。上記の他に、色々な分野でダイレクトドライブの採用がなされている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。