νガンダム(ニューガンダム、ν-GUNDAM)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」(MS)の一つ。初出は、1988年公開のアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。作中の軍事勢力の一つ「地球連邦軍」の試作機で、主人公「アムロ・レイ」が自ら設計した専用機。歴代作品に登場するガンダムタイプMSの技術を結集させた高性能機で、設計当初から「ニュータイプ」(超常能力者の一種)用に開発された初のガンダムでもある。白と黒を基調としたカラーリングで、左背にマントのように装備された6基の遠隔操作式ビーム砲台「フィン・ファンネル」を外観上の特徴とする。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』劇中では「リ・ガズィ」に次いでアムロが搭乗し、ライバルである「ネオ・ジオン軍」総帥「シャア・アズナブル」が搭乗する「サザビー」と死闘を繰り広げる。メカニックデザインは出渕裕。当記事では、各メディアミックス作品などに登場するバリエーション機の解説も記述する。「シャアの反乱」に対処するべく再編された外郭部隊ロンド・ベルのMS部隊隊長アムロ・レイが、RX-78 ガンダム直系の後継機として自ら設計した機体。製造はアナハイム・エレクトロニクス社のフォン・ブラウン工場が担当し、3か月という短期間で完成に漕ぎつけた。開発自体はアナハイム社が独自に進めていたが、ロンド・ベルへの配備が決定したことを受け、アムロによる基礎設計の修正を経て完成したとも言われている。アナハイム社製MSの中では、当初より特定個人の専用機として開発された機体は本機のみである(劇場版『機動戦士Ζガンダム』の漫画版ではΖガンダムはカミーユの専用機として作られたとされているが、公式設定かどうかは不明)。設計はRX-78 ガンダムと歴代ガンダムタイプのスペックの平均値を基に、当時の最先端技術を導入して能力をアップデートする形で行われた。また、アムロが少年期より長年培ってきたMSパイロットとしての経験も反映されている。機体名はアナハイム社製ガンダムの11番目の開発コードνから名付けられた。開発担当者はオクトバー・サラン。MSとしての基本性能、汎用性はもちろん、運用面も重視した設計が行われている。戦闘が長期化した場合を考慮して信頼性と耐久性を重視し、サイコミュ関係の一部を除いてなるべく連邦軍の規格を採用し、調達が容易な素材や部品を用いるよう心掛けられている。部品流用が行われた背景には、短期間で完成させるために専用部品をなるべく減らさなければならなかった事情も含まれている。アナハイム社が培ってきたMS技術も積極的に利用されており、機体に用いる部材はΖ系MSのものを使用。センサー類にはインコムやバイオセンサーの技術をスピンオフして用いている。さらに、整備や実戦データのフィードバックによる改修が容易に行えるよう、各部を可能な限りユニット化し、内装火器を極力減らすことで構造に余裕を持たせている。これにより本機は宇宙世紀0093年における最強クラスの性能を誇るMSでありながら、実用兵器としての信頼性も兼ね備えたバランスの良い機体として完成した。本機は機動歩兵というMSの原点に回帰した機体であると同時にNT専用機であり、ガンダムタイプの主力MSで初めてファンネルを装備した機体でもある。バックパックの左側に新規設計の専用サイコミュ兵器フィン・ファンネルを装備する。ファンネルの装備や分離により機体の慣性重心が動きバランスが崩れることを考慮し、重心移動に対応した機体管制プログラムも新たに開発されている。目立って大型のスラスターは装備されていないが、個々の出力の強化や全身にサブスラスター、マイクロスラスターを装備することにより高い機動性を発揮する。内装火器の省略による軽量化などの要素もあり、運動性の高い機体へと仕上がった。敵機に対しより素早い対応ができるよう、相手の脳波をサイコミュで強化し受信する、というアムロのアイデアにより、コクピットシート後方にサイコミュ受信パックを備える他、コクピットの周囲にサイコフレームを使用してサイコミュの小型化・感応度の向上が図られ、機体の追従性、並びに運動性の向上にも大きな貢献を果たしている(元々サイコミュを搭載しているため、サイコフレームがなくともフィン・ファンネルの運用自体は可能)。機体構造が単純化された分、各部の耐久性も高く、実戦でサザビーを拳打の応酬の末に行動不能にした後も、掌部分の可動は損なわれなかった。νガンダムに採用されたサイコフレームは、アムロがサザビーと同等性能のMSに搭乗して決着をつけることを望んだシャアによってアナハイム社へ意図的に横流しされたもので、当初は装備されていなかった。サイコフレームの採用により機体重量は計画時より3kg減少しているが、サイコフレームを使用した部位の強度は向上している。アムロにはアナハイム社の材料開発部門が独自開発したものであると説明されたが、後にオクトバーの手紙によりネオ・ジオンより入ってきた技術であることがチェーン・アギに伝えられる。このサイコフレームには未知の部分が多く、本機が小惑星アクシズ落下阻止を試みた際には、MS内部のサイコフレームがアムロの意思に応えるかの如く、機体から溢れるほどの虹色の光を放ち、地球の重力に引きずられていた小惑星を押し戻すほどのサイコ・フィールドを生み出すという奇跡を見せている。基本的に当時の連邦系MSの共通装備を踏襲しており、機体本体と同じく構成部材に軍の規格品を多用することで高い信頼性を得ている。さらに独自の技術も積極的に導入されており、基本性能の向上にも余念がない。マニピュレーターには、グリプス戦役時のMSと同様にダミー発射機やトリモチ・ランチャーを装備している。劇中において武装を失ったνガンダムはギラ・ドーガからビーム・マシンガンを奪い使用しているが、使用の際に支障をきたすことは無かった。νガンダムはアナハイム社の開発スタッフが総力を結集し、不眠不休の努力のもと3か月で急造された機体ではあったが、それでも「シャアの反乱」における戦況の変化に対応することはできず、納期を10日も繰り上げられるといった描写があり、サイコ・フレームへの換装作業は発注元であるロンド・ベルへの事前連絡がなされないまま行われた。物語の冒頭、5thルナをめぐる攻防戦が行われていた時点では、まだ機体の組み立てすら完了しておらず、アムロが自ら月に赴いた時には実戦配備が可能となるまでには3日かかると言われている。しかし、サイコミュのテスト中にロンド・ベルから部隊への帰還命令が下されたため、アムロはスタッフの猛反対を押し切り(「そんな状態で出たら、死にますよ!」と警告された)調整も終えていない軽装の本機で出撃、そのままシャアのロンデニオン潜入の陽動として展開したネオ・ジオン軍部隊との戦闘へ突入した。後にファンネルや他の武装も届けられ、ラー・カイラム内で戦闘の合間をぬって調整は続けられた。当初ファンネルはアムロの意志に過敏な反応をみせたり、動きが非常に悪く、たやすく敵に撃墜されたりと稼動に問題があったが、整備班の努力により改善されている。地球寒冷化作戦阻止のためロンド・ベルがアクシズへの核攻撃を遂行した際には第二波として出撃。ネオ・ジオンのMS部隊を一蹴するものの、核ミサイルが全て撃墜されたため作戦自体は失敗している。さらに、シャア打倒のためにνガンダムを手に入れようと目論むギュネイ・ガスによりケーラ・スゥが人質にとられ、機体にワイヤーをかけられたアムロは要求どおりに武装を解除(フィン・ファンネルを外した)することで投降の姿勢を見せるものの、フィン・ファンネルを放熱板と勘違いし逆上したギュネイが、アムロの殺害を命じたためワイヤーより電撃を受け、アムロの苦痛にファンネルが反応して攻撃をおこない窮地を脱する。この攻撃によりギュネイは撤退するものの、ケーラは死亡。部下を失った悲しみの中、アムロも帰艦する。アクシズ破壊のため三段構えの作戦をたてたロンド・ベルは再度攻撃を開始。クェス・パラヤの意志を感じたアムロは彼女の搭乗するα・アジールと、その護衛として随伴していたギュネイのヤクト・ドーガらと交戦。2機の高性能機とギラ・ドーガ部隊を相手に互角以上に戦い、危機に陥るもののファンネルにより展開されたバリアーで難を逃れている。最終的にはヤクト・ドーガを撃墜しクェスも追い詰めるが、アクシズの破壊を優先し止めを刺さず終わった。νガンダムはアクシズに取り付くが、ここでアムロと決着をつけるため待っていたシャアのサザビーと最後の戦いを行うことになる。二人の実力は伯仲しており、互いに武器を失い機体のダメージも蓄積していったが、最終的にはサザビーを撃破する事に成功し、機体より放出されたシャアの脱出ポッドを捕獲する。ロンド・ベルの工作によりアクシズは内部より爆破され2つに割れたが、作戦ミスによりそのうちの後方の1つが地球への落下コースをたどり始め、アムロは破片の落下を阻止するべく機体をアクシズに取り付かせた。その行為に味方のみならず敵機までもその行動に協力した。その後サイコフレームの共振効果か、νガンダムが虹色の光を発し、発生したサイコ・フィールドによって他の機体は押しのけられることで命を救われ、アクシズは地球から離れていくが、νガンダムおよびアムロとシャアの消息については劇中では描写されていない。ネオ・ジオン側のエースパイロットを複数撃破し、加えて、地球の重力に引かれて落下する巨大なアクシズを弾き返したという奇跡から、「シャアの反乱」終結後15年の月日を経ても「連邦軍最強のMS」として知られていた。講談社の『ガンダムマガジン名作集』に収載されている岩村俊哉の漫画『νガンダム秘話 ネオ・ジオンの亡霊』では、宇宙世紀0094年頃、地球に潜伏するネオ・ジオン残党掃討部隊の中にνガンダムが確認されている。この機体は左肩に搭乗者であるマサダ中尉のイニシャルを象った「M」のエンブレムが施されていた。ネオ・ジオン残党のNT少女が操作するヤクト・ドーガと交戦し、相討ちとなっている。本機はΖガンダムやΖΖガンダムと同様にコンペ形式で多数のデザイナーが参加、その中で鈴木雅久らが中心となり、富野が提示した「マントを羽織ったガンダム」というコンセプトの元、数多くのラフデザインを提出。最終的に出渕裕によってまとめられている。その際、出渕は「自分の理想を追求した」と述べている。メカデザインの面でもターニングポイントとなり、その後の作品の主役メカデザインに大きな影響を与えた。カトキハジメは雑誌企画『ガンダム・センチネル』で、自身がΖガンダムからΖΖガンダムの流れを踏まえ、主人公機Sガンダムには複雑なデザインを考えていたため、それと対照的なνガンダムを見た時は衝撃を受けたと回想している。機体色は従来のガンダムシリーズで採られていたトリコロールカラーから一転、白と黒(ミッドナイトブルー)を基調としたものになっている。なお、2014年現在、歴代ガンダム型MSでフェイスカバー部にある「へ」の字状のスリットが3本入っているのは、νガンダムと後述のHi-νガンダムのみであるが、劇場映画『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』のポスター用に大河原邦男が描きおろした画稿の一つには、大河原のミスにより「へ」の字スリットが3本付いたRX-78-2 ガンダムがある。カトキのリファイン前からガンプラのマスターグレード(MG)は発売されていたが、ガンダムフロント東京の映像施設DOME-Gで公開された映像用にカトキハジメによってリファインデザインしたνガンダムが、後に『MG νガンダム Ver.Ka』として刷新された。基本的にDOME-Gの映像が3DCGという事から、同じ3DCG作品であるGUNDAM EVOLVE5のνガンダムのデザインをベースとしてデザインされている。通常のνガンダムはサイコフレームがコックピット周辺にしか存在しないが、装甲がスライドし各種に散りばめられたフルサイコフレームが露出する「サイコフレーム発動状態」が新たに追加設定されている。またアニメには無かったバズーカ砲身の伸縮ギミックが追加されている。もともと、νガンダムの初期名として「Hi-Sガンダム」が予定されていた。これは「シャアを超える」という意味であったが、シャアの頭文字はCであると指摘されたため、この案は立ち消えとなった。NEWガンダムという仮称で呼ばれていたのがちょうどギリシア文字の「ν」とうまく合致したため、そのままもじってνガンダムと名付けられた。なお、「ニューガンダム」という呼称は『機動戦士Ζガンダム』第1話冒頭でも、アポリーがテスト飛行中だったガンダムMk-IIをこのように呼んでいる。Hi-Sガンダムの名前は、後にSをνに変え「Hi-νガンダム」と、Hiを取って「Sガンダム」の名前となった。小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場したνガンダムに、映画のνガンダムと別個の設定がされたもので、『逆襲のシャア MSV(CCA-MSV)』にも分類されている。同小説の口絵で描かれた独自アレンジの「νガンダム」を基に数度の再デザインを経て、サンライズによって公式設定化された(後述)。機体カラーは「白と青」、もしくは「白と紫」の2色を基調とし、νガンダムとは異なり、背部中央にスタビレーター、その左右にファンネルラック、その下にスラスターとプロペラント/スラスターユニットという構成となっている。背部にはΖガンダムに似たロングテール・バーニア・スタビライザーを装備しており、AMBACシステムとスラスターとしての機能がνガンダムより強化されている。フィン・ファンネルは充電機能を持った2基のラックに、片方3基ずつをラックから吊り下げるようにマウントする。現時点で設定が大きく分けて2種類存在する。後者の小説版準拠の設定は2007年に「公式設定化」の際に採用されたものである。前者は98年の時点で書籍『データコレクション』に掲載された設定であり、『Gジェネレーション』シリーズをはじめ、複数のゲームでこの設定を採用している。武装はνガンダムと同様のものが多く、バックパックにはプロペラントタンクを2基装備できる。νガンダム Ver.Kaと同様、カトキハジメによりリデザインされたMG Hi-νガンダム。公式設定化前のデザインを元にリファインされており、体型は太く、カラーも紫と白が採用され、ファンネルには紫のグラデーション塗装が施された。変更も多く、シールドは白一色となり、右腕部に搭載された隠し武器であるガトリング・ガンが単装から4連装化され、不使用時には格納されるようになり、各ビームサーベルラックの展開方法もシンプルになった。また、4連装ガトリングの中心軸からはビームサーベルの発振が可能であり、左腕部のラックに搭載したままの予備ビームサーベルと合わせることで、ビーム・トンファーとしての使用も可能となっている。肩アーマー上部・リアスカート・脹脛周辺が展開するスラスターギミックが、新規に盛り込まれている。上記のHi-νガンダムVer.KaにHWS(ヘビー・ウエポン・システム)を装備したもの。プレミアムバンダイ販売用に専用の拡張セットが新たにデザインされた。外観や武装内容はνガンダムのHWSとほぼ同様だが、フロントアーマーには隠し腕が追加されており、ビームサーベルを使用できる。ハイパー・メガ・ライフルもビームライフルに追加パーツを施す形に変更されている。こちらに付属するシールドには、小説版の口絵に見られたインクスポット迷彩が施されている。大きな違いがハイパー・メガ・シールドで、シールドから取り外して背部にマウントする第2形態が設定されている。この第2形態では、さらに2本のニュー・ハイパー・バズーカをマウントできる。『B-CLUB』27号での出渕裕のイラストが初出で、その後『CCA-MSV』に分類されている。フルアーマーガンダムの構想を、νガンダムに継承した機体。反乱が長期化した場合に備え、νガンダムの機能強化のため立案された。スラスター付きの追加装甲を全身に装着し、機動性を損なわず防御力を向上させた。シールドも分厚く大型化しているが、メガ粒子砲の配置上、狭い方を上向きにマウントしている。ハイパー・メガ・ライフルを装備し、火力の強化も図られている。『B-CLUB』27号には「U.C.0100にふさわしいMSとして期待されている」とある。また、駆動系には改良型サイコフレームを使用しているとのこと。モデルグラフィックス誌では、Ex-SガンダムのIフィールド発生装置と似た中央胸部装甲が追加装備された機体も存在する。なお、プラモデル「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム HWS装備型」組み立て説明書に記載された設定によると、胸部装甲へのIフィールド搭載、兵装のサイコミュ・アレンジや内装のフルサイコフレーム化なども検討されていたが、反乱の早期終結でプランそのものが立ち消えになったとされている。プラモデルでは「SDガンダムBB戦士 No.209 νガンダム(HWS仕様)」「HGUC νガンダム(ヘビー・ウェポン・システム装備型)」としてキット化されている。後者は組立説明書では特に言及されていないが、パーツの関係上、ノーマル状態のνガンダムを組む事も可能(成型色は若干異なる)。漫画『機動戦士ガンダムALIVE』では主人公の新たな搭乗機として登場する。プラモデル「1/144 νガンダム フィン・ファンネル装備型」組立説明書に登場し、その後『CCA-MSV』に分類されている。バックパックのサーベルラックをフィン・ファンネルのジョイントに置き換え、左右にフィン・ファンネルを3本ずつ装備した形態。ビームサーベルも、バックパック両側面に1つずつラックが追加され、左腕に搭載する物と合わせて計3本となる。機体の細部や武装の形状が通常のνガンダムに比べ若干異なっている。なお、本機もヘビー・ウェポン・システムが装着可能である。この他ゲーム等では左右にフィン・ファンネルを6本ずつ装備した形態も存在する。ゲーム『ガンダムバトルユニバース』およびその続編では、フィン・ファンネルが増えたことで、機体周囲を覆うIフィールドの形が正二十面体となる。『M-MSV』(大河原邦男コレクション)に登場。「シャアの反乱」が長期化した場合を想定し、ジェガン以上の主力量産型MSとして設計されていた機体。コスト高騰などの理由により、実際に配備された記録はない。母体となったνガンダム自体、ガンダムタイプMSの配備に消極的な連邦軍上層部からの予算獲得の目的で、量産も可能なように設計されていた。サイコミュ兵器として、フィン・ファンネルまたはニュータイプ以外でも扱えるインコムを選択式で装備可能。機体色はリ・ガズィに近い青系のカラーリングにまとめられたほか、4本あったブレードアンテナは2本になっている。武装面では、ビームスプレーガンを右腕部に固定装備している。その他の武装はνガンダムと共通である。『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』によれば、アムロの設計した仕様に従ったνガンダムの量産機で、後付けされたサイコフレームなどの追加分のサイコミュは搭載していないとのこと。漫画『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』に登場。地球連邦地上軍がサイド7宙域で行われる式典用として、キャノンガン、GFタンクと共に、アナハイム・エレクトロニクス社に開発を発注した機体。量産型νガンダムの設計データを元に作られた技術検証計画のテスト機体をそのまま転用している。デモンストレーション用にトリコロールカラーに塗装されている。コアはイジェクション・ポッドを採用。コア周辺の装甲化が不十分な反面、耐熱・耐弾性能自体は向上しており、ブロック単体での大気圏突入も可能となっている。両腕部に不十分な腰部装甲を防御する為のウイング・シールドをマウント。シールドは従来機と同様のウェポンラックでもあり予備のEパックとマイクロミサイルも収納される。またシールド側面部にビーム・ディフューザーという拡散ビーム放射機構も備えるが、出力不足から下記のDX形態でしか使用できない。ほかνガンダムと同様のスタイルのビーム・ライフル、肩・腰・膝アーマー内部(展開式ニー・クラッシャー)にはビーム・サーベル発生基が2基ずつ収納されている。漫画『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』に登場。G-ファーストとBWモードのGFタンクがドッキングした機体。事実上、2機分のMSをかけ合わせた状態となっており、総合性能が大幅に向上し、シールドのビーム・ディフューザーも使用可能になった。GFタンクのエクス・カートリッジを連結させた高出力ビーム兵装「ビーム・ラッシュ・ライフル」は、開放型バレルとメガ粒子偏光器により複数機をロックオン可能な拡散メガ粒子砲、高収束の通常メガ粒子砲の2つの特性を持つ。DXはDual-X(trans)cend(二重の超越)を意味する。『機動戦士ガンダム MS大全集』に登場(型式番号:FA-93S)。後にνガンダムHWS仕様としてリデザインされており、そのため基本構造はほぼ同じ物となっている。漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。νガンダムの試作型でサイコミュは搭載していない。テストのために地上に下ろされた際にネオ・ジオン軍の襲撃に遭遇し、輸送担当者の独断で戦闘に投入されたが、オーバーヒートを起こして撃破された。そのためνガンダムの完成は遅れることになる。「00531」は生産工場における製造番号。漫画『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』に登場(型式番号:RX-92LAS)。宇宙用のヘビーウェポンシステムと対を成す陸戦用の重装化プラン(型式番号のLASはLand Armor Systemの略)であり、シールドなどは共通のものを装備している。母機としてPX-00531同様のνガンダム試作型(RX-92B)を使用している。全備状態は非常に大型な機動兵器となり、モビルアーマーに近い様相となる。漫画『機動戦士ガンダムReon』に登場。νガンダムの改良型である。ガンダムReon奪取のためにFAMASのレディス・レオノフスキーが搭乗した。フィン・ファンネルの搭載数が増加され、外観も黒い塗装に変更されている。PC-9801用ゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション』に登場する(型式番号:YRA-90A)。『SD戦国伝』シリーズとは別に、宇宙世紀の世界観上で展開されたコミックボンボンのオリジナルストーリー「プロジェクトMUSHA」に登場する(1989年3月号掲載)。地球連邦軍の機体である。木星の宇宙海賊掃討を目的として始動した連邦軍の「プロジェクトMUSHA」機体群の内のひとつ。サイド2で建造されたνガンダムのレプリカをベースに開発された機体。その名が示すとおり、旧世紀の日本の鎧武者を模した外観を持つ。サイコミュソード「妖剣ムラマサ」を装備したニュータイプ専用機。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。