『バンジョーとカズーイの大冒険2』(バンジョーとカズーイのだいぼうけんツー)は、レアが開発、任天堂が販売したNINTENDO64用アクションゲームである。英語での名称は "Banjo-Tooie" だが、日本語訳が「バンジョー次」となり語感が悪いため、日本ではこの名称に変更されて発売された。当時としては珍しいドルビーサラウンドを搭載し、ワイド表示(スクイーズ)にも対応していた。2009年にはマイクロソフトよりXbox 360のXbox Live Arcade対応ソフトとしてネットワーク配信・販売が開始された。前作『バンジョーとカズーイの大冒険』にて、バンジョーとカズーイは宿敵・グランチルダと戦い、大岩に生き埋めにする形で倒してから2年が過ぎた。グランチルダを封印している大岩は、部下であるクランゴがどかそうとしていたが、2年の歳月をかけても動かなかった。一方バンジョーとカズーイは、クルクルやまのふもとの自宅でボトルズおよびマンボを相手に、トランプを使った賭博を行っていた。ゲーム展開が不利になったバンジョーとカズーイだが、カズーイはマンボとボトルズを「グランチルダが帰ってきた」と騙し、気をそらしてチップを盗んだ。その直後、突然大きな地震が発生し、巨大なドリルマシンがクルクルやまのふもとの壁から現れた。マシンの中から2人の魔女・ミンジェラとブラウベルダが降りてくる。彼女達は姉であるグランチルダを助けるためにやってきたのだ。先ほどの地震に不安を覚えたバンジョーたちだが、マンボが様子を見に行く。そこで見た光景は、2年間動かなかった大岩がミンジェラとブラウベルダの魔法で破壊される光景だった。そして、出てきたのは、骨だけになりながらも生きながらえていたグランチルダだった。グランチルダの復活——これを知らせるためマンボはバンジョーの自宅へ戻るのだが、ミンジェラに気付かれたことで、復讐に燃えるグランチルダから追われることになる。マンボはどうにかバンジョーの自宅へ戻り、グランチルダが今まさに魔法で攻撃してくることを知らせ、みんなを避難させようとするが、ボトルズはまた騙されると思い込み、避難しようとしなかった。その直後、ボトルズを残したまま、本当にグランチルダの魔法がバンジョーの自宅を貫いてしまう。その後、グランチルダ達はドリルマシンに乗って出てきた壁へと消えていってしまった。翌朝、無事だったバンジョー逹は壊された自宅の前に戻ってきたが、ボトルズの姿が見えない。すると自宅の中から真っ黒焦げになったボトルズがふらふらになりながら出てきて、その場で力尽きてしまった。バンジョーとカズーイはマンボと共に、ボトルズの敵討ちをするためグランチルダ逹を追いかける冒険に出発する。前作からの主要キャラクターについてはバンジョーとカズーイの大冒険の項目も参照。なお、今作は前作にいたチューティとブレンチルダは登場しない(ただし写真はゲーム内にいくつかある)。以下のアクションについては前作を参照。ただし、後述の新アクション「セパレート」中に出来ないものもあるので、それについては各個解説していく。前作のアクションは全て最初から使える。ただし、前作にあったツメツメパンチは今作ではくちばしこうげきに変更されているため、登場しない。○印はマンボ・ジャンボも使えるアクション。前作では静止状態でBボタンを押すと「ツメツメパンチ」が使用できたが、今作では使用できない。このアクションの代わりとなる「くちばしこうげき」については後述。カッコ内は教わる場所。特記がない場合はジャムジャーから教わる。くちばしこうげき以外は前作と同じく、教わらなければアクションを使えない。アクションを教わるには、基本的に一定のオンプが必要。○印は本編にてマンボ・ジャンボも使えるアクション。●印はオンプが不要。フンバ・ウンバによって変身できるものの一覧。前作では基本的に無かった「攻撃手段」がつき、原則Bボタンで行う。前作では変身したままステージから出て一定の範囲内を動くことができたが、今作ではそれができなくなっている。また、前作では即死以外のダメージゾーンを無効化できたが、本作ではダメージを受けるケースが多い。マンボを操作している状態で、ステージ内にある「マンボパッド」の上でBボタンを押すと発動する。場所によっては条件が揃っていないと使用できない。マンボパッドには役目を終えると消滅するものと何度でも使用可能なものが存在する。ザコ敵の名前はほとんど明かされていないので、判明しているもののみ挙げる。なお、今作のザコ敵は倒しても一定時間で復活する。すでに紹介したキャラクターについてはここでは紹介しない。タマゴや各種ハネは、特定のチートによって所持限度を増やすことも可能。今作は「残機」の概念がなくなり、体力がなくなったり谷底に転落したりしても人数が減らなくなったため、前作にあった1UPがなくなった。英語版の名称は Spiral Mountain 。このゲームのスタート地点。バンジョーの家やグランチルダのとりでがある。グランチルダに壊滅させられてしまった。なおBGMは前作のものを短調にアレンジしたもの。ステージ内の主なエリア英語版の名称は Isle O' Hags 。グランチルダら魔女達の本拠地。とても広く、荒涼としている。「神殿」「高原」「林」「崖」「荒地」「沼地」の6つのエリアとジンジョーむらの7か所から構成される。各エリアにはドリルマシンが通った跡が見られる。各ステージへの入口はすべてマジョあいらんどにある。前作のグランチルダのとりで同様、ステージの入口付近ではBGMがそのステージの雰囲気に近いものに編曲される。ステージ内の主なエリア英語版の名称は Mayahem Temple 。本作で最初のステージ。たくさんの遺跡と原住民が印象的。前作をクリアしたことを前提としているので、最初からそこそこ難易度が高い。「ストーニー」と呼ばれる生物になってのキックボールや、巨大な像「ゴールデン・ゴリアテ」を操作するイベントもある。ステージ内の主なエリア英語名は Glitter Gulch Mine 。鉱山のステージ。採掘のために掘られたと思われるたくさんの小部屋や、様々な用途の小屋が至る所にある。採掘のためのトロッコのレールがステージ全体に渡って敷かれており、地下ではあるが内部は広くかなり入り組んでいる。中には毒ガスが発生しているエリアもあるため探索には注意が必要。このステージからシュッポーが登場。ステージ内の主なエリア英語名は Witchyworld 。グランチルダが経営している遊園地。安全性が最悪だったため閉鎖されており、役人に賄賂を渡さないと入れない(実際は他のステージと同じ手順で入れる)。危険な遊戯施設が数多くあるほか、襲ってくる従業員、来客を捕まえて見世物にする非常識な体制、一般人が通行するには危なすぎる溶岩地帯、電源の入っていないアトラクション、不健康な食べ物とそれを販売する不衛生な店員にあふれており、健全なテーマパークではない。ステージ入口付近には「すべてのアトラクションをクリアして生き残ればファンクラブに入会できる(現会員数0名)」「スリなどの盗難に関しては一切責任を負わない」という旨が書かれたヒントボードもあるが、ファンクラブやスリに関係するイベントはない。ステージ内の主なエリア英語名は Jolly Roger's Lagoon 。ジョリーのパブ、ポウノの骨董品屋、ブラバーのレンタル屋の3軒の店があり、ダブルンという独自の通貨が流通している。また、プールもあるが、グランティさんぎょうから垂れ流された汚水によって入ることができなくなっている。海の底には「アトランティス」と呼ばれる遺跡群がある。ここの水にマンボの魔法をかけると酸素を大量に含むようになり、溺れなくなる。また、巨大な魚がいる水域や大量にロッカーが転がっている水域もある。ステージ内の主なエリア英語名は Terrydactyland 。たくさんの恐竜がすんでいるステージ。プテラノドンのテリーがバンジョーに卵泥棒という無実の罪を着せて襲ってくる。他にも、チョンパザウルスやディッピーなどの恐竜が登場。テリーの巣に行く途中でテリーが攻撃をしてくる。ステージ内の主なエリア英語名は Grunty Industries 。グランチルダが経営する悪の工場。石油や海水を勝手に運び入れて毒物を大量に製造し、排水をジョリーのリゾートに垂れ流している。通常の従業員が使えないエレベーター・通風孔など通行に適していない場所を使ったフロア移動・電池をセットしないと開かないゲートなど、不十分な整備が多く、不潔な環境で従業員を無理矢理働かせている。しかし警備だけは異常なほど行き届いており、最初は正面から入ることができないほか多くの部屋には監視カメラによる迎撃体制が敷かれている。倉庫には衣類を示すイラストが描かれたダンボールが大量に積まれていることから、表向きは衣類を製造している工場である可能性が考えられる。ボスのウェルダーの発言によると、スタッフのルールブックには「ビルの中にクマ(バンジョー)を入れてはいけない。」と書かれているらしい。ステージ内の主なエリア英語名は Hailfire Peaks 。表側が火山で、裏側が雪山という不思議な山。ホットサイドには溶岩の海が、アイスサイドには氷の海が広がっており、慎重な操作が要求される。潜入すると頂上に住んでいるドラゴン達から炎や氷で攻撃されるため、倒すまではまともに探索も出来ない。ユキダマ状態でホットサイドを移動しなければならないなど難度も高い。BGMのイメージはホットサイドとアイスサイドとで変化する。また、スカイぱらだいすからはこの山々の様子がよく見える。ステージ内の主なエリア英語名は Cloud Cuckooland 。マジョあいらんどの他のステージを見下ろせるほどの高さに浮かぶ、多数の小島の集合体。中にはチーズやゴミ箱も浮かんでいるほか、前作で登場したザバスもここに住んでいる。終盤は暗い雰囲気のステージが続く中、ひときわ目立って開放感のあり明るくにぎやかだが、転落すれば一撃死であり、空を飛ぶにも警戒が厳しいため、難易度はかなり高い。ステージ内の主なエリア英語名は Cauldron Keep 。最終ステージ。グランチルダの本拠地で、ここの屋上で最後の対決をすることになる。また、階下にはテレビのクイズ番組のようなセット設備があり、このゲームの最後のミニゲームである「タワー DE クイズ」が開かれる。ステージ内の主なエリア本作でプレイできる対戦モードは、本編のミニゲームを流用したものとなっているものがほとんどだが、ルールは専用のものが使われる。ここでは対戦仕様のルールを記述することとする。基本的にコンピューター操作キャラなどはいないため、参加したプレイヤー同士のみでの対戦となる。詳細を設定した上で個別にミニゲームを指定する勝負と、複数のミニゲームの総合成績で優勝を決める勝負が可能。このゲームには普通にゲームを進めていくだけでは遊べない仕掛けが用意されている。内容は、オープニングで殺害されたボトルズの魂が悪魔となってバンジョーに取り憑き、近くにいる敵キャラクターをコントローラー2で操作可能な、いわば「2人同時プレイ」モードであった。バンジョーを中心として周辺にいる敵キャラクターをレーダーで映し出し、それを見ながらプレイヤー2は敵キャラクターを巧みに操りながらバンジョーの冒険を妨害することができる。妨害するかはプレイヤー2の自由であるため、操作次第では難易度の大幅な上下が可能である。操ることが可能なのは基本的に雑魚キャラクターのみで、ボスがいるフロアでは一時的に悪魔ボトルズは消滅してしまう。例外としてミンジェラやブラウベルダは雑魚ではないが操ってクイズに参加ができる。ただしデバッグが十分に行われてはおらず、なおかつプロアクションリプレイなどを使う必要性がある。ただし普通にゲームをプレイしていても、前述の「タワー DE クイズ」の解答選択肢にランダムで表示されるキャラクターの顔グラフィックに、この悪魔ボトルズが出てくることはある。
出典:wikipedia
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