『ぼくの生まれた日』(ぼくのうまれたひ)は、2002年3月9日に『ドラえもん のび太とロボット王国』と同時上映公開された、てんとう虫コミックス『ドラえもん』2巻「ぼくの生まれた日」を原作とする、ドラえもんの映画作品(25分45秒)、および、テレビアニメ『ドラえもん』(第2作第1期)で1979年に同タイトル、1989年に「のび太誕生」として放映されたもののリメイク版である。2008年4月25日に、ドラえもん(第2作第2期)でリメイク放送された。映画ドラえもん感動作シリーズはこれが最後の作品である。現代8月7日。この日は野比のび太の誕生日である。のび太は母親の玉子に「勉強しろ勉強しろ」と言われて拗ねてしまい、父のび助にも叱責される。そのため、のび太は「この家のほんとの子じゃないんだ」と言い出す。「じゃあ、たしかめに行こう」とドラえもんは言う。ドラえもんとのび太はタイムマシンでのび太の生まれた、10年前の8月7日へ行くことになった。誕生日という理由で勉強しなかったため、両親に怒られ、「あんたみたいな子はうちの子じゃない」と言われ、「自分は誰からも愛されていないんだ」とのび太は家出し、仲間達に泊めてもらおうとするもどこも両親に大切にして貰っているとショックを受けてしまう。心配でのび太を探しに来たドラえもんも「心配しているから帰ろう」と言うも今日のことや今までのこともあり、「今日は僕みたいなダメな子が生まれてみんなががっかりした日なんだ」と自棄になる彼に「じゃあ、確かめに行こう。もし、そうならデンデンハウスをあげるから」とのび太が生まれた11年前の日へと向かった。自分が生まれた病院で、若き日の両親が自分の誕生を心から喜び、大きな期待と愛情を持ってくれていること、そして現代ではすでに切り落とされていた大木が名前の由来となっていたことを知ったのび太は、反省と感謝の気持ちでいっぱいになる。一本の枝を取り、お気に入りの漫画を土台にして別の場所に木を植え現代に帰ると、両親が心配して探しにきてくれていた。心から謝るのび太とそれを優しく受け止めるドラえもん達。側では過去で植えた木が立派に育っていた。本作はこれまでの感動短編作品の中でも特に美術背景に力が入っており、のび太が生まれた時代の風景がリアルに描写されている(例として、建設途中の高速道路やその周辺の区画整理される前の下町、病院内の様子などが挙げられる)。映画終盤でドラえもんとのび太が傘をさして雨が降る町の中を走るシーンがあるが、二人の通る道にそれぞれ過去の感動中編作品を思い出させるような風景が存在する。また、最初の方でジャイアンの家(剛田商店)が映るシーンがあるが、看板や細かいところを見ると「がんばれ!ジャイアン!!」とほとんど同じ設定で描かれている。町内の坂道や起伏の表現は過去の映画ドラえもん感動作品や後に本作品監督の渡辺歩が手がける映画『パーマン』2作と『ドラえもん のび太の恐竜2006』『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』でも使われている。また、家族の絆も深く描かれていて、のび太の名前の由来にまつわるエピソードをさらに膨らませたアレンジ(原作ではのび助と玉子の二人の会話でしか描かれていない)や、エンドロール前のラストシーンなども屈指のものとなっている。さらに、しずか・スネ夫・ジャイアンが親に何かと気遣われている場面を目撃した家出中ののび太が落ち込むシーンがあるが、エンドロールで彼らがのび太の誕生日プレゼントを用意していたことが明かされる。余談だが、雨が降っている中家出したのび太が町を歩いて行くシーンは、渡辺監督が小学五年生の時に家出した際の情景がそのまま使われているという。(三輪車に良く似ているがスピードが速い)
出典:wikipedia
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