トリノオリンピックにおけるフィギュアスケート競技は、2006年2月11日から2月23日までの競技日程で実施された。会場はトリノ市内にあるパラベラで実施された。競技種目は以下の、男子と女子のシングル、ペア、アイスダンスの4種目である。エキシビションは2月24日に設定された。男子シングルでは戦前の予想通り、ロシアのエフゲニー・プルシェンコが2位に30点近い大差をつけ優勝。ロシア勢の男子シングル優勝はリレハンメルオリンピックから4大会連続、独立国家共同体時代を含めると5大会連続の優勝。女子シングルでは、ショートプログラムを終えアメリカのサーシャ・コーエン、ロシアのイリーナ・スルツカヤ、日本の荒川静香の3選手が僅か0.71点差にひしめく大接戦となったが、フリースケーティングで荒川静香が逆転しアジア選手として初めての金メダルを獲得。ペアとアイスダンスでは、ともにロシアのトトミアニナ&マリニン組とナフカ&コストマロフ組が金メダルを獲得した。ペアはソビエト連邦時代、独立国家共同体時代を含め1964年のインスブルックオリンピックから12大会連続の制覇。

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