ピアノ五重奏曲(ピアノごじゅうそうきょく)変ホ長調作品44(独:Klavierquintett Es-Dur op.44)は、ロベルト・シューマンの代表的な室内楽作品である。多くのピアノ五重奏曲と同じように、ピアノと弦楽四重奏(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)のために書かれている。この作品は、『室内楽の年』として知られる1842年の9月から10月にかけてのわずか数週間のうちに作曲された。妻のクララ・シューマンに献呈している。ごく初期のピアノ四重奏曲を例外として、シューマンはそれまで室内楽作品を一曲も完成させていなかったが、突如としてこのジャンルに集中し、同年中に3曲の弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲を作曲している。初演は翌1843年1月8日、ライプツィヒにて行われた。クララ・シューマンがピアノを担当した。日本初演は1907年12月14日、東京の奏楽堂にて。R.v.コイベル(ピアノ)、A.ユンケル、H.ハイドリッヒ(ヴァイオリン)、幸田延(ヴィオラ)、H.ヴェルクマイスター(チェロ)による。この作品は典型的な4楽章の組み合わせで書かれている。シューマンの室内楽曲の中では演奏される機会は多く、人気も高い。ちなみにリストはこの曲をシューマンの家で聴いているが、全く気に入らなかったらしく、「あまりにライプツィヒ的すぎる」と斬り捨てている。この発言をきっかけに、シューマンはリストに対して距離を置くようになる。
出典:wikipedia
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