猫ちぐら(ねこちぐら)、猫つぐら(ねこつぐら)とは、新潟県および長野県産の稲わらを編んで作った猫用の寝床の一種。新潟県関川村、秋山郷(新潟県津南町と長野県栄村)、新潟県長岡市小国町の民芸品である。関川村では「猫ちぐら」と呼び、秋山郷および長岡市小国町では「猫つぐら」と呼ぶ。猫ちぐらの原型は、人間のあかんぼう用に藁(わら)で編んだゆりかご「つぐら」。つぐらにあかんぼうを入れて田んぼのあぜ道の目の届くところに置き、農作業をしながら子どもをあやしていたが、それがいつの間にか飼い猫にもつくってあげるようになった。村の古老の記憶では、大正時代にはすでに猫ちぐらがあったという。猫ちぐら(猫つぐら)1個を作るために、製作に要する日数は約1週間。使用するわらはコシヒカリ約20把である。江戸後期には江戸でも用いられていた。深川江戸資料館に再現されたものは猫が上から出入りするようになっており、横の口は覗き窓となっている。現代になって猫用に作られたちぐら(つぐら)は、かまくら型のものが一般的に認められ、広く行き渡っている。また、製作者の創意により種々の形状があり、屋根に開口部を設けた傍系も存在する。猫は暗いところ、狭いところに入り込む習性があるため、猫ちぐら(猫つぐら)を与えられると自分から喜んで入るという。
出典:wikipedia
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