カナダ保守党(カナダほしゅとう、英語:Conservative Party of Canada、フランス語:Parti conservateur du Canada)は、カナダの中道右派・保守主義政党。現在の党首はロナ・アンブローズ。国際民主同盟加盟。口語ではトーリー党とも呼ばれる。ブリティッシュ・コロンビア州、オンタリオ州、オタワ・ガティノー首都圏、ケベック州モントリオールを基盤とし、1993年総選挙以来、ほぼ唯一の全国政党として政権与党の座を占めてきた中道左派の自由党に対抗するために、中西部三州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州を基盤とする右派政党のカナダ同盟と、伝統ある中道右派政党だったが小政党に転落したカナダ進歩保守党の2党が、2003年12月に合併し結党された。結党直後に行われた総選挙では政権交代には至らなかったが、99議席を獲得して選挙前を上回った。ポール・マーティン政権に対する内閣不信任可決(2005年11月)を受けて行われた2006年1月23日の総選挙では比較第一党となり、少数与党ながら政権を獲得することに成功した。2008年10月14日の総選挙では、改選前の127議席から143議席に議席数を伸ばして引き続き第一党の座を確保したが、過半数を確保することは出来なかった。2011年5月2日に行われた総選挙では167議席を獲得し、念願の単独過半数を確保して3期連続で政権を維持した。2015年10月19日に行われた総選挙では、議席を大幅に減らして99議席しか獲得できなかった。一方、自由党は単独過半数を獲得して第1党の座を奪回したため、保守党は約10年ぶりに下野する見込みとなった。近年の保守党政権は消費税()を7%から5%への引き下げるなど、減税と歳出削減による経済成長と財政健全化を柱としており、経済成長モデルにおいても国家の介入よりも市場を重視したものである。このように、支持基盤は富裕層が中心である他、カナダ西部を中心としたオイルサンドなどの石油業界を中心とした資源産業も特に大きな支持基盤となっている。前身の右派政党のカナダ同盟は宗教右翼・キリスト教原理主義・新自由主義の影響が強く、信仰熱心なカナダ中西部の農村部の支持政党でもあるが、ハーパー政権はカナダ同盟出身であるが、実際の政策においてはこのような右翼色は抑えてきている。移民の受け入れには消極的だったが、経済水準維持のため現在は推進している(カナダには移民省があり、もともと歴史的に国家を挙げて推進している)。ただ、かつての政権ほど積極的ではなく、カナダの経済成長に見合った移民(経済移民)を受け入れるという選別を行っている。また、銃規制の緩和も行っている。外交面においてはアメリカ合衆国と同調する傾向が強い。太字は首相経験者太字は総選挙に勝利し、与党となった、又は与党を維持した年
出典:wikipedia
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