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江川ダム

江川ダム(えがわダム)は福岡県朝倉市、一級河川・筑後川水系小石原川に建設されたダムである。独立行政法人水資源機構水路事業部が管理するダムで、福岡都市圏や久留米市をはじめとする両筑平野の水道用水、農業用水の水源として建設された高さ79.2メートルの重力式コンクリートダム。多目的ダムではあるが治水(洪水調節)目的を持たず、主務官庁に国土交通省は関わっていない。寺内ダムや筑後大堰などと共に福岡県両筑地域の水がめとして重要な役割を担っている。ダムによって形成された人造湖は上秋月湖(かみあきづきこ)と命名され、2005年(平成17年)に当時の甘木市からの推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている。江川ダムの利水を通して、筑後大堰において福岡導水を介した福岡市・太宰府市・筑紫野市等9市9町村への各種用水供給、筑後導水を介した久留米市・大牟田市他6市8町村への上水道・工業用水・農業用水の供給、更に佐賀東部導水を介して佐賀市他2市17町村への上水道・工業用水・農業用水の水源の一つとしての役割を果たしており、福岡地区水道企業団・福岡県南広域水道企業団の両企業団への供給割当量は、2016年現在水利権ベースで、約25万立米/日のうち江川ダム・寺内ダム合わせて約21万立米/日を占める、重要なダムである。福岡市を始めとする福岡都市圏の地域は戦後急激に人口が増加、工業地域の拡充等で産業も発展し工業用水の需要も高まった。また、両筑平野(福岡平野、筑紫平野)周辺は穀倉地帯でもあり技術革新に伴う農産物の収穫増加に対応するための灌漑整備も急務となった。こうした事から建設省(現国土交通省九州地方整備局)・農林省(現農林水産省九州農政局)・通商産業省(現経済産業省九州経済産業局)・九州山口経済連合会と福岡県・佐賀県・大分県・熊本県は、北部九州にわたる筑後川水系の治水および水資源開発を図るために「北部九州水資源開発協議会」を設立し、筑後川水系の「水資源開発促進法」指定を働きかけた。この結果1964年(昭和39年)10月筑後川水系は水資源開発水系に指定され、水資源開発公団(現独立行政法人水資源機構)による「筑後川水系水資源開発基本計画」の策定となった。江川ダムは利水施設の第1号として1967年(昭和43年)に計画された。江川ダムは1972年(昭和47年)に完成した。型式は重力式コンクリートダム、高さは79.2mで治水機能を持たない利水専用多目的ダムである。目的は福岡都市圏、久留米市などへの上水道供給、両筑平野用水の水源として甘木市等2市3町の農業用水供給である。この後公団事業の寺内ダム・筑後大堰・山口調整池や農林水産省九州農政局の合所ダムが完成することで両筑地域等への水供給が図られることになる。だが1978年(昭和53年)の福岡大渇水で江川ダムが枯渇。これを受けて更なる水源整備が計画され、ダム上流の上秋月町栗河内地点の小石原川に現在小石原川ダムが計画されている。ダムの型式は中央土質遮水壁型ロックフィルダム、高さは129.0mと筑後川水系のダムの中では最大堤高のダムとなる。上水道・工業用水の供給に加え洪水調節・不特定利水機能を持つ多目的ダムとして現在実施計画調査が進められている。尚、2006年(平成18年)5月に小石原川ダムは水源地域対策特別措置法の対象ダムに指定され、補償対策における厚い対処や水源地域のインフラ・観光拠点整備等といった水没地域活性化対策を講じることが必要要件となった。ダムのある上秋月は「筑前の小京都」と呼ばれ江戸時代には秋月藩黒田氏5万石の城下町であった秋月より北東に3kmの地点にある。小石原川ダムが計画されている栗河内は1876年(明治9年)、不平士族による明治新政府への武力蜂起・秋月の乱首謀者である宮崎車之助ら7士が自決した地でもあり、慰霊碑がある。歴史に彩られた町に建設された江川ダムの人造湖は「上秋月湖」と命名され、2005年(平成17年)には寺内ダムの美奈宜湖と共に甘木市の推薦を受けてダム湖百選にも選ばれている。

出典:wikipedia

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