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湯たんぽ

湯たんぽ(ゆたんぽ、湯湯婆)は、体を温めるために湯を入れて使用される容器で、古くから用いられている暖房器具の一つ。容器は金属や陶器、樹脂製などで作られる。手軽に使えるため広く用いられてきた道具であるが、温度を調節しにくいといった短所もある。湯たんぽは、熱源となる湯を注入、排出するための開口部とそれを閉じるための蓋を備えた中空の容器である。湯たんぽの素材は、古くは陶器・金属であったが、現代では樹脂製(ポリエチレン、プラスチック、天然ゴム、PVC)の容器なども使用されている。金属製、樹脂製のものは強度を確保するために表面が波型に加工されたものが一般的である。サイズも様々で、大型のものでは容量3.5リットル程度、ごく小型のものではポケットなどに入れて携帯できる容量150ミリリットル程度のものがある。大型のものほど長時間温度を保つことができるため、布団に入れるのに適している。小型のものは軽くスペースを取らないため、膝の上などに置くのに最適である。電気を使って熱をおこす「電気湯たんぽ」もある。これは熱媒体として湯の代わりに弱塩化ナトリウム水溶液が充填されており、これを電熱により加温して徐々に放散させるものである。基本的に、家庭用電源を利用するため電源コードが付いているが、パソコンのUSB端子を利用した小型の電気湯たんぽも登場している。電気を使うことで、湯たんぽの「面倒さ」「湯が必要」というデメリットを解消し、どこでも手軽に暖めることが可能となっている。やかんなどで加熱した湯を注いで栓をし、就寝時に布団などへ入れて暖房とする。体や足を暖めるほか、椅子の背もたれや膝・足先に置いて、足や腰をあたためられるため、ある程度「冷え症」を改善することもできる。高温の湯を入れる場合には、湯たんぽを完全に満たさなくてはならない。これは湯たんぽの内部に水蒸気および高温の空気が残っていると、時間とともにそれらが冷えて凝結、収縮することで内部の圧力が下がり、湯たんぽが変形または破損するおそれがあるためである。内部が湯で満たされていれば、湯が冷えて水になっても体積変化は無視できるほど僅かであるため問題はない。近年では、湯の量が少なくても湯たんぽが破損しないよう、空気を通すが水は通さない弁を蓋に備え、内部の圧力が下がるに従って外気を吸入し大気圧との釣り合いを取る構造の湯たんぽが発売されている。子供に使う際には、低温やけどを避けるため、風呂の湯を汲んで使用すれば、充分に布団を暖めることができる。湯たんぽは徐々に熱を放出し冷えていくが、布団に入れて使う場合は体温と(厳密には、体温によって暖められた布団内の空気と)熱平衡状態となればそれ以下の温度には下がらない。このため使用後の湯を利用して、朝にほんのり温かい水で顔を洗ったり、観葉植物に温かい水をやったり、洗濯に利用することもできる。飲み水や料理に使うのは、金属などの素材が溶け出している可能性があるため、非推奨である。なお、夏には氷水を入れて、あらかじめ布団に入れておけば、ひんやりと涼しく寝ることができる。柔らかい塩化ビニール型であれば、氷枕にすることもできる。湯たんぽを使用する際には、やけどを防ぎ、保温力を長時間に高める「湯たんぽ用カバー」を利用することが推奨される。蓋を無意識に取ってしまい湯を漏らすのを防止でき、漏れた際にも被害を最小限にできる。カバーを使用しないと1~2時間ほどで冷めてしまうが、カバー使用することで3~4時間ほど温かく保つことができる。さらにバスタオルや布団などで包めば、5~8時間程度ほど温かく保つことができる。中国では唐の時代に「湯婆」(tangpo)として存在していたとされる。「婆」とは「妻」の意味であり、妻の代わりに抱いて暖を取ることを意味している。「湯婆」のみで湯たんぽを表すが、そのままでは意味が通じないために日本に入ってから「湯」が付け加えられ「湯湯婆」となったとされている。日本では室町時代に使用されており、栃木県日光市の輪王寺に、徳川綱吉が使用したという犬型の湯たんぽが存在している。古くは陶器製が主で、金属製のものが現れたのは大正期以降である。戦時中は金属が貴重となったため、陶器製のものが使われるようになった。現在ではプラスチック製やポリ塩化ビニル製のものが湯たんぽの主流となっているが、金属やプラスチック製と違い、陶器製は保温性が良く遠赤効果があるとされている。1990年代になってから、保温性の高い液体をプラスチックの容器内に密閉し、電子レンジで加熱することにより湯水の出し入れをしなくてもよいものが登場したが、加熱のし過ぎによって容器が破損し、内部の高温の液体が漏れ出して火傷を負う事故があったため、メーカーのADEKAが利用者に商品の回収を呼びかけている。2007年(平成19年)からは原油価格の高騰によって省エネルギー性が注目され、商品数・売上が増加している。。また、停電の際の暖房としても注目され、デザインの工夫などにもよって新たに利用する人も増えている。昭和時代前後は、就寝時に用いた湯たんぽの湯を翌朝の洗顔に利用していた家庭もあった。

出典:wikipedia

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