西大宮バイパス(にしおおみやバイパス)は、国道16号の埼玉県さいたま市内におけるバイパス道路である。一部区間が高速道路並みの高規格設計の高架橋で建設され、上江橋(かみごうばし)と国道17号新大宮バイパスおよび、上尾道路の宮前ICを結ぶ。地上区間は1.83キロ、高架橋区間は1.87キロで、総距離は3.70キロ。全線4車線の道路で、一部高架橋区間がある。西大宮バイパスは、新大宮バイパス・上尾道路の宮前ICから分岐するようになっているが、新大宮バイパスとは内回りは3車線の中央から分岐し、外回りは3車線の外側から合流するようになっている。地上区間は、中央分離帯と歩道は緑地帯が設けられている。高架橋区間は下に水路(滝沼川)が流れており、全区間に渡り下には水路が通っていて、その区間には側道が設けられている。この区間は高速道路並みの高規格設計(最高速度80キロ設計、但し速度規制は最高速度60キロ)であるが、開通当初から通行料は無料になっている。なお、ほぼ全区間に渡り高架橋区間には防音壁が設置されている。なお、交通規制の関係で、大型車は西大宮バイパスに入ると内回りは上江橋を渡り終えるまで、外回りは新大宮バイパスに合流するまで下りられないので注意が必要である。事業開始年度は1969年、都市計画決定は1971年12月10日となっているが、実際に工事が始まったのは東大宮バイパスの開通後となっている。東大宮バイパス開通後、国道16号の大宮市内(当時)は新大宮バイパスと一部共用とされ、三橋交差点までが共用区間とされた。その先の上江橋(かみごうばし)手前、JR川越線付近までは将来旧道となるため、埼玉県の管理区間に降格された(西大宮バイパス開通後は県道に降格)。この区間は交通渋滞が生じていた区間であるが、渋滞を避けるため、ドライバーの中には抜け道を走る者も少なくなく、生活道路も車であふれていた。特に、新大宮バイパスの日進南交差点から西方面の市道は同区間とほぼ並行して上江橋方面へ行けるため、同じように連日渋滞が生じていた。西大宮バイパスは、当時暫定2車線だった上江橋の増設(内回り部分の建設)とも一体で事業が進められたが、高架橋区間の建設に大変な時間(10年以上)を要している。これは、無料で供用する関係上、単年度予算が限られるため、少し建設してはまた次年度、という工事にならざるを得なかった為とみられる。なお、高架橋区間は1997年春に完成した。また、新大宮バイパスとのジャンクションとなる宮前ICの建設工事は、1995年から開始された。その当時、国道16号は川越バイパスの終点から大宮方面は2車線であったが、この区間の拡張は1997年から開始された(事業名は川越拡幅と呼ばれた)。上江橋の4車線化は1997年8月20日に完成している。川越拡幅は1998年6月19日に完成、西大宮バイパスも約4ヶ月後の1998年10月12日に開通した。なお当日午前中は開通式、供用開始は午後からであった。開通後は国道17号との共用区間は新大宮バイパスの起点になる吉野町IC〜宮前IC間とされた。(八王子方面)川越バイパス - 西大宮バイパス - 新大宮バイパス(柏方面)
出典:wikipedia
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