『ドラマ』(Drama)は、イエスが1980年に発表したアルバム。2011年発表のアルバム『フライ・フロム・ヒア』と共に、イエス名義のアルバムの中でジョン・アンダーソンがボーカルを担当していない数少ない作品の一つでもある。この前作『トーマト』から、イエスは音楽的にも人間関係も不調となり、ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが脱退した。残されたクリス・スクワイア、アラン・ホワイト、スティーヴ・ハウは、イエスを解散するか別のボーカルとキーボードを補充するかという二者選択を迫られ、その結果、同じマネージメントの中にいたバグルスのトレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズを引き入れる。このメンバー構成で作成された唯一のアルバムが本作である。なお、トレヴァー・ホーンは翌1981年に「レンズの中へ」を改作した「アイ・アム・ア・カメラ」をバグルス名義で発表し、1982年にリリースしたバグルスのアルバム『モダン・レコーディングの冒険』に収録しているほか、クリス・スクワイアとアラン・ホワイトは『ロンリー・ハート』発表以降のイエスのライブで「光陰矢の如し」をフィーチャーした「ホワイトフィッシュ」というソロを演奏している。尚、本作に入るはずであった「ゴー・スルー・ディス」と「ウィー・キャン・フライ・フロム・ヒア」の二曲はデモの段階で没となり、結局ライブでのみ演奏された。その模様はライブアルバム『ライヴ・イヤーズ』に収録されているほか、後者は2011年のアルバム『フライ・フロム・ヒア』のタイトルトラックとして20分を超える大作へ大幅に改作された上で公式に発表された。2004年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下のボーナス・トラックが追加収録されている。
出典:wikipedia
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