りゅうこつ座(りゅうこつざ、竜骨座、Carina)は、南天の星座の1つ。α星は、全天21の1等星の中で2番目に明るく、カノープスと呼ばれる。α星カノープス以外にもβ星、ニセ十字を構成する星など、明るい星がかなり多いが、南天の比較的高緯度にあるため、西日本で北の端がわずかに見える程度である。一方、南半球では華やかに夜空を彩り、みなみじゅうじ座やケンタウルス座らと共に代表的な星座となっている。ほ座のδ星とκ星、りゅうこつ座ι星とε星を結ぶと十字架の形になるので、これらの星たちはみなみじゅうじ座と見誤りやすい。このためこの4星を「ニセ十字」と呼ぶ。またニセ十字とみなみじゅうじ座の間に「Diamond Cross」というアステリズムを有する。1等星のα星(カノープス)以外に、β星、ε星、ι星の3つの2等星がある。1756年出版の、フランス科学アカデミーの1752年版『紀要』に収められたニコラ・ルイ・ド・ラカーユの星表の中で、アルゴ座の一部分の名称として "Corps du Navire" (船体) と書かれたのが始まりである。ラカーユ死後の1763年に出版された星表 "Coelum australe stelliferum" では、"Argûs in carina" (アルゴの竜骨) とされた。アルゴ座はあまりに巨大すぎたため、1922年に国際天文学連合が現在の88星座を定めた際に3つに分割された。りゅうこつ座は、このアルゴー船の「竜骨」の部分に相当する。ラカーユは、上述の星表の中でアルゴ座の明るい星にバイエル符号同様のギリシャ文字を割り振った。その符号が国際天文学連合による分割後も引き継がれたため、りゅうこつ座には、α星、β星、ε星、η星、θ星、ι星、υ星、χ星、ω星があるが、γ星やδ星などはない。
出典:wikipedia
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