プンツォク・ワンギャル(チベット語: ཕུན་ཚོགས་དབང་རྒྱལ།, ワイリー方式: phun tshogs dbang rgyal, 蔵文拼音: pun tsok wang gyel, 1922年1月2日 - 2014年3月30日)は、チベット・バタン出身の革命家。中国語表記では平措汪傑、あるいは平措旺傑。通称、平汪(プンワン)。解放と言う名の中国人民解放軍によるチベット侵略への抵抗。チベット共産党の結党。大チベット構想を打ち立てる。長征中にチベット東部(カム地方)を通過した中国共産党の影響を受け『東チベット自治同盟』を結成、雲南との国境地帯で中華民国の支配に対する武装蜂起を起こした後、中国支配に抵抗した英雄として、チベット貴族支配下にあるラサで公然と反体制的な活動を行う。この時すでに中国共産党員であり、民族派的マルキストだったという。日本では、チベットに滞在した日本人、木村肥佐生の著書に登場することで知られ、木村とは親しく交流していたようである。木村は明治維新を革命モデルとしてチベットに適用するアイディアを彼に提案し、彼は明治憲法をモデルにチベットの新憲法の草案を練っていたという。1949年、保守派貴族によってインドへ追放される。帰国後、中国共産党の下部機関に組み込まれるが、文化大革命では民族主義者として弾圧を受け、18年間投獄される。文化大革命の終焉とともに政治の表舞台へ復帰し、全国人民代表大会常務委員、中央民族委員会副主任などのポストを歴任する。結果から見れば彼はチベット共産化を手助けした人物ということになるが、彼が求めていたのはチベット政治の革新であり、中国化の推進が目的ではなかったことは、明らかである。また、カム地方がチベット政府の圧政に苦しんでいたことも、彼の思想・行動と無縁ではなかったと思われる。なお、現在の彼の主張は、中国からの独立ではなく高度な地方自治を求めるものである。
出典:wikipedia
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