株式会社はくばくは、山梨県に本社を置く食品メーカー。社名は「白麦」の意。大麦・玄米・雑穀などの穀物を加工した商品を幅広く展開している。かつては即席めんも製造販売していた。2000年に山梨県唯一のプロチームであるJリーグ・ヴァンフォーレ甲府(以下、甲府)が経営危機に陥り、就任したばかりの海野一幸社長はスポンサーを獲得するため県内の企業を回っていた。その結果中小企業などによるサポート体制は確立していったものの肝心の胸に入れるユニフォームスポンサーが決まらずにいた。そこで2001年のシーズン開幕が間近になったある日、海野社長ははくばくを訪れて長澤社長に胸部分のスポンサーを要請する。これに対しラグビー経験者であり、スポーツに関して理解のある長澤社長は経営危機であり、年数千万と言われる広告料に対しての費用対効果が未知数であったのにもかかわらずスポンサーになることを承諾した。甲府としては2年ぶりの、Jリーグ参入後初めての胸スポンサーとしてユニフォームの胸部分に「はくばく」の文字が挿入された。この年甲府は3年連続最下位になるものの目標を達成し2002年以降の存続が決定、はくばくの胸スポンサーも順調に継続されると思われていた。しかしその直後、はくばくの本社工場で火災が発生する。焼失した部分は生産ラインには影響がなかったため生産は継続できたものの、2002年以降のスポンサー継続が危ぶまれる事態に陥ってしまう。はくばくの撤退により甲府は再び経営が危ぶまれると思われたが、この話を聞いた甲府サポーターが立ち上がり、はくばく商品を積極的に購入する運動を展開する。この甲府サポーターの行動に心を動かされた長澤社長は2002年以降の胸スポンサー継続を表明した。その後もはくばくはスポンサーを継続し、2007年と2008年は背中に移動したものの、2009年より再び胸スポンサーになった。また自社が運営するネット通販においても甲府が勝利した場合、得点差によって最大3割引のキャンペーンを行なっている。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」に出てくる路面電車にはくばくの車外広告が映っている(但し現社名の「はくばく」ではなく当時の社名である「白麦米株式会社」である)。
出典:wikipedia
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