『ヘビーメタルサンダー』は、スクウェア・エニックスから発売されたPS2用ゲーム。ジャンルは「人生を格闘するゲーム」。多数の著名人が参加している。ゲーム内容はロボットをカスタムして戦う格闘ゲーム。三すくみの関係にある「ストライク」「グラップル」「ガード」の三つの指令と、必殺技にあたる「ビート」を用いたコマンド入力式のシステムを採用している。ジャンケンのルールをベースとしたシンプルなもの。タイアップとしてバラエティ番組『ヘビメタさん』が放送されていたが、同番組はスクウェア・エニックス社の一社提供番組であったため、番組の途中に「ヘビーメタルサンダー」のCFが毎回流された。CFはゲームにも出演している小野ヤスシが赤ジャケ刑事に扮してゲームの謎を解き明かすという全10話のドラマ形式になっていた。他出演者は劇団☆新感線の右近健一や長尾奈奈が出演している。このCFは現在でもゲーム公式HPで閲覧することが可能。プロデューサーを務めた安藤武博は本作について、自分にとっての自信作でありその経験が次の商品開発に繋がった面もあったとしつつも、商業的には失敗して莫大な赤字を出したことを明かしている。西暦2980年。世界はロボット技術の勃興が引き起こした「ヘビメタ革命」によって、大きく様変わりしていた。最新鋭無限エネルギー「笹野ドライヴ」を内蔵した全長30cmのロボットを互いに戦わせる次世代ファイティングゲーム「ロボットレスリング」略してロボレスが大流行し、世界を熱狂の渦に巻き込んでいた。ヘビメタ振興モデル都市はがね町のはがね中学校に通う主人公、秋葉原デンキは15歳の誕生日に、失踪していた父親・秋葉原ヘイワードから10年に1度のアタリモデルである「最高機種」のロボレスロボを受け取り、同時にデンキはロボレス界最強のリーグ「タイタンファイト」に勝手にエントリーされてしまう。1敗でもすれば生涯奴隷生活の待つオール・オア・ナッシングの戦い。デンキは「テレビに出たい」という軽い気持ちで戦いに臨むが、その先には過酷な運命が待ち受けていた。この物語は、終わりなき戦いの「ナントカの輪」に巻き込まれ奮闘する少年の、25年間の人生録である。このゲームでは「ロボレス」で対戦することで物語を進める。戦闘では「ストライク」「グラップル」「ガード」「ビート」の四つのコマンドを互いに選択する。このうちビートを除く三つはという三すくみの優劣関係があり、この要領でターンごとにじゃんけんのように勝敗を決め、「勝った」方の攻撃のみが有効打となる。「負けた」方のコマンドは無効となり、そのターンは攻撃不可となる。なお、一定時間内にコマンドを入力できなかった場合は強制的に「負け」となる。「引き分け」の場合は、これを制限時間内で繰り返し、相手の体力ゲージを0にすれば勝利。試合は3ラウンド制(1R=99カウント)。ただし途中経過にかかわらず、一度でも相手をKOすればその時点で勝敗が決定する。3R終了後に双方の体力ゲージが残っていた場合は、その時点でゲージ残量の多いほうを勝利とする。ラウンドの間にはインターバルの時間があり、連打で体力ゲージを回復できる「ロボット修理」と、「技セット交換」をすることができる。「ビート」コマンドを選択することによって出せる必殺技。通常攻撃よりもダメージが飛躍的に高い、相手にバッドステータスを付与する、HEATゲージも上昇しないため理論上は連発可能という多くの長所を持つが、「ビート」コマンドは相手の「ストライク」「グラップル」に負けるため潰されやすく、確実に出すことができるのは相手のビート時・ガード時・オーバーヒート・時間切れのいずれかの時に限る。ビート技が発動した場合、相手との連打勝負を行い、一定以上ゲージを溜めれば発動成功となる。ただし、相手も連打によりゲージを溜める事が出来るため、競り負けると相手にビート技を出される場合もある。なお連打勝負で発動に失敗すると無条件でオーバーヒートする。なおビート技は各ロボごとにレベル1~4の計4つがあり、発動時のシンクロレベルによって出せる技が変化する。ただし一度ビート技を出すとシンクロレベルは1に戻る。また、レベル4のビート技だけはファイターごとに固定となっている(なお、レベル4の技には特殊効果は付与されない)。このゲームに登場するロボは感情を持っており、コマンド入力時に「相手に勝てる」コマンドを指示する機能を搭載している。ロボの薦めるコマンドは画面上でクローズアップされ、一目で分かるようになっている。ロボの指示に従って戦うと「シンクロレベル」(レベル1~4)が1上昇(上がらないこともある)、逆に従わなければ1減少(下がらないこともある)し、ロボの能力や発動できるビート技の数に影響を及ぼす。ロボの指示は100%的中するので、理論上は震えているコマンドを選び続ければどんな状況であれ勝てるが、選択と同時にHEATゲージも上昇するので、調整も必要である。ロボの指示に従い続けると、シンクロレベルの上昇と同時にHEATゲージが上がる(「ガード」「ビート」は除く)。HEATゲージが高いほど攻撃力は上昇するが、ゲージが満タンになるとロボがオーバーヒートし、1ターンの間コマンドを入力できず、相手に攻撃されるがままとなる。オーバーヒートを防ぐためには、ロボの指示から逆算して意図的にあいこに持ち込むなどし、HEATゲージを調節する必要がある。また各ラウンド毎に一本、HEATゲージを50%減少させる「クールダウンボトル」が支給され、好きなタイミングで使用することができる。(オーバーヒートの瞬間に使えば、オーバーヒートを無効にすることも可能。また、使わなかったボトルは次ラウンド持ち越しとなる)ロボは全身を覆う「プロテクタ」と、骨格にあたる「ユニット」、そして通常技とビート技の組み合わせが記録された「技セット」のパーツからなる。プロテクタは攻撃を重ねることで破壊することができ、またプロテクタを着けずにユニットだけで戦闘することもできる。プロテクタによってHP・防御性能を、ユニットによって攻撃性能・放熱性能を高めることができる。なお、ストーリーモードでは相手のプロテクタを破壊して勝利するとファイトマネーにボーナスが入る。逆に自機のプロテクタが破壊されると戦闘終了後に追加で修理費を支払う羽目になる。秋葉原デンキを主人公とし、タイタンファイトを戦い抜くモード。全部で8つのTRACKを、各地のカンペオンと連戦しながらクリアしてゆく。語られていない裏設定を閲覧できるモード。ストーリーバトルの進行状況に応じて少しずつ項目が開かれる。以下のモードは、ストーリーバトルのエンディングを見ると選択できるようになる。ストーリーバトルの続き(?)を遊ぶことができるモード。デスアイランド工場長の陰謀により、デンキに敗れた元カンペオンを始めとする者達が(何故かサモンなど、タイタンファイト未参加者も選択できる)タイタンファイトに再参戦し、「ヘビーメタルサンダー」の名を受け継いだデンキを倒すべく、各地のタイタンファイター達を第31位から順番に倒して行く。ストーリーバトルとは以下の相違点がある。作中のBGMを聞くことができる。但しSEX MACHINEGUNSによるテーマソングを始めとするボーカル付きの楽曲は、「ザ・サモーンズ」の物を除き収録されておらず、それらはサウンドトラックを聴くほかない。
出典:wikipedia
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