アーンドラ・プラデーシュ州(、)は、インドの南東部にある州の一つ。2014年6月に、従来の州都であったハイデラバードを含むテランガーナ地域が分割され、テランガーナ州が新設された。移行措置として、テランガーナ州の州都となったハイデラバードに2024年までは引き続きアーンドラ・プラデーシュ州庁舎を据え置き、以降は州内のアマラーヴァティーへ州都を移転することが予定されている。アーンドラ・プラデーシュ州の歴史は古く、紀元前2000年頃のヒンドゥー教神話であるマイトレーヤ・ブラーフマナ(Metteyya Brahmana)やプラーナス、および『ラーマーヤナ』、『マハーバーラタ』などのインド叙事詩の中に、その名を見出すことができる。1000年、カーカティーヤ朝が成立。1336年にヴィジャヤナガル王国が、1347年にバフマニー朝がそれぞれ独立した。1518年、デカン・スルターン朝のひとつゴールコンダ王国が独立。1724年、ニザーム王国が独立。1948年9月13日のポロ作戦でインドに併合された。2014年、アーンドラ・プラデーシュ再編成法がインドの国会によって承認され、新たにテランガーナ州が発足した。アーンドラ・プラデーシュ州は、ゴーダーヴァリ川・クリシュナ川という二つの大河川が州内を流れている。アーンドラ・プラデーシュ州は、13の県(ジッラール జిల్లాలు)に区分されている。アーンドラ・プラデーシュ州は、農業が盛んな地域である。米、煙草、綿花、唐辛子、サトウキビが主に栽培されている。最近では植物油生産用にヒマワリやピーナッツが好まれる。しかしながら、灌漑設備をもたない零細農家、小作農家人口も多いため、州をまたいだ灌漑計画が多数ある。近年では、生物工学産業の育成に力を入れている。また、製薬の中心地でもあり、インド10大企業の半数がこの州にある。近年では、情報技術産業の育成にも力を入れている。このためソフトウェアの販売総額は、2004年度が37%、2005年度が62%の成長率で、2006年度にはインドのIT輸出総額の14%、年間45億ドルに達した。州都のハイデラバードはインド内第五の規模の都市である。インドにおける情報技術産業の成長、いわゆる「ブルーチップ革命 Blue Chip Revolution」の波に乗り、ハイデラバードでも情報技術産業が育成され、市内に展開する関連企業の数はインド全土で一、二を争うほどになり、「サイデラーバードゥ」(Cyber + Hyderabad) と呼ばれることもある。この他、ヴィシャーカパトナムやヴィジャヤワーダにおいても情報技術産業の育成が図られている。鉱物資源はインド第2を誇り、石灰岩は300億トンを産出する。インド・ウラン公社によって2011年に(カダパ)が開発された。には膨大な天然ガスと石油があり、沖合で開発中である。石炭も豊富にある。水力発電はインド第一位で、全体の11%を賄う。
出典:wikipedia
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