『星の金貨』(ほしのきんか)とは、1995年に日本テレビ系列で放送されていた日本のテレビドラマである。この項では、その続編である1996年の連続テレビドラマ『続・星の金貨』(ぞくほしのきんか)、1997年のスペシャルドラマ『星の金貨 完結編スペシャル』(ほしのきんかかんけつへんスペシャル)、2001年の連続テレビドラマ『新・星の金貨』(しんほしのきんか)についても記述する。3作とも脚本は異なる脚本家が執筆している。3作すべてに関わっている主要スタッフとして、演出の吉野洋と劇伴音楽の溝口肇がいる。『続・星の金貨』までスタッフ一覧に表記されていない野島伸司が、唐突に『新・星の金貨』の原案としてクレジットされているが、少なくとも第1作の『星の金貨』では関与していたという意見もある(参考)。『星の金貨』と『続・星の金貨』は出演者もストーリーもほぼ同じまま主人公の彩を中心とした悲恋となっているが、『新・星の金貨』は前作のストーリーが完結したこともあってか、キャストが一新されており、言葉と聴覚が不自由な主人公の悲恋ということくらいしか共通点は無い。同一世界であることは示唆されているものの、ストーリー的なつながりはほとんど無いが、『新・星の金貨』にも永世会病院(『星の金貨』『続・星の金貨』で舞台になった病院)や永世会病院に勤務する小泉美和が登場している(3作すべてに登場したのは美和のみ)。また、『新・星の金貨』の時点では拓巳が永世会病院の院長に就いているが(拓巳は『続・星の金貨』最終話で院長就任)、海外赴任中という設定であったため『新・星の金貨』に拓巳は登場していない。『星の金貨』が放送された1995年は、折りしもテレビがオウム真理教事件報道一色だった時期で、オウム真理教関連の報道特番を放送した影響で、放送は2度も延期された(当初は1995年6月28日終了予定だった)。そのため、休日にダイジェスト版を放送したところ、その後視聴率が上昇して最終的には20%を超えるヒット作となった。また、初回と最終回の差が3.32倍で3倍以上を記録したのは1978年10月期の『熱中時代』(12.2%→40.0%、3.28倍)以来であるが、上昇率ではテレビドラマで過去最高である。これ以降、放送中のテレビドラマのダイジェスト版を放送したり、本編の再放送を行ったりすることが定番となった。『新・星の金貨』の主役・森田まひる役は、当初は鈴木あみが演じる予定だったが、所属事務所とのトラブルから直前になって降板したため、星野真里が演じることになった。それに伴って放送開始が2週間延期され、放送回数も2話分短縮された。なお、星野はこのドラマの主題歌で歌手デビューもしている。また、橋本由香里を演じる予定だった椎名法子も降板となり、藤崎奈々子が代役となった。因みに麻生恵理を演じた小西真奈美は同クールに土曜ドラマで放送された「明日があるさ」の第4話に高木千鶴役でゲスト出演してる。『星の金貨』は、1995年4月12日より7月12日まで毎週水曜日22:00 - 22:54(JST)に、「水曜ドラマ」枠で放送された。主演は酒井法子。続編の『続・星の金貨』は、1996年10月9日より12月25日まで毎週水曜日22:00 - 22:54(JST)に、「水曜ドラマ」枠で放送。『星の金貨 完結編スペシャル』は1997年4月2日に放送。北海道の美幌別診療所に看護見習いとして住み込みで働く倉本彩は耳と口が不自由な捨て子である。まだ赤ん坊の時に捨てられて以来、育て親が買ってくれたブランコで親を待ち続けている。そんな彩の診療所に医者として赴任してきたのが永井秀一だった。彩は次第に秀一に惹かれていく…。秀一と別れ北海道に帰ってきた彩と、彼女を追って医師として赴任してきた拓巳。二人は、幸せそうに牛の出産のお手伝いをしたり、充実した日々をすごしていた。そんなある日、東京に居る彩の親友である遠藤園子が結婚することになり、披露宴に出るため彩と拓巳は上京する。その場で彩と秀一は再会する…。美幌別診療所に帰った彩の後日談としての、彩の出産時の幻として『星の金貨』、『続・星の金貨』のダイジェストとして織り込んだものが放送された。彩が秀一との間の娘を生んだところで物語は終わる。『新・星の金貨』(しんほしのきんか)は、2001年4月25日より6月27日まで毎週水曜日22:00 - 22:54に、「水曜ドラマ」枠で放送された。主演は星野真里と藤原竜也。森田まひるは沖縄の孤島に生まれ育ち、5歳のころに母親と生き別れていた。寂れた食堂で養父母と共に暮らすまひる。そんな不幸な少女に、神は更なる試練を与えた。まひるは生まれつき耳が聞こえなければ声を発することもできないろうあ者だったのだ。しかも彼女は養父母に虐待を受けていた。そんな過酷な運命を持った少女は、しかしそれでもけなげに毎日を生きていた。元気にしていればいつか東京で暮らす母親と会えると。それだけを支えにして彼女はつらい日々を送っていた。
出典:wikipedia
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