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三瓶山

三瓶山(さんべさん : Mt.sanbe)は、島根県のほぼ中央部の大田市・飯南町にまたがりそびえる大山火山帯に属する火山である。2003年(平成15年)の活火山の定義見直しで活火山に指定された。三瓶山は主峰・男三瓶山 (1126m) をはじめ、女三瓶山 (957m)、子三瓶山 (961m)、孫三瓶山 (907m)、太平山 (854m)、日影山 (718m) の6つの峰が室の内と呼ばれる火口を囲んで環状に配列している。太平山以外の4つの峰は、いわゆる外輪山ではなく、デイサイトからなる溶岩円頂丘(円頂丘溶岩)である。太平山は、爆発的噴火によって吹き飛ばされた土砂と火山砕屑物が積もって出来た山である。それらの山々に囲まれた中央に「室の内」と呼ばれる直径5kmのカルデラがある。資料によっては室の内を爆裂火口として扱っているものもある。室の内には室の内池と呼ばれる火口湖がある。室の内池は水深1.4m足らずの浅い池で流入する河川もなく、貧栄養池とされる。火口はこのほか奥の湯火口があり、ここに三瓶温泉の泉源がある。西の原の西側に浮布池、北の原には姫逃池がある。浮布池は三瓶山の噴火でできた堰止湖。大山隠岐国立公園の一部に指定されており、男三瓶山北麓から室の内にかけて広がる自然林は、「三瓶山自然林」として国の天然記念物に指定されている。これは標高800m以上にはブナ林、それ以下にはコナラやミズナラなどの高木が茂る森林である。裾野には牧場や畑が広がっており、放牧が盛んである。女三瓶山の山頂には、松江・米子 テレビ・FM放送所と浜田テレビ・FM放送所を結ぶ固定局が設置されている。三瓶山の活動は約10万年前に始まったと考えられている。その後、7回の活動期があり、完新世には約5000年前と約4000年前(いずれも暦年代)に活動を行った。中国地方では最も若い火山で、山口県の阿武火山群とともに活火山に指定されている。三瓶山の第1期-第4期の活動では、比較的広範囲に火山灰を供給しており、約10万年前の「三瓶木次軽石 (SKP)」や約1.6万年前の「三瓶浮布軽石 (SUP)」などは広域火山灰として、東北地方までの日本列島の広い範囲に分布し、地質学や考古学の調査において鍵層として適用されている。日影山は最も古い時期に形成された山である。4000年前の最後の噴火で、室の内が陥没して現在の地形が形成され、吹き飛ばされた火山砕屑物が堆積したのが太平山である。男三瓶山などの4つの峰は、カルデラの内側に取り残された。室の内池から西側に200mほどの場所に噴気孔があり、以前は鳥などが死ぬことがあったことより鳥地獄と呼ばれる。2012年の気象庁の観測では、噴気や高熱地帯などの火山活動は一切観察されていない。室の内池は純粋な意味での火口に水がたまったものではなく、斜面の崩壊によって室の内に流入した土砂によって埋め立てられ、一番標高の低い部分に雨水が溜まったものである。2012年12月より、三瓶山周辺施設に地震計が臨時に設置されたが1年間の観測で火山性地震は観測されなかった。石見国と出雲国の国境に位置する三瓶山は、『出雲国風土記』が伝える「国引き神話」に登場する。国引き神話では、三瓶山は鳥取県の大山と共に国を引き寄せた綱をつなぎ止めた杭とされている。『出雲国風土記』では、三瓶山は「佐比売山(さひめやま)」の名で記されている。「佐比売」の名は、1954年(昭和29年)に大田市に合併するまでの地名「佐比売村」として残っていた。三瓶山を1周する「三瓶山第一高原道路」が設けられ、道路沿いには、樹齢400年の「定めの松」や、三瓶スキー場、島根県立三瓶自然館サヒメル、などの観光施設が点在している。西の原、東の原、北の原、の3つ草原も整備されている。写真家の須藤英一は、西の原にある草原が新緑の春から夏にかけて美しく、中でも一番の見所と評している。北の原は、島根県立三瓶自然館(サヒメル)や国立三瓶青少年交流の家などの社会教育施設とキャンプ場がある。東の原から女三瓶山と太平山の峰の中間にかけて「三瓶観光リフト」があり、リフト終点から太平山には徒歩数分、女三瓶山には徒歩20分で登ることができる。「三瓶観光リフト」は冬季にはさんべ温泉スキー場のリフトとして使用されていたが、2009年に閉鎖されている。北麓の三瓶町多根小豆原地区には約4000年前の活動で埋積された巨木群が存在し、「三瓶小豆原埋没林」として国の天然記念物に指定されている。スギを中心とする森林がそのまま埋積されたもので、大きなものでは高さ12m、直径2.5mを超える幹が直立している。この埋没林は「三瓶小豆原埋没林公園」として公開されている。各峰を縦走する登山道や室の内火口に下りる登山道等が整備されている。登山口は4か所あり、登山口と山頂までの標高差はそれほど大きくないが、各山は釣鐘型で傾斜が強く、途中に水場もないために難易度は低くないとされる。男三瓶山山頂には避難小屋の三瓶山頂小屋があり、1500万円かけて2010年に建て替えられた。山開きは毎年4月で11月までが夏山シーズン。北の原には、悲恋の伝説で有名な姫逃池(ひめのがいけ)がある。2008年には三瓶山一帯に60万人の観光客が訪れた。浮布池の湖畔には、かつて「三瓶グリーンランド」というレジャーランドがあったが、1986年10月に閉鎖された。

出典:wikipedia

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