『ハロー!サンディベル』は、1981年3月6日~1982年2月26日の間、テレビ朝日系列で毎週金曜に放送されていた東映動画制作のアニメ番組である。全47話、各話24分。少女サンディベルの成長を描いた、少女向けアニメーションである。「キャンディ・キャンディ」「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」に続いて放映された。それまでの3作でチーフアニメーターを務めていた進藤満尾に代わりOHプロダクション出身の柳瀬譲二が起用され、「長くつ下のピッピ」の挿絵等の桜井誠のキャラクター原案を元にしたキャラクターデザインが行われている。前2作のような魔法を使う設定ではなく、純粋にひとりの少女の成長を描いた作品であり、シリーズ第1作の「キャンディ・キャンディ」のような少女大河ロマン回帰を目指した作品といえる。サンディベル役の山本百合子は本作が声優デビュー作であり、挿入歌も歌う。山本は最初は主題歌及び副主題歌のオーディションを受けたが、不合格となり、声の出演として合格している。ストーリーの構成上、スコットランドを主な舞台とした「スコットランド編」、ロンドンを主な舞台にした「ロンドン編」、新聞記者となりヨーロッパを回る「記者編」の3つのパートに分けることが出来る。キャラクターは、桜井誠の原案を元に、柳瀬譲二がキャラクターデザインを行った。放映前に発表されたアニメ用のキャラクターデザインは、桜井の原案に近かったが、放映開始直前に、よりアニメ的なアレンジを加えたものが決定稿として再度作成された。しかし既に初期のキャラクターデザインに基づいて作画に入っていた数話については、あとから修正作業を行ったため、初期デザインの面影が見られる。また、番宣ポスターやキャラクター商品のパッケージ用に作成されたイラストも変更が間に合わず、初期デザインによるもののため、出回った商品のほとんどに実際に放映されたものとは異なるイラストが使用されていた。サンディベルの作品世界の中では、12歳から16歳への4年間が描かれている。時間の経過に伴い、サンディベルと周囲のキャラクターも成長するのに合わせ、柳瀬によって何度もキャラクターデザインが改訂されている。そのため、ストーリーの進行に合わせて時間と共に成長するさまが細やかに描かれている。サンディベルが本編で実際にサンディベル号に乗って旅をするのは、番組後半の記者編になってからである。ロンドン編でも数回登場するが、その時点ではまだ内外装が完成しておらず、カンカンの開発した「アイデアカー」という名前で呼ばれていた。デザインはスポンサーのポピー側で行われたようで、ポピーは放映当初から主力商品として「サンディベルカー」という名前で商品を発売していた。商品としては大小2つのサイズがあり、大サイズはボディを展開してサンディベル人形と一緒に遊べる大きなサイズのものであり、また小サイズは「ポピニカ」の名称こそないがボディがダイキャスト製だった。またポピーではプロモーション用にトヨタ・ハイエースを改造した実車の「サンディベル号」も製作し、CMにも登場している。この事からもわかるように、ポピーは「ハロー!サンディベル」という作品を放映前にはかなり重視していたようである。しかし、ほぼ同時にスタートした「Dr.スランプ アラレちゃん」が予想外のヒットとなり、ポピーのキャラクター商品の開発がそちらにシフトしたため、サンディベルの商品展開は尻すぼみとなり、後半の記者編に至っては放映当初から発売されていた「サンディベルカー」を除き、全くアイテムが発売されなかった。なお松島みのりは本編のナレーションも担当していた。日本コロムビア(2002年10月から2010年9月までの社名はコロムビアミュージックエンタテインメント)1981年6月発売副題「うたのおくりもの」イントロや曲の間には、サンディベルやマークの短いお話が入っている。本編では「サンディベル号にのって」が25話、「ゆめみてワルツ」が30話で使われている。CD化はされていない。コロムビアミュージックエンタテインメント2003年9月発売。〈ANIMEX 1200シリーズ〉(30) テレビオリジナルBGMコレクション 「ハロー!サンディベル」以前LPで発売されていたテレビオリジナルBGMコレクション 「ハロー!サンディベル」をCD化したもの。堀江美都子が歌う主題歌TVサイズも収録。※放送日時は1981年11月中旬から12月上旬時点(福島中央テレビと愛媛放送については1981年9月中旬から10月上旬に放映された日時)、放送系列は放送当時のものとする。
出典:wikipedia
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