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駅名標

駅名標(えきめいひょう)とは、鉄道駅において、当該駅名を記した識別系案内標識である。「駅名板」とも呼ばれる。車窓から視認できるようにプラットホーム上、またはホーム屋根に設置され、駅名の正しい表記や読み方を表示する。その目的から、一つのホームでも車両の1-2両分(20-40メートル前後)の間隔で設置する。日本の駅名標は、当該駅の名前を中央に大きく配し、進行方向を示す矢印線を添えて左右に両隣の駅名を小さく表記したデザインを基本とする。複数の支線が乗り入れる幹線の大駅では、隣駅表記がない場合もあった。鳥居状に組んだ木製の支柱に板をはめ込み、白地に黒で平仮名の駅名を毛筆体で記して建植したものが原型で、明治期以降普及した。昭和初期には駅名のローマ字表記を加えたものも登場した。1950年代から徐々にデザイン上の整理が行われはじめた。国鉄は1967年、俗に「スミ丸ゴシック体」と呼ばれる統一書体を制定した上で、在来のデザインを元に表記の形式、大きさなどを定めた鉄道掲示基準規程を制定し、1970年代前半頃には駅所在地の市町村名も表記するようにしたほか、1970年代後半から登場した新しいスミ丸ゴシック体が1982年の鉄道掲示基準規程改正時に制式化された。この書体は、JR化後にJR東海が版権を所有(版権所有開始時期は不明)しており、JR北海道の柱用駅名標で使われているほか、デザインを一部修正したものがJR東海でも用いられている。国鉄では、駅名標の設置は各鉄道管理局の管轄だった上、規程が最小限度の内容で厳密なものではなかったため、管理局や線区、受注の看板業者によってさまざまなバリエーションが存在した。民営化後の現在も、JR東日本などでは建植式を中心に支社独自の駅名標デザインを採用しているところがある。1964年に開業した東海道新幹線では、在来線と異なり同線の独自仕様の駅名標を採用した。在来線の駅名標と比較して横長となり、また漢字と全大文字のローマ字表記のみとして平仮名表記を省略し、さらに在来線の駅では下部に書かれている前駅と次駅の表示も廃止した。しかし、この駅名標は山陽新幹線以降の新幹線では採用されず(山陽新幹線以降は駅により細部は異なるが、基本的には在来線とほぼ同じ様式を採用していた)、東海道新幹線も1970年代中頃から在来線や山陽新幹線以降で採用された様式に順次交換され、国鉄末期にはこの駅名標は既に現存しなくなっていた。JR化後はJR各社が独自の様式の駅名標を採用し、全駅それに取り換えられているため、2015年現在では新幹線では国鉄型の駅名標は皆無となっている。ただし、初期の東海道新幹線のみで採用されていた独自の駅名標は、2007年に開業した鉄道博物館館内に2009年に新設された新幹線0系電車の展示スペース横に当時の東京駅の駅名標が復刻して掲出されている(しかし、この復刻した駅名標は書体は異なっているため、厳密には国鉄当時を忠実に再現したものではない)。私鉄では、高度成長期以降、関西の大手私鉄や地下鉄を中心に、独自のデザインを制定して国鉄との差異を強調した。JR東海を除くJR各社では、分割民営化後数年間、新駅設置や在来駅名標の更新にあたり、書体のみを汎用の写植文字とした国鉄規程準拠の駅名標を設置していたが、1988年にJR東海がコーポレートカラーを帯状に配した新デザインを制定したのを皮切りに、1990年代半ばにかけて各社で色帯を配した独自の駅名標デザイン制定が相次いだ。この流れは折からのCIブームに乗って私鉄にもおよび、各社で同種の新駅名標が登場した。国鉄は「鉄道掲示規程」(のち「鉄道掲示基準規程」)で駅名標の種類および大きさなどについて、大きく4種類に分けて規定していた。一般的に称される「駅名標」とは第4種(建植用)および第2種(つり下げ用)を指している。前面をガラス板またはプラスチック板として内部から蛍光灯などで照明する「電気掲示器」も古くからあり、電照式、内照式などと呼ばれている。主に第2・4種駅名標に用いられている。第3種駅名標は平仮名縦書きで、長く紺地に白字を基本とした。国鉄の首都圏本部管内、静岡鉄道管理局管内および北海道内では、1970年代後半からラインカラーなどの色枠を周囲に配して9号掲示板より一回り大型化し、下部に広告板をねじ止めで取り付る「枠付き」タイプの柱用駅名標が登場した。平仮名の書体は時期に応じて新旧の違いがある。このうち首都圏3局と静岡局では数度にわたり広告スポンサーが入れ替わった末、民営化から数年後にスポンサー募集をやめ新デザインのものに取り替えた。JR北海道は一貫してサッポロビールがスポンサーで、現在も国鉄の新スミ丸ゴシック書体を用いて使用されている。一部の事業者ではこれのすぐ下に新聞社などの広告が入る(東武鉄道など)。第4種駅名標のいわゆる「国鉄タイプ」の駅名標は、民営化後も数年程度従来通りの手書きレタリングや写植文字を使用するなどして設置していた。特にJR東日本では、民営化以後設置された国鉄タイプの第4種駅名標が2015年現在も一部の駅で残る。JRおよび私鉄の駅名標の多くは、会社や線区などを象徴する色帯に、列車の進行方向を示す矢印などを組み合わせたり、帯を枝分かれさせて分岐駅を示すなどのデザインを採用している。JR東海の在来線、JR四国、東武鉄道などでは、国鉄後期の規程に合わせ、当該駅の所在地(都道府県・市区町村名)の表記を続けている。当駅名の表記は明治期以降、長らく平仮名表記が主だったが、一部の駅名標では可読性の高さを理由に漢字を大きく表記するケースが現れた。さらにJR西日本、JR四国が漢字中心のデザインとしたほか、当初平仮名を主としたデザインを制定したJR東日本でも、首都圏や地方都市圏で、漢字を大きくした新デザイン駅名標への切り替えを進めている。また駅名標に中国語や朝鮮語を併記するケースも現れている。大手私鉄の一部で見られた縦書きの駅名標も、現在伊予鉄道などで見ることができる。JR東日本の一部支社やJR九州、第3セクター各社では、観光客にアピールするために、駅名標に名所のイラストや写真などの装飾を施すケースも見られる。中国国鉄は中国語と英語で駅名が表記されている。ただし、ドイツの駅名標と同じ、その駅名のみ記載し、両隣の駅名もキロメートルもない。台湾鉄路管理局の駅名標は、基本的なフォーマットは、当該駅の名前が中央に大きく、さらに左右の下に両隣の駅名及びキロメートルが小さく書かれている。交通部台湾鉄路管理局の所属ではなく阿里山森林鉄路の駅名標、海抜もある。捷運と台湾高鐵は両隣の駅名のある駅名標がなく、路線図だけある。韓国の駅名標は、一般的にハングルやローマ字とともに韓国の漢字が表記されている。ただし、駅名に固有語や外来語が含まれ、漢字で表記できない場合、省略されるか、ハングル漢字交じり文で表記する(例:加山デジタル団地駅→「」)か、固有語・外来語部分を漢字に翻訳する(例:西大田ネゴリ駅→「」)ことで対応している。近年、急増する外国人観光客への対応として、日本語や中国語を併記する駅名標が地下鉄を中心に増えている。釜山交通公社では、1号線・4号線の全駅と2号線・3号線の一部の駅において、朝鮮語・英語・日本語(新字体、漢字表記がない場合はカタカナ)、中国語(簡体字、日本語とほぼ同一の場合は省略。漢字表記がない場合は当て字)で表記された駅名標が設置されている(代わりに韓国漢字の表示はなくなっている)。KORAIL(首都圏電鉄のみ)、ソウルメトロ、ソウル特別市都市鉄道公社、ソウル市メトロ9号線(2期区間)、仁川都市鉄道2号線においても、2014年以降に設置・更新された駅名標では、朝鮮語・英語・中国語(簡体字)・日本語(カタカナ)での表記が行われている。また、2015年以降は既存の駅名標にステッカーを貼る形で中国語・日本語対応とする駅もみられる。また、ソウル特別市が管轄するソウルメトロ、ソウル特別市都市鉄道公社、ソウル市メトロ9号線の各路線においては、サインシステムと共にソウル市が制定した「ソウル南山体」というフォントが使われた駅名標への置き換えが進んでいる。首都圏電鉄や都市鉄道においては駅ナンバリングも行われており、駅名標にも表記されているが、日本と異なり前駅にも表記されているのが特徴である。両隣の駅名及びキロメートルは載っておらず、駅名のみ記載されている。

出典:wikipedia

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