『Flash Back -B'z Early Special Titles-』(フラッシュバック・ビーズ・アーリー・スペシャル・タイトルス)は、日本の音楽ユニット・B'zがかつて所属していたBMGジャパン(現・アリオラジャパン)が1997年4月26日に発売したB'zの非公式ベストアルバム。事実上1枚目のベストアルバムとなる。4thシングル「BE THERE」でブレイクする以前のB'zの初期の楽曲を集めている。1stアルバム『B'z』からは5曲、2ndアルバム『OFF THE LOCK』からは9曲(表題曲を除いた全ての曲)、ミニアルバム『BAD COMMUNICATION』は3曲全てが、3rdアルバム『BREAK THROUGH』からは7曲が収録されている。収録曲全曲にリマスタリングが施されている。ほとんどの曲はオリジナルの音源が収録されているが、「STARDUST TRAIN」だけは何故かイントロのキーボードが省略されたものが収録されている。オリコンでは約99万枚とわずかにミリオンには届かなかったが、日本レコード協会からはミリオンセラーの認定を受けている。後述の権利問題により、肖像権の都合でメンバーの写真が使えないために、骸骨や龍などのCGイラストが歌詞カードなどに使われている。またレーベル面は塗装されておらず、アルバム名などが極小の文字で書かれているのみ。通常盤では2枚組専用のCDケースだが、初回盤では1枚専用のケースで2つに分かれていて、それを入れる紙製の箱が付いている。尚、発売元がソニー・ミュージックレーベルズに移管されているが、2014年現在本作は廃盤にはなっていない。非公認作品な為にB'zのLIVE-GYMのCD物販コーナーでは販売されていない事も多い。B'zメンバー並びに所属事務所へ承諾を得ずにリリースしており(→原盤権を参照のこと)、そのためB'zの公式HPのディスコグラフィーにも記載されていない。収録された楽曲の原盤権はビーイングとソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のアリオラジャパンがそれぞれ保有しているが、代表原盤権はアリオラジャパンにあるため、販売自体は問題がない(音楽出版権はビーイングが保有)。そのため、メンバーは発売後のインタビューやラジオなどで「知らない間に出てた」とコメントしている。メンバーは「最低限の仁義」として、購入を控えるよう呼びかけることはしなかった。なおB'z同様、当時BMGに所属していた栗林誠一郎・近藤房之助・坪倉唯子・B.B.クィーンズ等のBeingアーティストの80年代から90年代初期に発売された作品に関しても、Rooms RECORDS(現:VERMILLION RECORDS)設立に伴い発売元が移行されずに再発売されていない作品が多いが、これに関してもアリオラジャパンが代表原盤権を保有している関係で、現在でもコンピレーションアルバムやベストアルバムへの収録及び音楽配信が難しい。「BAD COMMUNICATION」がベスト盤『B'z The Best "Pleasure"』や『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』に原曲で収録されていないのは、そのような事情も含まれている。結果的に売れたことに対してはメンバーは必ずしも否定的ではなかったが、B'zが所属するビーイングでは本作に対する抗議として、ZARDのアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』の発売日を急遽変更する処置がとられた。結果、初動売り上げで20万枚の差をつけて『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』がオリコン初登場1位を獲得し、本作は2位となった。そして翌年、本作に対する対策として「初のオフィシャルベスト」と強調して『B'z The Best "Pleasure"』を発売することとなった(しかし、このベスト盤についてもメンバーはあまり乗り気ではなかった)。本作によって一時期B'z、およびBeingとBMGの関係が悪化することとなるが、2000年にリリースされた裏ベスト盤『B'z The "Mixture"』で表面上の和解はしている。2015年現在においても、本作は公式サイトのディスコグラフィーには掲載されていない。また、BMG時代の音源はiTunes Storeでは単独販売されておらず、これらをiTunes Storeで入手する場合は約2万円のBOXセット販売のみとなっており、現時点ではアートワークすらダウンロードできない。曲の解説やタイアップ等はB'zや他のアルバムで解説しているため省略する。
出典:wikipedia
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